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『ファウンテン 永遠につづく愛』
- 2008/06/16(月) 23:08:04
〔米〕THE FOUNTAIN (2006年)
監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ダーレン・アロノフスキー
ヒュー・ジャックマン/レイチェル・ワイズ/エレン・バースティン/マーク・マーゴリス/スティーヴン・マクハティ/フェルナンド・エルナンデス/クリフ・カーティス/ショーン・パトリック・トーマス/ドナ・マーフィ /イーサン・サプリー/リチャード・マクミラン
脳腫瘍に冒された妻のイジーを救うため、新薬の開発を急ぐ医師のトミー。しかしイジーの病状に追いつく事が出来ず、気持ちばかりが焦っていた。とうとう入院を余儀なくされたイジーは、自分が綴っていた物語の仕上げをトミーに託そうとする。その物語とは、中世のスペインが舞台。美しい女王イザベルに従う騎士トマスは、宗教戦争に巻き込まれた女王の命を救うため、ジャングルの奥地にあるという、永遠の命を与えてくれる『生命の木』を求めて旅立つのだった。
いや〜、騙されちゃったなあ〜。映画の宣伝も然ることながら、普段は余り軟派な髪型をしないH・ジャックマンがちょっと長髪なのが余りに素敵過ぎて、ついつい冷静な判断力を失ったね。まぁ、冷静な判断力があったとしても、相手役がR・ワイズでしょ、まず観たな、そこは間違い無く。
なんだかとっても素敵なDVDジャケ、宣伝用ポスターなども、美男美女の美しい姿が・・・ありましたけど、これは、全くもって『ロマンス映画』ではないね。
確かに、物語の基盤には1組の男女のロマンスがある。過去(劇中物語)においてはトマスとイザベル、現在においてはトミーとイジー、そして未来においては・・・あえて伏せさせて頂く。運命の相手という存在を通して、ざっくり言っちゃうと生と死というものを描いているのね。生きることと背中合わせの死。過去、未来において特異な生と死の存在を描きつつ、現代においては、生涯の伴侶と決めた人の死を受け入れられない男の足掻きが描かれている。
トミーは、いかにしてイジーの迫り来る死を受け止めるのか?まるで神にでもなろうとするかのように、これまで果たされなかった新薬を追い求めるトミー。反してイジーは、精神的な面から厳かに死を受け入れようとする。トミーに理解してもらう手立てとして、自分の書いた物語を渡したのかも知れない。現在を軸にして差し挟まれる過去と未来の描写は、観客も直面する身近な死を描く上で、過去は生を、未来は死を、ファンタジックかつ隠喩的に表現していたように感じた。
非常に哲学的なのだけど、こうした哲学論みたいなものって、語るべき資格がある人が語って初めて、受け入れられるものじゃないかと思う。監督・脚本をこなしたD・アロノフスキーの考えの1つではあると思うのだが、これをどれだけの人が受け止められるかというと疑問だ。私自信は輪廻転生を『信じたい』人なので、この映画の言わんとしている事も少しは解る気がした。となると面白いとも言えるのだが、この考え方に同調できない場合は、かなりの独りよがりな映画に感じるだろうなぁ?と思われる。ある程度同調していたとしても、結構ドン引きな演出もあったし(笑)。
『さぁ、H・ジャックマンの色気たっぷり堪能するぞ!』と挑んだので(笑)、展開に着いていくのに頭の切り替えに戸惑った。何なに?今この画面の中で何が起こっているの!?というね(笑)。
総体的には、かなりの意欲作でその意気込みは感じたが、製作者側の陶酔感が余りにも強く押し出されていたと言った感じ。この雰囲気で語るには、テーマもやたらと大きかった気がする。気負いこんだ割には、自己満足で終わってるかな?という気がしていささか残念だった。
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ぽすれん『ファウンテン 永遠につづく愛』紹介
ジャンル:
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