* WanderLust *=memorandum for me=

読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

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『ジュリエットからの手紙』

2012/03/02 20:52 ジャンル: Category:映画【ロマンス】
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〔米〕LETTERS TO JULIET (2010年)
監督:ゲイリー・ウィニック
脚本:ホセ・リベーラ/ティム・サリヴァン
アマンダ・セイフライド/クリストファー・イーガン/ガエル・ガルシア・ベルナル/フランコ・ネロ/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/マルシア・デボニス/ルイーザ・ラニエリ/マリナ・マッシローニ/リディア・ビオンディ/ミレーナ・ヴコティッチ/ルイーザ・デ・サンティス/ファビオ・テスティ

婚約者ヴィクターとプレ・ハネムーンでイタリア・ヴェローナに来たソフィだったが、自信のレストラン開店に向けた準備に忙しいヴィクターは、料理のことしか考えていなかった。独りぼっちにされて暇を持て余したソフィは、『ロミオとジュリエット』の舞台であるジュリエットの家であるボランティアの女性と知り合いになる。ジュリエットの家の壁に無数に挟まれた恋の手紙に返事を書くそのボランティアは、ライター志望のソフィの気持ちを動かした。彼女等を手伝い始めソフィは、壁の奥深くに隠された50年前の手紙を見つける。手紙の差出人クレアに返事を出したところ、本人がイタリアへやってきた。孫のチャーリーと3人で手紙の相手ロレンツォを探すことにし、彼らは50年前の恋の足取りを追って旅に出る。

おっそろしいぐらい定石を逸脱しない展開、ラストまで完璧に予想できる物語、果ては演出すら想像通りのベタな出来。正直最後まで観て驚いた、なんて、なんて教科書どおり、ニコラス・スパークスが悔しがって3日間自棄酒飲んじゃうんではないか?と思われるほど。
それでも結構面白かったよ、というのは、何百年も前から変わっていない男女間のロマンスの王道を全て詰め込んだ安心感だろうか。そしてイタリアの美しさ、主演のA・セフライドの愛らしさ、V・レッドグレーヴの穏やかな美しさ、G・G・ベルナルの必死ゆえの滑稽さ・・・のお陰だろうか。
とにかくもう、ハーレクインロマンスか!?と思うほどの展開である意味失笑。しかしながら、女子たるもの、これを甘く見てはいけません。イタリアの美しさにうっとりしつつ、安直な恋愛ドラマを楽しむが良いのです。何しろどこもかしこもハッピーエンド、たまにはこんな作品も良いじゃないですか、ねぇ?
それにしても、私個人としてはヴェローナには余り良い思い出が無い。確かジュリエットの家にも行ったはずだが、余り良くない思い出に掻き消されているようだ。映画だとなんだか楽しそうな町並みだったが、私が覚えているのは駅から遠い旧市街と、比較的近代的な町並みと、曇った空、ミラノの暗澹たる思い出・・・。この映画を観て少しでもあの悪夢が消え去れば・・・。

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『ハモンハモン』

2011/09/26 21:34 ジャンル: Category:映画【ロマンス】
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〔米〕JAMON JAMON (1992年)
監督:ビガス・ルナ
脚本:ビガス・ルナ/キュカ・カナルス
ペネロペ・クルス/アンナ・ガリエナ/ジョルディ・モリャ/ステファニア・サンドレッリ/ハビエル・バルデム/ファン・ディエゴ

男性の下着専門会社の社長子息のホセ・ルイスは、父の工場で働く美しいイザベラと恋をしていた。イザベラが妊娠したのをきっかけにホセ・ルイスは結婚を決意するが、娼婦の娘であるイザベラとの結婚を厳しい母は許さない。しかも裏では、イザベラの母の経営するバーに入り浸り、その母と体の関係を持っていた。イザベラを息子から遠ざけようとしたホセ・ルイスの母は、ラウルという男にイザベラを誘惑するようもちかける。最初は報酬のために承諾したラウルだったが、次第にイザベラに魅了され、なかなか結婚に踏み切れないホセ・ルイスに愛想を尽かしたイザベラも、次第にラウルに惹かれていくのだった。

