* WanderLust *=memorandum for me=

読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- ジャンル: Category:スポンサー広告
TB(-) | CM(-)Edit

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ゴーストハウス』

2009/05/11 00:10 ジャンル: Category:読書【幻想・奇想・奇譚】
TB(0) | CM(0) Edit

クリフ・マクニッシュ著/金原 瑞人・松山 美保 訳/理論社
父親を亡くしたばかりのジャックは、母セアラと共に古びた一軒家に越してくる。しかもジャックには特別な能力があり、死者の存在を感じ取ることが出来た。その家には4人の子供と、病気で娘を亡くした母親の霊が住み着いていたが、ジャックは即座に彼らの存在を感じ取る。しかも母親の霊は実体を見せ、ジャックの母親になりたいと申し出る。4人もの子供の幽霊がいるのに、なぜジャックを選んだのか?その謎が明らかになるにつれ、悲しくも恐ろしい幽霊物語が紡がれていく。

全体的にまとまりがあって読みやすく、物語も物悲しくて感動的、ジュブナイル作品としては高水準だろうと思われる。のだがぁ?いまいちインパクトが薄い。ベテランらしく淀みないのびのびとした筆致や、子供を慈しむ目線、物語の突飛さよりも人情的な感性に訴える内容など、全体的にアレックス・シアラーを想起させるのではある。
父親の死を乗り越えようとする、病弱だが気概があり心優しいジャックが、死者を感じるという特殊な能力をもって、家に住み着く子供達の霊を救済せんと奮闘する。果たして子供達はなぜその家に閉じ込められているのか?真実は余りに酷く、読者も彼らの健気さに感動し、無事な成仏を祈るだろう。
子供たちから『あの人』と呼ばれる母親の霊も、魂となって邪気が強調されたとは言え、生前の記憶は目を覆いたいほどに切なく辛い。悪者を画一的に捉えさせない構成は上手い。プロットはどこを取っても興味深い、正直かなり面白かった。
読書中はかなり引き込まれて、久々に眠れない夜を過ごしたし、ラストも一捻りあって、単純には終わらないところも面白い。本を閉じた時は、『ああ、面白かった』とつくづく思ったのだが、こうして思い返してみると・・・何だろう、この物足りなさ・・・。
まっ、いいか?読書中は面白かったんだし?

ゴーストハウスゴーストハウス
(2007/05)
クリフ マクニッシュ

商品詳細を見る

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

hiyo

  • Author:hiyo
  • たった二つの趣味、映画と読書を中心に、日記を書いてみたいと思います。
    最近、自分の時間を充実させたいな、と結構真剣に思っていたりして。文章を書くのも結構楽しいし、誰かが通りすがりに読んでくれたら、嬉しいかな、とか思っている。
名言・格言集
Now on-line
現在の閲覧者数:
Thanks for visiting
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
ブログ内検索
googleで検索
2011年読書記録更新中!
今はこんなところ・・・
hiyo07さんの読書メーター
携帯でも、読みたいですか?
QR
Blog Ranking
ちょっと登録してみたよ?


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。