『ライセンス・トゥ・ウェディング』

2008年07月01日 23:11

〔米〕LICENSE TO WED (2007年)
監督:ケン・クワピス
脚本:キム・バーカー/ティム・ラスムッセン/ヴィンス・ディ・メッリオ
ロビン・ウィリアムズ/マンディ・ムーア/ジョン・クラシンスキー/クリスティーン・テイラー/エリック・クリスチャン・オルセン/ジョシュ・フリッター/デレイ・デイヴィス/ピーター・ストラウス/グレイス・ザブリスキー/ロクサーヌ・ハート/ミンディ・カリング

熱々カップルで喧嘩もしたことが無いベンとサディ、交際は順調で、とうとうベンはプロポーズ。子供の頃から地元の教会で結婚式を挙げるのが夢だったサディは、ベンを連れて教会を訪ねた。教会は予約が一杯で、3週間後に偶然空きがあるという。急ぎ予約をしてしまったベンとサティだったが、その僅かの間に、教会のフランク牧師考案の『結婚準備講座』を受けなくてはならないという。式の準備で慌しい中、2人は風変わりな講座に出席するが、思わぬ難関を突きつけられて奮闘する羽目になる。2人の相性は抜群なのか?果たしてこの難関を合格できるのか?

物語は普通だと思うが、細部が余りにも荒唐無稽。これはちょっと・・・、物語の枠に寄りかかりすぎて詳細を無視しすぎかな?と思われる。フランク牧師の考えはまぁ解る、『結婚準備講座』の意義も解る。必要性を感じるか、事実としてあり得るか?というのはまた別の問題。大体映画の中の講座内容がね、全く実が伴っていなくてはちゃめちゃなだけ、というのが観ていて疲れる。
30年分の結婚生活を3週間で経験させて、2人の相性を確認する・・・それ自体が『人間』と『社会』を度外視した夢物語だよねぇという気にさせる。確かに30年間の結婚生活の間に、お定まりの離婚コースを辿るカップルもあるだろう。ただどんなに幾多の問題が『ありがち』に見えたとしても、それは経験という基盤の上に成り立っているわけで、誰かが画策した騒動で経験できる単純なものではないだろう。それに一時の経験なんて、あっという間に忘れ去られてしまうもので、若さと愛情という熱意で難関を乗り切るベンとサディにも、いずれ惰性と怠慢による別れが訪れるかも?結果、牧師様の奮闘虚しく、無駄な事に心血注いでるなぁ・・・としか思えなかったのだ。
ラストの展開は詳細度外視の集大成、余りにも・・・で陳腐にすら感じる。大体なんでフランク牧師は、サディに旅行に行くように薦めたんだ?全くその主旨が見えないが、映画としてはわかる。現実感の無い旅先での大団円の方が盛り上がるしね。その場に来られるはずの無い人まで旅先に現れてるし、どうやって式の準備をするんだろうとか、そういう、詳細度外視しても面白ければ良いという適当さが、結果として興醒めに繋がってしまうのではないかと。正直、子供騙しのアニメのほうがまだ、ディティールにこだわっていると思う。
まぁね、結局単なるロマ・コメだから、役者が楽しめれば良いか?という事でM・ムーア(笑)と言いたいところだが、最近似たような役ばかりなので多少飽和気味。ふっくら体系からムッチリ体系になりつつある彼女、そろそろ新たなイメージへの脱却を狙って欲しいところ。
で、意外なところで拾い物・・・者?ベン役のJ・クラシンスキーってのが良い。全く持って繊細な美男子とは程遠く、どちらかと言ったらパーツ凝り過ぎコメディ顔なのだが、なかなか個性的で、時折ちょいと素敵に見える感じも良い。背も高いしスタイルも良いので、後ろから見ればかなりの美形。繊細な美形には余り興味が沸かない私、こういう愛嬌のあるタイプが好きなのだ(笑)。
という事で、過去の出演作を調べてみたら、あらら・・・『ドリームガールズ』(どこ?どこに?マネージャーみたいのいた?)、『ホリデイ』(キャメロン・ディアスの部下だね!)、『ジャーヘッド』(いたような・・・いないような・・・でも出演していそうな・・・)、『愛についてのキンゼイ・レポート』(いやもう全く記憶に無い)。という事で、日本で拾える作品はほとんど観ていた、私の鑑識眼なんて所詮その程度か(笑)。次作ではジョージ・クルーニーの新作『Leatherheads』が控えている。クルーニー久々のコメディ作!という事で大変楽しみにしていたのだが、更に期待が膨らんだ♪

ライセンス・トゥ・ウェディング 特別版ライセンス・トゥ・ウェディング 特別版
(2008/06/11)
マンディ・ムーアジョン・クラシンスキー

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ぽすれん『ライセンス・トゥ・ウェディング』紹介

『恋とスフレと娘とわたし』

2008年06月02日 22:45

〔米〕BECAUSE I SAID SO (2007年)
監督:マイケル・レーマン
脚本:カレン・リー・ホプキンス/ジェシー・ネルソン
ダイアン・キートン/マンディ・ムーア/ガブリエル・マクト/パイパー・ペラーボ/トム・エヴェレット・スコット/ローレン・グレアム/スティーヴン・コリンズ/タイ・パニッツ/マット・シャンパーニュ/コリン・ファーガソン/トニー・ヘイル/メアリー・パット・グリーソン

