『幸せのルールはママが教えてくれた』
〔米〕GEORGIA RULE (2007年)
監督:ゲイリー・マーシャル
脚本:マーク・アンドラス
ジェーン・フォンダ/リンジー・ローハン/フェリシティ・ハフマン/ダーモット・マローニー/ケイリー・エルウィズ/ギャレット・ヘドランド/ヘクター・エリゾンド/ディラン・マクラフリン/ローリー・メトカーフ/ポール・ウィリアムズ
17歳のレイチェルは、サンフランシスコの都会から、祖母ジョージアが暮らすアイダホの田舎町に連れてこられた。ちょっとした問題を起こしたレイチェルを、厳しい祖母に預けてしまおうという母リリーの考えだった。リリー自身も母親とは上手くいっておらず、お互いギクシャクした関係が打破出来ないでいた。田舎暮らしにも横柄な態度しか見せないレイチェルに対して、ジョージアは厳格な『ジョージア・ルール』に従わせようとする。嫌々ながらも穏やかな生活にレイチェルが慣れ始めた頃、彼女のある重大な秘密がばれてしまうのだった。急遽駆けつけたリリーと女親子3代、それぞれの悩みに傷つき戸惑いながら、家族の絆を繕おうと奮闘していく。
微妙だなこの邦題、悪くは無いけど微妙。だって、『ママ』というのはリリーの事?ジョージアの事?年功序列で賢者の知恵を持っている・・・なんて、この場合、不器用っぷりはジョージアもリリーも似たり寄ったり。もしかしたら、唯一『ママ』ではないレイチェルが、1番器用だったのでは?なんて思ったり。なので、邦題は微妙だな〜と。かと言って原題も?微妙なんである。
幸せのルールは誰に教えて貰ったのではなく、この映画の場合、お互い全く違うベクトルの不器用ぶりを発揮している3人の女性が、それぞれの不器用さを危なっかしくカバーし合いながら、協力して見つけた!という感じ。おばあちゃんもママも、等しく激しく不器用です。
でも、そこが1番良いと思える映画だった。賢者らしく程よく胸に響く台詞を言う祖母とか、溢れる愛情を注ぎまくりの母なども嫌いではないが、ここまでとことん不器用な女性像は、なんとも人事という気がしなくて、否が応にも共感してしまう。
実際のところ、1番頑固で手に負えないのはジョージアだったのかも知れない。自身の厳格な『ジョージア・ルール』に縛られて、自分が何でも正しいと信じ込んでいる。頼りになるとは思うが、やはり一緒に暮らしていたら息が詰まってしまう。そんな母に反発する事から情緒不安定になったのか、アルコール依存症になったリリーだが、それでもジョージアは叱るか軽蔑しかしない。
リリーは必死になって娘レイチェルとの仲をなんとかしようとするが、後に明かされる秘密からも、母が娘の事を良く見ていなかったのが伝わってくる。『愛してる』とは何度も言うけれど、そうは信じられない母の姿ね。まずこの女家族には、口で言うほどの愛情が全く伝わって来ないのだ。
そんな環境だったから・・・と、最初は擁護できそうも無い横柄なレイチェルだったが、単に素直になる方法を知らなかったのかと徐々に思わせる。図太くならざるを得なかったレイチェルの、孤独と優しさが見えてくる。彼女を心から気遣ってくれた、獣医サイモンの台詞にスカっ!とする。
さて、何かと問題のあるL・ローハンだが、やはり良いね、この子は。ただお肌が汚すぎます。夜中に何をやっていようが勝手だが、商売道具としては利用価値ギリギリ1円って感じ。はっきり言って、ジョージア役のJ・フォンダの肌の方が遥かに綺麗に見えた。
そのJ・フォンダだが、美人って・・・幾つになっても美人。羨ましいぐらいスタイルも良くて、在りし日の面影をしっかり残した素敵な女性だった。なんであんなに、ジーンズが似合うのかしら。
しかしこの映画の最大の功労賞は、リリー役のF・ハフマン。もともと男顔だと思っていたが、本作ではあられもない姿で暴れるわ、酔った姿を熱演するわ、盛大にぶっ倒れて顔から血を出すわ、化粧も控え目でとにかく痛んだ姿を見せてくれる。母ジョージアと娘レイチェルとの板挟みにあって、最も辛い立場で頑張ったと言えようか、かなりの体当たり演技で間違いなくMVPだ。
全く不器用で生き方の下手な女性達だったが、ようやく素直になって、最も大切な存在を正しい形で理解したと思われるラスト。女性が喜びそうな伏線の張り巡らし方からも、その後の彼女等の生活が目に浮かぶようだった。この映画、パート2を作って欲しいぐらいよ。
ぽすれん『幸せのルールはママが教えてくれた』紹介
