『アーネスト式プロポーズ』

  • 2008/04/14(月) 21:07:48

〔英/米〕THE IMPORTANCE OF BEING EARNEST (2002年)
監督:オリヴァー・パーカー
原作戯曲:オスカー・ワイルド
脚本:オリヴァー・パーカー
ルパート・エヴェレット/コリン・ファース/フランシス・オコーナー/リース・ウィザースプーン/ジュディ・デンチ/トム・ウィルキンソン/アンナ・マッセイ/エドワード・フォックス/パトリック・ゴッドフリー/チャールズ・ケイ


郊外に屋敷を構えるジョン・ワージントンは、不貞の弟アーネストを作り出した。弟の尻拭いの為にと称してロンドンに出向き、ロンドンではアーネストとして遊んでいたのだ。そんなジョンは、放蕩者の友人アルジー・モンクリーフの美しい従兄弟、グウェンドリンとの結婚を望んでいた。常に金に困っているアルジーは、ジョンの美しい後見人セシリーを射止めるが、双方の女性とも、結婚の決め手は『アーネスト』という名前だったのだ。架空の『アーネスト』が引き起こす、ロマンチックな恋愛劇。

いや、ホント、映画を見る前にディティールをチェックしないと、時に嬉しい驚きに見舞われる(笑)。ほほう、C・ファースとR・エヴェレットのロマンス映画とな?共演はR・W・スプーンか。こりゃ、面白くないわけないわねぇと借りてみた。そしたらば、あらあら、F・オコナーも出てる!J・デンチまで!これはかなりの拾い物じゃないのかねぇ?
暫く見ていると、なんなのこの典型的な『ウッドハウス的』ドタバタ喜劇は!?郊外のお屋敷に集まる素っ頓狂な登場人物達。名を騙り、身分を偽り、それゆえに引き起こされる混乱の面白さ。リズム感も良く、コロコロと転がるように物語は進み、あっと言う間に見終わってしまった。
アーネスト、アーネスト、、、?フム、大して詳しくも無いが、ウッドハウスにこんな短編があるのかも知れない?と思ってエンディング・ロールを眺めていたら、あら、あら、あらやだ、我が愛しのオスカー・ワイルドが原作者じゃないの!我ながら、ツメの甘さにニヤリとした(笑)。
ちなみに監督O・パーカーは、『理想の結婚』でもR・エヴェレットを起用しての映画化をしている。こちらもかなり地味で小ぢんまりした印象ではあるが、堅実な物語構成と、あくまで原作を大切にした誠実さが感じられて中々良い作品だったと思っている。
そして本作も、その印象を裏切る事の無い、この時代のこうしたコミカルな作品を慈しむような、派手さの無い誠実な作り。同じくこの時代の作品を愛するものとして、観ていて心から楽しくなる映画だった。配役が良いのよね、主演のおじ様2人が先ず最高。ただぁし!R・エヴェレットをストレートとして描くのは、、、個人的には違和感があるのよね(笑)。
ただ残念だったのは、物語の動きが大きいので、台詞を楽しむ余裕が無かったかな?と言うところ。物語のトーンも、どこまでもコミカルで大雑把。要するに、O・ワイルドの小粋さ、良い意味での陰な部分、ちょっとした深遠さや詩的な部分が余り感じられなかったのね。だからウッドハウスなのかと(笑)。金の為に書いた娯楽作だったのかなぁ・・・なんて失礼な事を(笑)。
O・ワイルドと言えば、ウンザリするぐらい気障だけど、なんだか胸に染み込む絶妙な台詞の応酬が面白い。そこが余り感じられなかったのが残念なのだが、映画としては単純に楽しめる。英国の伝統的なコメディには不慣れ、良く解らんわそんな世界!という方も、この作品なら軽い気持ちで楽しめると思われる。そしてこれこそが、英国の上流社会を皮肉ったシニカルさと、1つ所に登場人物が集まって、次から次へと降りかかる災難を笑いに換える、伝統的コメディなのです。

アーネスト式プロポーズアーネスト式プロポーズ
(2008/04/04)
リース・ウィザースプーン、コリン・ファース 他

商品詳細を見る


ぽすれん『アーネスト式プロポーズ』紹介

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

ガブリエル・・・

ども、最近感想書く暇が余りありませんが、読者もいるので(笑)今後も頑張ります!

しかし・・・前も言いましたが、、、ガブリエル・マクトの出演作は、日本に余り紹介されていないのですよ。あったとしても、余り私の興味をそそる作品が無いのよねぇ?
という事で、唯一のお薦めは『ママの残したラブ・ソング』であります!コレは作品自体、小振りで良い映画ですよん♪

『グッド・シェパード』がもう直ぐ、レンタル入るんじゃないかな?(注:私は120%観ません・・・多分)
『アメリカン・アウトロー』は、映画自体面白かったけど、ガブリエル・マクト自体は、多分観たら熱が冷めると思われます。
『リクルート』もしかりです(笑)。

  • 投稿者: hiyo
  • 2008/04/17(木) 00:41:03
  • [編集]

ども!ども!私もおととい、これ観ました。見始めてから元彼が出てたことに気がついたです(笑)感想も何もないですが、こういう映画は笑えて見れてよいですわ♪
hiyoのブログは本当に映画を見るのに参考にさせてもらってますので、今度はガブリエル・マクト君もたくさん観てください(^^)

  • 投稿者: ユッキー♪
  • 2008/04/15(火) 13:44:40
  • [編集]

コメント投稿

管理者にだけ表示を許可する