心配性でお節介焼きのダフネは、女手1つで娘3人を育ててきた。上の2人が次々と幸せな結婚をした後、残るは末娘ミリーただ1人。ケータリングの会社を運営するしっかりもので料理上手なミリーだが、男運は全く無し。心配したダフネは、お相手募集の広告をインターネットに掲載、自らが面接をして相手を選び出す事にした。

D・キートンの多彩ぶりがまず良い、と言っても、最近こういう役柄が多い気もするが。中でも、本作のダフネは最強キャラだろう(笑)。色々な感想を見てみると、『ダフネがうざい』という意見がやたらと多かったが、この話、ダフネがうざくなければ始まらないでしょ(笑)。あのダフネだから、映画が面白くなる。もしもっと控え目なダフネだったら、ラストの愛の告白の効果も半減してしまう。これは正に『将を射んせばまず馬を射よ』を地で行く映画なのだ(笑)。
さて、そんなダフネのお眼鏡に叶ったジェイソンだが、『ラブレター』で年上の主人公に惚れる大学生を演じたT・E・スコット。あの時は、なんともモッサリした田舎臭い感じの兄ちゃんだな〜と思ったものだが、こんなところで再会できるとは(笑)。まぁ、やはり、『美形』という形容には大いなる疑問は感じるが、背も高いし、スタイルも良いし・・・良いし・・・。しかし何とも可哀想なのが、日本版、海外版、双方の予告編から、ジェイソンの存在が抹殺されている事。あれは酷いわ。
見ようによっては、アクが強くかなり近寄り難いおばさんを、実に嫌味なく高感度すら抱かせる演技で消化してくれいてるD・キートン、それに対するは末娘ミリー。やっぱり可愛いわ〜、M・ムーアが(笑)。何故かとても大好きなM・ムーア、最新のアルバムまで入手しちゃったもの♪
近寄り難いほどの美人じゃないところが良いのか、あの小鼻を膨らませる演技が良いのか(笑)。とにかく、表情が豊か過ぎるほどなのが見ていて楽しくなる女優だ。今回も、屈託の無い末娘を高感度たっぷり、かつコミカルに演じていて、個人的には大変満足。
そんな訳で、憎めない母娘の心温まるコメディ&ドラマを楽しみつつ、どうなるのかしら〜?なんて、ラストの想像はほぼ100%付きつつも、表情がクルクル変わるM・ムーアが可愛いわ〜なんて、D・キートンのファッションが素敵だわ〜なんて、およそ可能な限りこの映画を楽しんでいたのだが、ラスト付近でようやく気が付く・・・それにしたって、ミリーってばちょっと悪女じゃない?
個人的には、情緒的薄ら馬鹿的二股関係は心底軽蔑するものであるが、正直言ってしまうと、ミリーの取った行動は解らなくも無い。過去の恋愛遍歴から考えると、突然目の前に現れたタイプの違う良い男2人、試してみなくちゃ解らないよねぇ?
私自身はミリーのように羨ましい立場に立った事は無いが、一生の内に1度でもあんなラッキーが巡ってきたら(笑)、ミリーのように振舞うかも?とは言え、根本的に愛情が2分割出来ないタイプなので、ミリーほどまではドツボにははまらないだろうな。愛情が無い相手に馴れ馴れしくされると、嫌悪感が発生するタイプなので(笑)。いやしかし・・・私も最近大人になったか・・・?
などという、私の恋愛観念はどうでも宜しいね。D・キートンは流石の芸達者だったが、これ以上やると・・・?というギリギリのラインまで到達した感もある。それでもやはり、中軸で上手い事作品をまとめてくれている。ミリーという若い華に加えて、ジョナサンとジョニーという良い男の競演、小気味良い会話のテンポも心地良い。デート・ムービーにはなり得ないだろうが、仲の良い母と娘が、それこそ一緒に楽しめる作品ではないだろうか?親子間の会話がちょっと、控え目な日本ではあり得ないぐらい過激ではありますが(笑)。

恋とスフレと娘とわたし デラックス版恋とスフレと娘とわたし デラックス版
(2008/03/21)
ダイアン・キートンマンディ・ムーア

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『最後の恋のはじめ方』

2008年04月19日 23:16

〔米〕HITCH (2005年)
監督:アンディ・テナント
脚本:ケヴィン・ビッシュ
ウィル・スミス/エヴァ・メンデス/ケヴィン・ジェームズ/アンバー・ヴァレッタ/ジュリー・アン・エメリー/マイケル・ラパポート/アダム・アーキン/ケヴィン・サスマン/ジェフリー・ドノヴァン/ロビン・リー/ポーラ・パットン/マット・マロイ/デヴィッド・ワイク

