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『カレル・チャペックのごあいさつ』

2009/04/06 23:26 ジャンル: Category:読書【コメディ・その他】
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カレル・チャペック著/田才 益夫 訳/青土社
チェコを代表する作家でありエッセイストのカレル・チャペック。彼が勤めた新聞社で発表し続けた幾つものエッセイ。ジャーナリストとしての目線と、著者本人の人間味溢れる目線を掛け合わせ、当たり前の日常を穏やかに語り、諭し、楽しむ。著者の生きた『チェコの今』を感じさせる、味わい豊かなエッセイ集。

カレル・チャペック・・・、初めてじゃないかな?読んだの。カレル・チャペックと聞くとダーシェンカを思い出すのだが、いまだ手に取った事は無い。飼い犬のエッセイでしょぉ~?愛犬話なんぞウチの両親だけで十分よ、という捻くれ者の行かず後家的可愛げの無さたっぷりで避けてきた。ふん・・・、良いじゃないの、この雰囲気。
新聞に掲載していたコラムである。従って、書きたいことを書いたエッセイ集というのより、少しばかり堅い印象がある。それでも、過去に遡って『チェコの今』を如実に伝えてくれるような、生き生きとした描写に溢れている。
都会でありながら少し朴訥とした印象を残すプラハの面影、テクノロジーに侵略されていない人々の、穏やかだが苦労も多い人生。戦争や幾多の侵略で傷付いた国や人の存在を伝えつつも、人生の平凡だが暖かい部分を切り出すことで、誰もが毎日、楽しさを感じられるように仕向けているよう。時に辛辣になったりもする。例えば毛皮のコートの話、苦労を語り合う人々への苦言、こうしたところに、日本とは違う政治体制下にある生活が見えたりする。
これは是非、チェコに行く前に読みたかった。いやむしろ、プラハの町のど真ん中で読みたかった(笑)。新聞とは、人々の生活に密着した、歴史をそのまま形にしたものである。こうしたコラム1つを取っても、時代を感じ、その土地を身近に感じることが出来る。その上この作品では、そのコラム1つ1つが、構成力に優れ、読みやすく楽しい作品ばかりである。
バスの運転手のほのぼのする話、悲劇的な国民性にたいする辛辣な意見、子供の頃の雪の思い出、大人と子供の夏休みなどなど、一心不乱に熟読するほどではなくて、『一休み』している時に少しずつ読みたい、そんな作品集だった。

カレル・チャペックのごあいさつカレル・チャペックのごあいさつ
(2004/05)
カレル チャペック

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