いんやぁ~、これほどおバカさんがわんさか出てくる映画は初めて。こう言っちゃあ何ですけどね、『奇人たちの晩餐会』に総出で出席したら、誰を優勝にするのか悩んでしまうわね、というくらいおバカ揃い。私だったらラウルを優勝させるかな、僅差でホセ・ルイスのお母さん次点。カテゴリにコメディが混ざっているのだが、実際の雰囲気は全くコメディ的では無い。しかしある意味で最高にコメディの仕上がりと言える。
無意味で攻撃的な愛の駆け引きの乱舞に、途中から疲れちゃって疲れちゃって。好きにおやんなさいよ!という投げやりな観賞モード。これってあれですかね?恋愛モードが強い人は同調しながら観られてしまうのかしら?私個人としては愛情に関して確実に欠陥があると自負しているだけに、登場人物の盲目さや自制の無さなどが全く理解できない。まぁそれでも、あの制御の利かない本能丸出しのハチャメチャぶりは、真剣にやっているだけにいや増す面白さというのか・・・。
ところで何がハチャメチャなのか?というと、それを説明してしまうと映画の全貌を明かすことになってしまうので、『愛が・・・』とだけ、そして未見の方にはご想像にお任せ致します。
個人的に得られた楽しみとしては、うら若きP・クルスの可憐さだとか、若いころはやっぱり格好良かったのねJ・バルデムだとかも然ることながら・・・、いや、やはりまずはJ・バルデムか?何しろ初めて見たのは『海を飛ぶ夢』だったから、禿のおじさんなのかと。しかし回想シーンで出てきた実際の姿を見て、『もしかして素敵なの?』という疑惑が。その次が『ノーカントリー』だから、おかっぱだから、もう順番間違えまくり。その頃には既に知名度抜群になっていたのではあるが、どうも数年でゴツさに磨きがかかったというかクドさに拍車がかかったというか?若いころの作品を一度観てみたいと思っていたので丁度良かった。
さてさてそれ以上に、J・モリャが・・・なんなのあの坊ちゃん的風貌は、何がどうしてどうなったらあんな風になるの!?嫌だわもう、情けないし頼りないしで可愛いんですけど~、爆笑した、とにかく爆笑した。すんごいスネオキャラで面白いことこの上ない、しかし瞳はブルーで現在と一緒、当たり前と言えばそうなのだけど・・・。どうもやはりスペイン系の俳優って劣化が・・・早い?
特に最近はあちこちで見かけるようになったJ・モリャ。知名度の点ではH・バルデム、P・クルスには及ばないのだろうが、露出度では負けてはいない。そんな、今のスペイン映画界を代表する俳優陣の若き日のおバカ・・・もとい、姿を楽しめたので、個人的にはまぁ・・・良いかなと(笑)。

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『食べて、祈って、恋をして』

2011/09/11 22:27 ジャンル: Category:映画【ロマンス】
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〔米〕EAT PRAY LOVE (2010年)
監督:ライアン・マーフィー
原作:エリザベス・ギルバート
脚本:ライアン・マーフィー/ジェニファー・ソルト
ジュリア・ロバーツ/ハビエル・バルデム/ジェームズ・フランコ/リチャード・ジェンキンス/ヴィオラ・デイヴィス/ビリー・クラダップ/ルカ・アルジェンテロ /ツヴァ・ノヴォトニー

夫スティーブンとの空しい結婚生活を終わらせたものの、これまでの人生の単調さを打ち破れないでくすぶっていたリズは、年下の舞台俳優デヴィッドとの付き合いにも破れ人生を見つめ直す旅に出ることを決意する。最初はイタリア、夢だったイタリア語を学び、外見も気にせず美味しいものを食べる奔放な日々、次のインドでは、かつての恋人デヴィッドを通して知ったグルのもとで瞑想の修行に入る。最期の地バリ島で思わぬ出会いが訪れるのだったが・・・?