デート・コンサルタントのアレックス・ヒッチは、恋に悩む男達に独自倫理を伝授して幾つもの恋を助けてきた。そんな彼に、最大の難関が舞い込む。余りにも冴えない会計士アルバートが、自信の顧客でもある億万長者で噂のセレブ、アレグラの気持ちを射止めたいという。その契約と同じ頃、ゴシップ誌の記者サラと知り合ったヒッチ。しかしサラが、アレグラに突然浮上した新しい恋の相手アルバートに興味を持ち始めた事から、ヒッチは彼女に大きな秘密を抱える事になる。

正直言って、大した物語でも無い。とりわけ主役ヒッチとサラの恋模様がいまいち釈然としない。恋の達人であるはずのヒッチだが、その過去を描いた部分からは、たった一度の恋に破れたがために、倫理的に恋愛を追及したというニュアンスが感じられる。その時の傷を今もまだ引きずっているというなら、彼の『恋の実践』はかなり経験値が低いはずだ。
まぁそれは置いておくとしても、『男よりキャリア』と虚勢を張っているサラが、余りにもあっさりヒッチに落ちるのも納得が行かない。恋の始まりがあっさり過ぎるので、その後のサラの行動や考えの変化が陳腐に見えてしまって、なんだか釈然としない。この2人の恋愛模様を、どう見せたいのかかハッキリしていないように思うのだ。反してアルバートとアレグラの恋は、ポイントはハッキリしているものの、余りにもステレオタイプで添え物的。
なのだけど〜、役者が良いとこうも違うのかと(笑)。単純だろうか?いえ、良いのです、だってそう感じたんだも〜ん!主演のW・スミスは勿論、冴えない男アルバートを演じたK・ジェームズ、サラ役のE・メンデス、アレグラ役のA・ヴァレッタなど等、青春ロマンス、20代のロマ・コメには無い、30代の大人の恋、しかもちょっとキュートでなんだか不器用な姿を、割かし爽やかに、そして何となくスタイリッシュに見せてくれるのだ。スタイリッシュというより、スマートなのかな?恋する姿は不器用だけど、全体のフォルムがスマートに感じるのね、私みたいなドン臭い奴には、『さすがN.Y!』と惚れ惚れしちゃうようなね(笑)。
全体としては、2つの毛色の違うような、それでいてどこか似通った恋の行方を平行して描き、アレグラを追うサラという形で交錯させて融合させていく、テンポも良くて飽きずに楽しめた。ラストはちょっとチンケだったけど、役者の力で何とか持ち堪えた・・・という感じね。なんだか、悪く言ってるのか良く言っているのか解らない感想だが(笑)、総体的には面白かった!という事で。

最後の恋のはじめ方最後の恋のはじめ方
(2007/07/25)
ウィル・スミス.エヴァ、エヴァ・メンデス 他

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『アーネスト式プロポーズ』

2008年04月14日 21:07

〔英/米〕THE IMPORTANCE OF BEING EARNEST (2002年)
監督:オリヴァー・パーカー
原作戯曲:オスカー・ワイルド
脚本:オリヴァー・パーカー
ルパート・エヴェレット/コリン・ファース/フランシス・オコーナー/リース・ウィザースプーン/ジュディ・デンチ/トム・ウィルキンソン/アンナ・マッセイ/エドワード・フォックス/パトリック・ゴッドフリー/チャールズ・ケイ

郊外に屋敷を構えるジョン・ワージントンは、不貞の弟アーネストを作り出した。弟の尻拭いの為にと称してロンドンに出向き、ロンドンではアーネストとして遊んでいたのだ。そんなジョンは、放蕩者の友人アルジー・モンクリーフの美しい従兄弟、グウェンドリンとの結婚を望んでいた。常に金に困っているアルジーは、ジョンの美しい後見人セシリーを射止めるが、双方の女性とも、結婚の決め手は『アーネスト』という名前だったのだ。架空の『アーネスト』が引き起こす、ロマンチックな恋愛劇。

いや、ホント、映画を見る前にディティールをチェックしないと、時に嬉しい驚きに見舞われる(笑)。ほほう、C・ファースとR・エヴェレットのロマンス映画とな?共演はR・W・スプーンか。こりゃ、面白くないわけないわねぇと借りてみた。そしたらば、あらあら、F・オコナーも出てる!J・デンチまで!これはかなりの拾い物じゃないのかねぇ?
暫く見ていると、なんなのこの典型的な『ウッドハウス的』ドタバタ喜劇は!?郊外のお屋敷に集まる素っ頓狂な登場人物達。名を騙り、身分を偽り、それゆえに引き起こされる混乱の面白さ。リズム感も良く、コロコロと転がるように物語は進み、あっと言う間に見終わってしまった。
アーネスト、アーネスト、、、?フム、大して詳しくも無いが、ウッドハウスにこんな短編があるのかも知れない?と思ってエンディング・ロールを眺めていたら、あら、あら、あらやだ、我が愛しのオスカー・ワイルドが原作者じゃないの!我ながら、ツメの甘さにニヤリとした(笑)。
ちなみに監督O・パーカーは、『理想の結婚』でもR・エヴェレットを起用しての映画化をしている。こちらもかなり地味で小ぢんまりした印象ではあるが、堅実な物語構成と、あくまで原作を大切にした誠実さが感じられて中々良い作品だったと思っている。
そして本作も、その印象を裏切る事の無い、この時代のこうしたコミカルな作品を慈しむような、派手さの無い誠実な作り。同じくこの時代の作品を愛するものとして、観ていて心から楽しくなる映画だった。配役が良いのよね、主演のおじ様2人が先ず最高。ただぁし!R・エヴェレットをストレートとして描くのは、、、個人的には違和感があるのよね(笑)。
ただ残念だったのは、物語の動きが大きいので、台詞を楽しむ余裕が無かったかな?と言うところ。物語のトーンも、どこまでもコミカルで大雑把。要するに、O・ワイルドの小粋さ、良い意味での陰な部分、ちょっとした深遠さや詩的な部分が余り感じられなかったのね。だからウッドハウスなのかと(笑)。金の為に書いた娯楽作だったのかなぁ・・・なんて失礼な事を(笑)。
O・ワイルドと言えば、ウンザリするぐらい気障だけど、なんだか胸に染み込む絶妙な台詞の応酬が面白い。そこが余り感じられなかったのが残念なのだが、映画としては単純に楽しめる。英国の伝統的なコメディには不慣れ、良く解らんわそんな世界!という方も、この作品なら軽い気持ちで楽しめると思われる。そしてこれこそが、英国の上流社会を皮肉ったシニカルさと、1つ所に登場人物が集まって、次から次へと降りかかる災難を笑いに換える、伝統的コメディなのです。