監督:ゲイリー・マーシャル
脚本:マーク・アンドラス
ジェーン・フォンダ/リンジー・ローハン/フェリシティ・ハフマン/ダーモット・マローニー/ケイリー・エルウィズ/ギャレット・ヘドランド/ヘクター・エリゾンド/ディラン・マクラフリン/ローリー・メトカーフ/ポール・ウィリアムズ
17歳のレイチェルは、サンフランシスコの都会から、祖母ジョージアが暮らすアイダホの田舎町に連れてこられた。ちょっとした問題を起こしたレイチェルを、厳しい祖母に預けてしまおうという母リリーの考えだった。リリー自身も母親とは上手くいっておらず、お互いギクシャクした関係が打破出来ないでいた。田舎暮らしにも横柄な態度しか見せないレイチェルに対して、ジョージアは厳格な『ジョージア・ルール』に従わせようとする。嫌々ながらも穏やかな生活にレイチェルが慣れ始めた頃、彼女のある重大な秘密がばれてしまうのだった。急遽駆けつけたリリーと女親子3代、それぞれの悩みに傷つき戸惑いながら、家族の絆を繕おうと奮闘していく。
微妙だなこの邦題、悪くは無いけど微妙。だって、『ママ』というのはリリーの事?ジョージアの事?年功序列で賢者の知恵を持っている・・・なんて、この場合、不器用っぷりはジョージアもリリーも似たり寄ったり。もしかしたら、唯一『ママ』ではないレイチェルが、1番器用だったのでは?なんて思ったり。なので、邦題は微妙だな〜と。かと言って原題も?微妙なんである。
幸せのルールは誰に教えて貰ったのではなく、この映画の場合、お互い全く違うベクトルの不器用ぶりを発揮している3人の女性が、それぞれの不器用さを危なっかしくカバーし合いながら、協力して見つけた!という感じ。おばあちゃんもママも、等しく激しく不器用です。
でも、そこが1番良いと思える映画だった。賢者らしく程よく胸に響く台詞を言う祖母とか、溢れる愛情を注ぎまくりの母なども嫌いではないが、ここまでとことん不器用な女性像は、なんとも人事という気がしなくて、否が応にも共感してしまう。
実際のところ、1番頑固で手に負えないのはジョージアだったのかも知れない。自身の厳格な『ジョージア・ルール』に縛られて、自分が何でも正しいと信じ込んでいる。頼りになるとは思うが、やはり一緒に暮らしていたら息が詰まってしまう。そんな母に反発する事から情緒不安定になったのか、アルコール依存症になったリリーだが、それでもジョージアは叱るか軽蔑しかしない。
リリーは必死になって娘レイチェルとの仲をなんとかしようとするが、後に明かされる秘密からも、母が娘の事を良く見ていなかったのが伝わってくる。『愛してる』とは何度も言うけれど、そうは信じられない母の姿ね。まずこの女家族には、口で言うほどの愛情が全く伝わって来ないのだ。
そんな環境だったから・・・と、最初は擁護できそうも無い横柄なレイチェルだったが、単に素直になる方法を知らなかったのかと徐々に思わせる。図太くならざるを得なかったレイチェルの、孤独と優しさが見えてくる。彼女を心から気遣ってくれた、獣医サイモンの台詞にスカっ!とする。
さて、何かと問題のあるL・ローハンだが、やはり良いね、この子は。ただお肌が汚すぎます。夜中に何をやっていようが勝手だが、商売道具としては利用価値ギリギリ1円って感じ。はっきり言って、ジョージア役のJ・フォンダの肌の方が遥かに綺麗に見えた。
そのJ・フォンダだが、美人って・・・幾つになっても美人。羨ましいぐらいスタイルも良くて、在りし日の面影をしっかり残した素敵な女性だった。なんであんなに、ジーンズが似合うのかしら。
しかしこの映画の最大の功労賞は、リリー役のF・ハフマン。もともと男顔だと思っていたが、本作ではあられもない姿で暴れるわ、酔った姿を熱演するわ、盛大にぶっ倒れて顔から血を出すわ、化粧も控え目でとにかく痛んだ姿を見せてくれる。母ジョージアと娘レイチェルとの板挟みにあって、最も辛い立場で頑張ったと言えようか、かなりの体当たり演技で間違いなくMVPだ。
全く不器用で生き方の下手な女性達だったが、ようやく素直になって、最も大切な存在を正しい形で理解したと思われるラスト。女性が喜びそうな伏線の張り巡らし方からも、その後の彼女等の生活が目に浮かぶようだった。この映画、パート2を作って欲しいぐらいよ。
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