『大体アメリカ人の心の旅云々っていうのはさぁ、最初から最後まで英語で通して、アメリカ人上位主義って価値観が見え隠れしてるようで何か感じ悪いのよね。旅ってのはさ、言葉が通じなかったり、慣れない土地の群衆の中で感じる孤独感とかにも意義があるわけじゃない。それがアメリカ人だからってんでチヤホヤされるような国に行って英語しか使わないで自分探しってのも、なんだか無意味よねぇ』と言ったところ母に、『だったらなんで借りたの?』と至極真っ当な意見を貰った。なんでだろう?真相は自分でも良く分からないが、実際観てみれば予想を覆して良い話だったりするかも?という期待があったのは事実。その期待は残念ながら実らず・・・。
J・ロバーツは良いんだ。素敵な女優さんだし、元からの美しさを生かして自然に上手に歳を重ねているなぁという印象がある。とは言え結局、旅先でアメリカ人女性に歩み寄ろうとする良い人に一杯巡り合った・・・という印象しか残らない作品だった。捻くれていますか?そうですか・・・。実際私自身、旅先で色々苦労もしてますからね、良い思い出ばかりでもない。
大体どうも、欧米人が東洋の宗教に多大な幻想を抱いて旅先で片足突っ込もうとするノリが良く分からない。せっかく『キリスト教』ってものが根強いのだから、そちらで懺悔とかミサとかお祈りとかたくさんしてみちゃったらどうかな?瞑想だとか無言の修行だとか、悪いこととは思わないが逃げの方便には使えないと思うのよね。とにかく徹底して安直過ぎる。
結局のところ、リズが何に悩んでいて、どう解決されたのかが全く分からない。いや、分からなくも無いのだが、全く共感できないのだ。世の中上を見ればきりがないと同時に、下には下がいる。私から見ればリズのアメリカでの生活はとても恵まれているとしか思えず、彼女がした1年間の『心の旅』も、財力にもの言わせた豪華旅行としか受け取れず。あの年齢の女性がバックパッカーというのも無理があるとは思うのだが、結局アメリカの生活を各国に移し替えただけのようなリズの旅から、彼女が何を得たのか全く分からなかった。ブルジョワジーの苦悩って、傍からみてると滑稽よね。
フリーランスで働いていて、1年間自由旅行が出来るほどの財力(と帰国後の人脈)があり、それなりに成功した男性との結婚経験があり、若くて格好良い年下の彼氏がいて、バイリンガルとして英語も堪能な方なら、この映画を見て共感できるのではないか?と思われる。すいません、徹底して卑下た感想になってしまって。。。

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『わすれた恋のはじめかた』

2011/07/08 22:23 ジャンル: Category:映画【ロマンス】
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〔米〕LOVE HAPPENS (2009年)
監督:ブランドン・キャンプ
脚本:ブランドン・キャンプ/マイク・トンプソン
アーロン・エッカート/ジェニファー・アニストン/ダン・フォグラー/ジュディ・グリア/ジョー・アンダーソン/ジョン・キャロル・リンチ/マーティン・シーン/フランセス・コンロイ

大切な人の死と向き合うことを説いた自己啓発本がヒットして、一種のカリスマのようになってしまったバークは、全米各地を回って講演会をしていた。バーク自身が3年前に妻を交通事故で亡くしていたのだが、そんな妻の思い出が残るシアトルを講演会で訪れたバークの心中は穏やかではなかった。ホテルのロビーで見かけたフローリストのエロイーズに惹かれたバークは、咄嗟に不器用なアプローチを試みる。妻の死後、初めて感じる高揚を素直に打ち明けるバークに惹かれたエロイーズは、徐々にバーク自身を受け入れて行くのだが。。。

全体的に落ち着いたトーンで、じっくりとバークやエロイーズといった中心人物を描き、時に可笑しく、時にシリアスに不器用な大人の恋、その人生を描いた良作だと思う。A・エッカートの誠実そうで多少ワイルドな雰囲気がバークという役柄には合っていて、傷ついて立ち上がろうとする萎れた感じが妙にセクシー(笑)。警戒しながらもバークを受け入れていく快活で優しいエロイーズには、高感度女優NO.1の座に何度も輝いた、健康的な愛らしさのあるJ・アニストンがこれまたぴったり。
大切な人の死に向き合うというプロットは当然、感動必至なものであるはずで、悲しみを癒す教祖のようになってしまったバークが、そうすることで自らの悲しみを封印していた、、、という展開も良かったと思う。『癒し』ではなくて単に『封印』して誤魔化していただけというのが、物語をコロっと別の方向に転がす良い要素で、そんな微妙な困惑を秘めた穏やかな男を、A・エッカートが『以外にも』繊細に演じていたりする(笑)。
コミカルさとシリアスさの切り替えも上手くて、じれったい感じも余りしない。重すぎずふざけ過ぎずでバランスは良いと思うのだが、、、?ある一定の『感動』の枠を超えると、茶番劇のように安っぽくなってしまうのはなぜだろう?恋に不器用な男女の新たな恋の始まりを、大きな喪失や悲しみを乗り越える男の軌道と併せて描き、ちょっと捻った要素を含ませた脚本だっただけに、ありきたりな感動シーンが余計に陳腐に見えてしまったのか、単に、そうした部分だけ脚本家が違ったのか?(笑)
勿体ないのはラストの展開で、止せば良いのにこれでもか!と感動の展開とセリフを盛り込んでくる。私個人として、24時間テレビは大好きだし有意義な番組だと信じて疑わないし、毎年きっちり募金もしているが、ラストのマラソンのゴール辺りのやり過ぎ感にはほとほとうんざりしてしまう、なんだかそんな気分と一緒(笑)。いやいやもう止めてよ、それ以上の陳腐なセリフも展開も勘弁!と思っているのに、A・エッカートはダダ泣きするわ、M・シーンはコッテコテの演技を披露するわで、パロディのシリアスシーンならかくや!と言えそうな仕上がりに。それでも何とか、バークとエロイーズのちょっと素敵なラストのお陰で盛り返す。というか、あの展開の後の穏やかさが心地良かっただけかも(笑)。まぁ、何事もやり過ぎは禁物、ということなんでしょうかね。