アーネスト式プロポーズアーネスト式プロポーズ
(2008/04/04)
リース・ウィザースプーン、コリン・ファース 他

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『恋人はゴースト』

2008年03月07日 00:13

〔仏〕JUST LIKE HEAVEN (2005年)
監督:マーク・ウォーターズ
原作:マルク・レヴィ
脚本:ピーター・トラン/レスリー・ディクソン
リース・ウィザースプーン/マーク・ラファロ/ドナル・ローグ/ディナ・スパイビー/ベン・シェンクマン/ジョン・ヘダー/イワナ・ミルセヴィッチ/キャロライン・アーロン/ロザリンド・チャオ/ロン・カナダ/ウィリー・ガーソン/ケリス・ドーシー

スタッフ・ドクターになるために、仕事尽くしの毎日を送るエリザベス。26時間もの勤務を終えて姉の家に向かう途中、彼女は交通事故を起こしてしまう。一方、何やら深い悩みを抱えたらしいデヴィッドは、月極契約のマンションに越してきた。酒と共に自堕落な日々を送っていると、そこに現れたのはエリザベス。しかも彼女は、半分『幽霊』になっていた。おまけにそこが自分の部屋だという以外、生前の記憶が殆ど無いエリザベス。口うるさい彼女にせっつかれ、デヴィッドは彼女の真実を探し始める。

いや勿体無い、こういう面白い映画がDVDスルーなんて。良くあるロマ・コメと同じようでいて、原作ありきの強みか物語もしっかりしている。印象が地味に感じられるのは、相手役がM・ラファロだからだろうな・・・。個人的には好きな役者である。あの憂いを帯びた瞳も、考えたらこうしたロマンス映画には合っていると思う。コメディ俳優としても、まずまず良い感じで面白かった。
のだがぁ〜、知名度や固定されたイメージ等から考えると無理がある気がするし、日本に於いての認知度は言わずもがな。スルーされるのも頷ける。『愛に悩む』男を好演していたのだが、なにせこういう映画にありがちな『甘いマスク』ではないからね(笑)。いや重ねて言うが、私はM・ラファロが好きである。顔だって結構嫌いじゃない。
ちなみにM・ラファロの1人演技はかなり上手い。デヴィッドにしか見えないエリザベスを相手にする芝居は、ここ最近観た透明人間相手の演技としてはピカ1で自然だった。こういう小技が上手い役者って、名バイ・プレーヤーになりがちよねぇ。。。
と言う事でこの映画、『ロマンティック・コメディ』とこだわらずに、単なる『コメディ・ドラマ』だと思って観れば良い。それで十分楽しめる、物語の堅実さがあった。
映画冒頭でエリザベスとデヴィッドをそれぞれ紹介し、その後の展開は幾つかのパートに分かれる。ロマ・コメ的単純なドタバタあり、エリザベスの真実を探るミステリあり、運命の相手を巡るロマンス・パートあり、大切な相手を想う、本当の自分を見つめ直すというシリアス、そして少しだけアクション・パートもある。
こうした展開が、きちんと順序良く、余り混ざる事無く全体にバランス良く当てはめられている。こうして様々な要素を無理なく詰め込めるのは、小説ならではの手法だと思っている。それを上手く映画の脚本に転換している辺り脚本も上手いが、その後の構成も上手いと思う。だから総体的にリズミカルで、飽きる事も全く無かった。
ただラストはね、2者択一の展開だなと思っていたら、私的には間違った方に行っちゃったか!と。残り時間を考えたら、うまくまとめるのは至難の業・・・と思っていたら、案の定何だか詰まった感じで残念。
ロマ・コメは主演女優が命!という事でR・ウィザースプーンは相変わらずキュートだし、早口で良く喋る女の役は天下一品だし(笑)。個人的には『理想の恋人.com』で気になっていた俳優、B・シェンクマンがまた観られて良かった。いや〜、嫌味っぽい役がとにかくお似合いで、必要な役者よねぇ〜、こういうタイプ。実際は結構二枚目なんだけどね(笑)。誠実な役は、むしろやらないで欲しいわ。
ロマ・コメと言ってみたり、普通のドラマと言ってみたり落ち着かないが、要は、主人公が比較的落ち着いていてドタバタ感も余り無く、周囲に自分がどのように見られているか?人生において必要な楽しみって何だろう?とか、生きていく上で欠かせない愛情の重要性とか、そういったちょっと考えちゃう事なんかを多分に含んだ、見所満載の美味しい映画だった、という事。お薦めできます。

