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『イントゥー・ザ・ワイルド』

2009/03/16 23:26 ジャンル: Category:映画【青春】
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〔米〕INTO THE WILD (2007年)
監督:ショーン・ペン
原作:ジョン・クラカワー
脚本:ショーン・ペン
エミール・ハーシュ/マーシャ・ゲイ・ハーデン/ウィリアム・ハート/ジェナ・マローン/キャサリン・キーナー/ヴィンス・ヴォーン/クリステン・スチュワート/ハル・ホルブルック/ブライアン・ディアカー/ザック・ガリフィアナキス

大学を卒業したクリス・マッカンドレス、貯金は全て寄付し、カード類は全て破棄して、家族の誰にも告げず、アラスカを目指して放浪の旅に出る。道中様々な人と知り合って有意義な時間を過ごすが、彼の目的は変わらない。ただひたすら北を目指し、やがてアラスカ森林奥地へ入っていく。大自然と向き合い、孤独と闘いながらクリスが見出したかった事とは?2年の放浪の末、餓死死体として発見されたクリス・マッカンドレス。最後の日々、彼は何かを見つけられたのだろうか?

正直言うと、もっとずっと『大感動の嵐』が吹き荒れるかと思っていた。ちょっと違ったね。詳しい事は調べていないが、クリス・マッカンドレスの手記を元に、余計な演出は極力加えず、当たり前に想像できる範囲だけで脚色していたように思う。
なので説明的要素や劇的な盛り上りは薄く、クリスに共感できる人には多くの物事を伝えてくれるのだろうが、共感できない場合は、取り入るところが無い気もする。私の場合は、鑑賞中ずっと、クリスのことを理解したいと思っていた。彼の行動、彼を突き動かした想い、北の大地に見た可能性などなど。
クリス・マッカンドレスという人は、自分に対して厳しく、周囲に対しては限りなく優しい人だったのではないだろうか?その優しさ故に、脆く繊細な側面があったのだろう。死後2週間で発見されたという皮肉、2週間とは長いようでも、諦めるには余りに短い期間である。しかしその死こそが、彼が北を目指した運命だったのでは?
優しく繊細なクリスは、現実社会の痛ましい姿にどこまで耐えられただろうか。仮にに耐えられたとしても、苦しんでまで存在する価値はあったのか?生きる事に価値があるのなら、死にもまた同等の価値がある。クリスの死には、彼が行った全てに意義を与える、運命的なものだったのではないだろうか。
この作品を観る前から、ジャック・ロンドンが頭に浮かんだが、やはりクリスは、ジャック・ロンドンの愛読者だったそうで、劇中でも、『野生の呼び声』を熟読する姿がある。そして共産主義の文学者トルストイ。良いものを体現として追求しようとするその精神と活力、それこそが若さであり、周囲の影響を跳ね飛ばし、真直ぐに己の望むものを追い求める身勝手さ、それもまた若さである。
そんなクリスを演じたのは、E・ハーシュ。久し振りに、最高のE・ハーシュに出会えて感激。S・ペンのような映画人に愛される役者になるって信じてた!そのS・ペンは映画には出演していないが、素晴らしい手腕を発揮している。主役E・ハーシュを始め、なんとなく『S・ペンが好みそうな良い役者』が揃い踏み。
若手女優J・マローンとC・スチュワートにても、少し癖のある、可愛いだけじゃない実力派だ。V・ヴォーンも1番良い側面を発揮していて、こんな良い演技が出来る役者なのよねぇ、と改めて思ったり。
出演者全てが個性的で印象深く、記憶に残る演技を見せてくれる。演技をはっきりと意識させつつ、強烈に惹き付けられるリアリティがある。監督が最高の俳優であるからこそ、こういう作品に仕上がるのではないかと思う。
例え全体に単調さが残ろうとも、旅の道のりを実直に飾り気なく描くことで、クリス・マッカンドレスに敬意を表しているように感じる。俳優各人がみせた素晴らしい演技からも、この作品を尊敬していることが伝わってくる。
人を惹きつける魅力を備えた人がいる、側にいると、安心感を与えてくれる人がいる、きっと主人公クリスは、そんな人物だったのだろう。だからこそこの作品には、描かれる死よりも希望的色合いの方が強く感じられる。とても美しく、製作に関わった人達の『尊敬』の心が感じられる良作に仕上がっている。

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