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『ベルエポック』

2011/07/02 23:25 ジャンル: Category:映画【ロマンス】
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〔西/仏/葡〕BELLE EPOQUE (1992年)
監督:フェルナンド・トルエバ
脚本:ラファエル・アスコナ
ホルヘ・サンス/ミリアム・ディアス=アロカ/アリアドナ・ヒル/マリベル・ベルドゥ/ペネロペ・クルス/フェルナンド・フェルナン・ゴメス/マリー・カルメン・ラミレス

1930年代のスペイン、軍隊を脱走してアメリカを目指す純朴な青年フェルナンドは、旅の途中で知り合った画家マノロの世話になる。戦局を逃れて娘が来るからと旅立ちを促されたフェルナンドだが、駅で美しい娘4人を見て心を奪われ、マノロの家に舞い戻る。様々なきっかけから次女、三女、長女と次々に恋に落ちるフェルナンド。しかも娘達もまんざらではない様子。四女のルスだけが蚊帳の外だが、実は秘めた恋に苛立ちを隠せないでいた。果たして恋のもつれはどうなってしまうのか?

賛否両論ありそうだが、大方の意見は若きP・クルスがキュート♪または、当時アイドル的な人気だった(らしい)J・サンスが素敵&貴重映像という、役者好みのオチで落ち着いているようだ。確かに、ドタバタと過ぎる上に妙にホルモン過多なこの映画、『なんじゃこりゃ?』と思う方がいても致し方ない。そもそも、物語らしい筋がほとんど見受けられない。映画としては致命的だよね(笑)。
私的には、チャップリン映画のようなドタバタ感と、それこそ中世頃のイタリア古典並みの節操のなさと慌しさが結構面白かった。例えば古典的なドタバタ喜劇として見るならば、基本はばっちり押さえてある。純朴で神を信じる青年・・・だが、神の存在を湾曲して捉えているお調子者。頑固そうだが理解ある父親、奇矯でインパクトの強い母親と、奇妙な関係のその愛人と夫。この2人の関係がまた、わらっちゃうほどすっとぼけてる。
貞淑な(はず)の寡婦である長女、レズビアンの次女、奔放な三女、あどけなさの残る清純な四女。この姉妹構成も典型的。次々とハンサムなフェルナンドを惑わす・・・いや、惑わしているのはフェルナンドのだったかも?ちょっとしたお遊びで転がる男女の仲、この辺いかにも『ザ・古典!』という雰囲気で面白い。
結局落ち着くところに落ち着いて上手いことオチが付くのだが、惜しむらくはこの辺が少し、真っ当な映画のようで、何かと意義を持たせようと足掻いたように感じられた。もっと古典的に意味不明なオチが付いても良かったのではないかと(笑)。にっちもさっちも行かなくなったフェルナンドが、走って逃げるとかね。
こうした作品の雰囲気を楽しめる本当に本当の古典、1500年以前の庶民の日常を綴った作品なども出版されているので、是非そういった作品を読んでから本作をご覧になられることをお薦めする。時代は1930年代だが、雰囲気はまさに中世の慌しさなのだ。そうした面白さを表現するのには、このぐらいの時期が丁度良かったのかも知れない。
ヨーロッパ文学の一端を担うそうした古典の面白さに馴染んだ人達の目線で観れば、アカデミー外国語映画賞などに選ばれたのも分かる気がする。とは言え日本の落語にも、こうした慌しい面白さがあるのじゃないかろ思うのだが、どうだろう?