恋人はゴースト スペシャル・エディション恋人はゴースト スペシャル・エディション
(2007/10/12)
リース・ウィザースプーン、マーク・ラファロ 他

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『Wild About Harry』

2008年02月16日 13:23

〔愛/英〕放題:ハリーに夢中 (2000年)
監督:Declan Lowney
脚本:Colin Bateman
Brendan Gleeson/Amanda Donohoe/James Nesbitt/Adrian Dunbar/Bronagh Gallagher/Ruth McCabe/Doon Mackichan/Paul Barber/George Wendt/Henry Deazley/Billy Donnelly/Irene Maxwell/Terence Corrigan

地元TVで人気の司会者であるハリーは、女・酒癖の悪さから連日ゴシップ紙の一面を飾っていた。そのため、長年連れ添った妻ルースにも息子にも愛想を尽かさ、離婚訴訟の真っ最中。判決の当日、前日の事故がきっかけでハリーは昏睡状態に。意識を取り戻した時、ハリーの25年分の記憶は無くなり、18歳の頃に戻っていた。ルースを純粋に愛し、酒もやらず、未来を信じていたあの頃に。生まれ変わったハリーは、ルースの心を取り戻そうと奮闘する。

『N.アイルランド・フィルム・フェスティバル』、鑑賞第2弾作品。。
おバカな笑いもちょっぴり混ざったドタバタコメディかと思ったら、意外とハートに優しい普通のドラマだった。こちら脚本がコリン・ベイトマン。『ジャックと離婚』の原作者だ。この作品を読んだ時も思ったが、それとなく社会風刺や問題を取り混ぜ、全体をコミカルにまとめ、重すぎず軽すぎず、バランス感の良い物語を仕上げる人だ。プロットも単純ではなく、娯楽としての面白さの水準もきちんと保っている。北アイルランドらしさ、というのはなかなか微妙なものだと思うが、コリン・ベイトマンの作品にはそれがあると、個人的には思っている。
25年分の記憶がすっぽり抜け落ちてしまう。人生をリセットして、やり直しの機会を貰った。割に良くあるプロットだが、この作品には少しばかりの現実味がある。現実味がある分、単純に出直せるチャンスではあり得ないと疑問に思う部分があり、そこがまた、この映画の面白いところになるのだろう。
ハリーは過去の負債をしっかりと抱えたまま記憶を無くしている訳だが、そうした悪行との折り合いがいまいちしっかりと描かれていなかったのが残念だ。しかしこれはロマンス・コメディーとしての色合いが強いので、妻とのあれこれ以外に、悪行とのあれこれまで描いたらとんでもない長さになってしまいそう。適度な省略で丁度良かったのかも知れない。悪行との折り合いと言えば、違った形でジェイムズ・ネズビットを登場させ、1つだが大きな決着をつけさせてもいるし。
しかしジェイムズ・ネズビット・・・凄かったわ(笑)。
18歳に気持ちだけ戻ったハリーは確かに良い奴で、妻ルースが懐柔されるのも解らなくもないのだが、その辺の過程が簡単すぎて、ルースのキャラクターから考えても少し不自然。しかしちゃんと捻ったオチが用意されていて、思わずにんまり。18歳に逆戻りしたハリー、そこから辿る道は一からでもあり、単純にそうとも言い切れない。状況は変わらないわけだから、過ちを繰り返すか否かはハリーの心持次第なわけだ。それを理解させるためにも、ルースの取った行動は唯一無二、上手いオチだと思う。
と言う事で概ね満足なのだが、唯一消化不全なのが、精神だけ18歳のハリーと帯同せざるを得ない43歳のハリーの実生活との、本来なら発生せざるを得ないだろうアンバランスさが殆ど見えなかった事。ハリーが余りにも自然に43歳の自分を受け入れちゃってて、何だか不自然だった。逆境を素直に受け止めるアイルランド気質と言い切れば、妙に納得してしまうのだけど(笑)。
主演のブレンダン・グリーソンの、泣きの演技が良かった。『アイルランドのドパルデュー』とか言われているそうで、確かに確かに、この映画を観たら、その呼び声は納得だ。
割合と事がハリーの良いように運び、苦痛や悲壮感などとは無縁のまま物語は終わる。ちょっと都合良すぎやしないか?と思いつつも、面白かったので良し。人生の再生物語というとちょっとばかり重たい映画を想像するが、適度な軽さと気の抜けた感動度合いが心地良く、シリアスとコメディのバランス感が、非常にアイルランドらしいとバランスだと思える作品だった。

『ラブソングができるまで』

2007年11月09日 14:20

〔米〕MUSIC AND LYRICS (2007年)
監督:マーク・ローレンス
脚本:マーク・ローレンス
ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア /ブラッド・ギャレット/クリステン・ジョンストン/キャンベル・スコット/ヘイリー・ベネット/Matthew Morrison/Scott Porter/Aasif Mandvi

80年代を代表するバンド『PoP』。フロントマンの片割れであったアレックスは、解散後も成功した相方コリンとは違い過去の栄光にすがって生きていた。そんな彼の大ファンであるという現在トップスターのコーラのオファーで、新曲を作曲する事になったアレックス。しかし作詞家とそりが合わない。そんな時出会ったソフィーに隠された作詞の能力を見出し、何とか助けてくれるように頼み込む。最初は渋っていたソフィーだが、結局2人で曲を作り始めるが・・・?

大して期待していなかったのだが、面白かった。かなり面白く観られた。期待していなかったのは、どうにも地味そうな感じで、結構な主演俳優を使っているのに話題にも余りならなかったから。監督の前作を確認して納得。『デンジャラス・ビューティー』とか『トゥー・ウィークス・ノーティス』とかどれも似た感じ。有名な役者を使っているのに余り話題にならず、地味な感じで、でも観てみると結構面白い(笑)。
地味だったり印象が薄かったりするのは、ラブコメとカテゴライズされる割に、ドラマ的要素が強いからなんだろうな?と思う。爆笑するようなシーンは無いし、どちらかと言ったら堅実な作りで、時にふと考えさせられる関係なども描かれているし。
時代の流れもあるが、この監督のここ最近の作品を確認すると、サンドラ・ブロック、ヒュー・グラントがお気に入りのようだが、その作品世界からも、この選択は激しく頷ける(笑)。
役者選びも良いね。始めはH・グラントとD・バリモア?とね、この組み合わせになぜだか違和感があった。毛色が余りにも違う気がしたのだが、さすがこの2人、バッチリ息を合わせていた。H・グラントがおっさんだから(笑)、D・バリモアもいつもより大人っぽく綺麗♪
なんだか大人の雰囲気漂う、中高年が観ても楽しめる落ち着いた感じの作品だった。ただ、80年代の『PoP』の映像だけはかなり痛い!痛い上に爆笑必至。当時を知っている人なら、堪えきれず逃げ出す事でしょう(笑)。この部分だけで十分ラブコメに分類できる。
H・グラントなんだが、やはりこの人は『芸達者』なのだと思う。その癖変な意地があって(笑)『イギリス人』である事は決して譲らず、彼自身の個性はしっかりと打ち出しているのね。特にこの役は、インタビューなどから察するように(個人的に)、飄々としていて掴み所が無く、世の中を達観したようであってしっかりした信念を持ち、そのクセそうした自身の生真面目な部分は、おちゃらけた雰囲気で相殺してしまう、そんな彼の個性をそのまま生かしたような設定。かなり素に近かったんじゃないだろうか?
物語は、落ち目の(いや、落ちきった?)元アイドルが(H・グラントがアイドルって・・・それだけで笑える)、1人の才能ある女性に出会って新たな生き方や栄光を見出すと言うもの。その女性もちょっと心に傷があって、それはアレックスのいささか強引な介助によって克服される。
お互いを頼りにして、助け合う事の素敵さをそれとなく描き、ただその人がいるという事が、上手く説明できないが活力の要因になるという、人との繋がりの不思議さが興味深かった。
ある人の存在が、言葉では無しに生きる力になる。ソフィーがいないと作曲が出来ないアレックスのように、それは言葉では言い表せないが、アレックスが生きるための糧だったのかも?そうした繋がりが本当に、生涯を共にする人との間に生まれる関係であり感情なのかも知れない。意外にも、大人の関係をコミカルに優しく見せてくれた秀作。

ラブソングができるまで 特別版ラブソングができるまで 特別版
(2007/09/07)
ヒュー・グラント. ドリュー・バリモア. ヘイリー・ベネット. ブラッド・ギャレット. クリステン・ジョンストン

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『40歳の童貞男』

2007年10月18日 14:04

〔米〕THE 40 YEAR OLD VIRGIN (2005年)
監督:ジャド・アパトー
脚本:ジャド・アパトー/スティーヴ・カレル
スティーヴ・カレル/キャサリン・キーナー/ポール・ラッド/ロマニー・マルコ/セス・ローゲン/エリザベス・バンクス/レスリー・マン/ジェーン・リンチ

電化製品の販売店で働くアンディは40歳。家には大好きなフィギュアやゲームなどの、おもちゃが溢れる独身男。ある時、職場の同僚に誘われて深夜のポーカーに参加したアンディだったが、その場所でアンディの秘密、実は童貞だったと言うことがバレてしまう。なぜかアンディの初体験をプロデュースする気満々になった同僚に誘われるまま、『女漁り』に出かけるアンディ。果たして、40年の未経験にピリオドを打つことは出来るのか!?