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『新しい人生のはじめかた』

2011/06/05 22:54 ジャンル: Category:映画【ロマンス】
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〔米〕LAST CHANCE HARVEY (2008年)
監督:ジョエル・ホプキンス
脚本:ジョエル・ホプキンス
ダスティン・ホフマン/エマ・トンプソン/アイリーン・アトキンス/ジェームズ・ブローリン/キャシー・ベイカー/リチャード・シフ/リアーヌ・バラバン/ブロナー・ギャラガー/ジェレミー・シェフィールド/ダニエル・ラパイン/パトリック・バラディ/アダム・ジェームズ/マイケル・ランデス

家庭生活に馴染めずに離婚したハーヴェイは、ジャズピアニストの夢を諦めて、CMの作曲家として活躍していた・・・時期もあった。現在では古臭いと言われ、会社での立場は危うい状態。重要なプレゼンがある丁度同じ時期に娘の結婚式が重なったため、不安を抱えたまま結婚式のあるイギリスへと旅立った。そうしてまで来たものの、娘からはバージンロードを義理父に任せたと告げられ、元妻からは完璧な再婚相手を見せつけられる。疎外感を感じたハーヴェイは即座にアメリカに戻ろうと決意し、空港近くの店で時間を潰すことに。そこで出会ったケイトは、40歳を過ぎて独身、期待することを諦めた孤独な女性。作家になる夢を追いながらも、同じく孤独な母の面倒をみる地味な生活に甘んじていた。2人はロンドンの街を共に歩き、会話をし、楽しい時を過ごすのだが・・・。

なんと言っても、D・ホフマンとE・トンプソンという、およそ(今さら?)単純なロマンス映画に主演しそうもない2人の、紛れもない『ロマンス映画』。とくれば、観なければなにやら人生損した気分になりそうな気がしたので観てみた(笑)。冒頭から中ほどまでは、さすがに見せてくれるよねぇ~と関心するほど。
老年に差し掛かった男の悲哀、中年にどっぷりはまって、いまだロマンスを諦められない女の苦悩、ハーヴェイとケイト双方の抜け出せない人生のジレンマが痛いほどに伝わってくる。特にケイトの胸の内は我が胸の内とばかりに、シンクロすることこの上ないのではあるが、まともな仕事があって、仲の良い同僚がいて安定した生活が送れる分、ケイトのほうがまだ幸せなのでは?などと思ってしまったり(笑)。こういう、40代以上の、ある意味等身大の大人を主人公にした映画は珍しい。それをこれほど熟練の俳優陣で作り上げてくれるとは、、、などと喜んでいたのだが・・・・?
ハーヴェイに次々と苦難がのしかかり、それを受け止めるD・ホフマンの渋い演技は良い。地味で孤独な40代女性ケイトの、全く痛々しいほどの日常と余りにリアルなE・トンプソンの演技も良い。そんな2人が出会って、知らず互いの心の傷を癒しあっていく姿もとても良い。惹かれあっていく様が自然で、それゆえに脚本もうまいと感じさせる。時間的制限がある中で繋がっていく物語も良いのである。
んが!ラストに向けて物語が加速したとき、一気に私の胸にも嫌な予感がなだれ込み、ああまさか、まさかそんな展開だけは止めてくれ~と願う間もなく、『そんな展開』になってしまったラスト。あり得ない、ぶち壊しだわ。若者が主人公のロマンス映画なら掃いて捨てるほどある展開、なにもこれだけのキャストを使って王道路線を驀進させなくても良いだろうに・・・。D・ホフマンが走り回っている姿を観ていたら、なんだか猛烈に悔しくなった、こんなラスト・・・いや。
若い2人ならこんな猛烈な暴走も良いだろう、だからこそ物語も成り立つ。いくら人生のラストチャンスだからと言って、大人なら大人の解決方法があるだろう、分別があるだろう、深みがあるだろう!それまでは、地理を全く無視したロンドン散策も微笑ましく思っていたのに、ヒースロー空港からランベス辺りまでそんなに短時間じゃいけないわよ!と意味不明なところにまでイラっとする始末。まぁ、ランベスなんだかウォータールーなんだか、地理がおかしくなっていたから不明なんだけどさ。
なんかもう本当に勿体ないな~、その展開だけは止めてくれと思った陳腐な展開だったから余計に悔しい。ハーヴェイの必死さもケイトの最後の躊躇や決断も、とにかく全てが陳腐にまとまってしまっていた。この2人、この先うまく行かないな・・・とすら思う。大体ハーヴェイとケイトの双方のセックスアピール皆無に近いのだから、あの情熱がそもそも噛み合わないっての!これほど前半良い雰囲気で、ラストでぶち壊してくれた作品も珍しい。

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プロフィール

hiyo

  • Author:hiyo
  • たった二つの趣味、映画と読書を中心に、日記を書いてみたいと思います。
    最近、自分の時間を充実させたいな、と結構真剣に思っていたりして。文章を書くのも結構楽しいし、誰かが通りすがりに読んでくれたら、嬉しいかな、とか思っている。
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