全米で予想外の大ヒット!物語の内容から、これはどうせ、男の悪乗りの延長線上のヒットだろうと予測(笑)。実際はちょっと違ったかなという印象。
アンディの同僚達は、集まれば女の話や己の武勇伝ばかりを語り、『エロ話=男の勲章』だと思っているような、成長できない男の典型のようなヤツ等。彼等の『女漁り』の自論を聞いていると、『女性軽視』と騒がれかねないような気がするのだが、これが意外とそれほど頭に来ないのだ。
単純に、『単なるおバカ』と捉えられるほどの軽さがあるからかも知れないが、男なんてこんなものという思いと共に、自分はこういう『女漁り』の対象からは完全に論外だろうという、ある種自虐的な思いもあり。加えてこの同僚達が、結局のところ『良い奴等』であるというのが全編を通して伝わってくるので、たわいもない男の自慢話程度に受け取れるのだと思う。
40歳を迎えていまだ童貞のアンディは、日本でいうところの深層のオタクとは全然違い、会話も上手ければこれまでの人生で『可能性』が無かったわけでもない。髪型はいまいちだが(笑)、身体もちゃんと鍛えてるし、S・カレルは良く見れば結構男前。仲間達の手助けがあれば、ちゃんと普通に見えるのだ。
そんな訳で、2年半もの間『変態』だと思っていた同僚達が、いきなりアンディの親友になってしまうという不自然さも余り感じず、すんなりと彼等が絆で結ばれていくのも解る。友情なんてフィーリング第一、とかくの理由は要らないのだ。
物語は、一部の『女性軽視』と相反するように、アンディを通して『愛情』の重要性が語られる。一部の『女性軽視』も、『男の友情』という一般的な見方で上手く相殺して、コメディとしてのバランス感は丁度良い。大人向けの笑いをふんだんに含んで、『やはり愛情が大事』というそれなりのオチもちゃんとある。
これまで様々なネタで『愛』に関する映画が作られて来たが、『男の童貞しかも40歳』という割かし斬新な切り口で、これまでと同じような内容を描いた作品だろう。これが切り口と思えば悪乗りの度合いも余り気にならず、結構楽しい作品だと思った。予想より真摯な作りの映画だなぁと思ってみたり。
だけど!特典映像を見てみると、やはり結構『男の悪乗り』が充満していたのかも?なんて(笑)。私結構騙されちゃってる?
遊びか本気か?という問題で、結果やはり本気の恋愛が大事!という内容の映画では、比較的若い男女がメインで、そこに気がつく手法も、比較的大仰なネタを持ってくるのが普通。それから考えれば、なんとなく40歳まで童貞のまま来ちゃったという問題は、あり得そうだし大げさでもない。考えたら結構シンプルな問題定義で、その辺も万人に受け入れられた要因だったのかな?
個人的にはP・ラッドが見られて満足(笑)。余り見る機会が無くて残念だったので、勝手に代表作に指定させていただく。
最後に、アンディの状況だが、男の生理現象は余り良く解らない。しかし、映画の中の様々な状況、あれは果たして可能なのか?だってホラ、映画『恋する40days』では、たった40日間我慢するだけでもあんなに大変だったのに(笑)。

40歳の童貞男 無修正完全版 40歳の童貞男 無修正完全版
スティーヴ・カレル、キャサリン・キーナー 他 (2007/06/14)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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ぽすれん『40歳の童貞男 無修正完全版』紹介

『2番目のキス』

2007年07月08日 00:59

〔米〕FEVER PITCH (2005年)
監督:ボビー・ファレリー
原作:ニック・ホーンビィ
脚本:ローウェル・ガン/ババルー・マンデル
ドリュー・バリモア/ジミー・ファロン/ジャック・ケーラー/アイオン・スカイ/ジェイソン・スペヴァック/スコット・H・セヴェランス/ケイディー・ストリックランド

もう直ぐ30歳のリンジーは、仕事には成功しているが、デート相場は下がるばかり。会社に社会化見学に来た小学校の教師ベンに誘われるが、理想が高くて乗り気にはなれない。『いつもと違うタイプでも・・・』と友人達に勧められ、いざ付き合ってみるとベンは優しくて最高の彼氏だった・・・、冬の間だけは。夏になって野球のシーズンが始まると、ベンはレッドソックス一筋。2人の予定も何もかも、野球の予定に左右される。そんなベンを受け入れていたリンジーも、徐々に2人の将来に疑問を抱き始める。

この作品と同じ原作を下敷きにしたイギリス制作の映画『ぼくのプレミア・ライフ』。こちらは、原作と同じくサッカーに熱狂する。本作では、ハリウッドが所を変えて題材を野球に変えるとこうなるか・・・という、『ハリウッド的』映画のお手本のような作品に仕上がっていた。
確かニック・ホーンビィの原作は『ハイ・フィデリティ』も、『何故か?』アメリカに居を移して映画化されたが、ニック・ホーンビィはかなり『英国的』な作家なので、お国で撮影されたほうが数段宜しいのではないかと。。。
ベンが野球に入れ込んでいる姿が余り見えてこなかった。それまでの導入部分が長すぎて、描ききれなかったのだと思う。この作品の面白いところは、呆れるほどに1つのスポーツの『1つのチームだけ』に入れあげる様なのだが、ベンは極普通のファンにしか見えなかった。単に薀蓄豊富なだけのファン。
そうなると、リンジーの想いは単なる過剰反応と我侭にしか見えず、双方の悩みも陳腐にしか感じられない・・・というか、この『悩む』という部分も描き方が浅く、お互いにとってそれほど大事な恋愛なのか?とこちらが悩んでしまった。
野球好きには楽しい映画なのかもしれない、話の裏まで理解できる、『通好みの映画』になってしまっているなぁという感じ。
役柄にかなりはまっていたJ・ファロンと、男女共に人気を誇るキュートな女優D・バリモアが、かなり可愛らしい役柄で頑張っていなかったら、相当酷いところまで落ちていそうなこの映画。しかしロマンスものなので、主演の2人がぴったしはまっていれば、そこそこ楽しめるわけです。
この映画の中にあるべき『要点』が完全にボケてしまっていたのは大問題だが、役者が良かったのででそこそこ楽しめる。『要点』を単純に2人の男女の恋愛だけに限ってしまえば、、、ふっつぅぅぅぅのラブ・コメとして楽しめるかな?ちょっとばかり、教則通りのあれこれをなぞっただけという気がしないでもないが。
あ〜〜、でも、ラストはいただけないねぇ〜。ドリュー頑張ったけど、ちょっと陳腐すぎたわ。あれは、、、酷い。ココ最近で一番拍子抜けした。ドリューはめちゃめちゃ可愛かったんだけどね、、、う〜ん、それだけなのよ。

2番目のキス 2番目のキス
ドリュー・バリモア (2007/01/26)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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ぽすれん『2番目のキス』紹介

『ガール・ネクスト・ドア』

2007年06月19日 23:02

〔米〕THE GIRL NEXT DOOR (2004年)
監督:ルーク・グリーンフィールド
脚本:スチュアート・ブラムバーグ
エリシャ・カスバート/エミール・ハーシュ/ティモシー・オリファント/ジェームズ・レマー/クリス・マークエット/ポール・ダノ/ティモシー・ボトムズ

高校の生徒会長マシューは、念願の大学進学も決まり前途は洋々・・・に思えたが、卒業アルバムに書く思い出が思いつかないほど、単調で危険の無い毎日を送ってきた。クラスメートのようにハメを外して遊びたいのに、どうしても行動を起こせないマシュー。ある時、隣に引っ越してきた美しい女性ダニエルに恋をしたことから、そんなマシューの毎日が変わっていく。一方ダニエルも、お堅いけど優しくて純粋なマシューに惹かれて行く。しかしダニエルは元ポルノ女優という、秘密にしておきたい過去があったのだ。

もう無難に面白いよね。こういう青春ラブ・コメディは。幾つか、オイオイ!そりゃおかしいだろ?と突っ込みたい箇所が目立ったけど、そこもご愛嬌という事で。ついでに言っちゃうと、E・ハーシュが出てるからなかな?ちょっと普通のお気楽高校生ラブ・コメ物より、高尚な内容に見えたりして(笑)。
E・ハーシュが出てるからというのは、これ完全に欲目なのだが、実際この役者、幾つも良い映画に出演していて、出演作自体にハズレが少ない上に、自身の演技も良いので、知らず見ている映画のランクがちょっと上のように思ってしまうのだ。『ロード・オブ・ドッグタウン』未だにDVD欲しいし。
顔は、ジャック・ブラックとレオナルド・ディカプリオの間を(これホントだから!)さ迷っているのでちょと微妙なのだが、この映画では可愛らしく見えたので満足(笑)。割と悪に寄った役柄が多いのだが、今回は色で言うなら真っ白!ってな青少年。実に嫌味無く清々しく演じていて、やはり良い役者だなぁ〜と思った。なんだろうね?この子、、、目かな、やっぱり。ちなみにコメディも珍しい、頑張ってやってた!って感じね(笑)。
さて、本作の目玉はエ・カスバートらしいのだが、あたくし・・・『24』を観ていないので、その盛り上がりには着いていけません。綺麗な女優さんでした!製作サイドの当初の懸念が、『エリシャがセクシーに見えるか?』という事だったと特典映像で語られていたが、、、見えないわけがないでしょう?こんな別嬪さんなのに!
さて、ストーリーの要は、マシューが恋をした女性が、元ポルノ女優だった!という事。ですが、青少年のご期待には添えません・・・(笑)。きわどいシーンはほぼ皆無、キスシーンも、こうしたラブ・コメの割には少なかったのじゃないだろうか?その分、ちゃんと話に力が入っていて良かったし、主演2人がちょっとマジメな分、脇役が・・・特にマシューの友達役が最高なキャラクターを見せてくれた。キャスティングに抜かり無し!
ちなみに個人的には、T・オリファントが気になった。どこかで見かけたような?と言っても思い出せず・・・。モヤモヤしつつ。。。良いじゃない、この人♪『ダイ・ハード 4.0』に出演しております。

ガール・ネクスト・ドア ガール・ネクスト・ドア
エリシャ・カスバート (2005/02/18)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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ぽすれん『ガール・ネクスト・ドア』紹介


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