* WanderLust *=memorandum for me=

読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- ジャンル: Category:スポンサー広告
TB(-) | CM(-)Edit

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『パパの電話を待ちながら』

2009/05/25 21:21 ジャンル: Category:読書【幻想・奇想・奇譚】
TB(0) | CM(0) Edit

ジャンニ・ロダーリ著/内田 洋子訳/講談社
仕事が忙しいビアンキさんは、イタリア中を旅している。そんな父を恋しく思う愛娘は、毎日夜9時きっかりに、電話でお話をしてくれるようにお願いする。

猫とともに去りぬ』以来、2冊目のJ・ロダーリ作品。奇妙な物語を優しい語り口で包み込んだ印象の前作同様、本作もとてもほのぼのとした超短編ばかり。しかし、父から娘へというには、いささかシュールだったりシビアだったりする作品も混じっていた。独裁政権や階級差に関するピリリとした意見を感じる作品があったり、所有欲などといった、人間の醜い感情を厳しく諭した作品があったりして、大人が読んでも十分に堪えられる高い水準の作品集なのだ。
とは言え、『猫とともに去りぬ』はその奇抜なプロットが際立っていたものだが、こちらはもっと童話風。空からお菓子が降ってきたり、アイスクリームの宮殿があったり、乗ると宇宙にまで飛び出してしまう回転木馬があったりして、子供だったら瞳輝かすような、愛情溢れる小話がたくさん。
ずっと憧れていたのは、寝る前にお話を聞くことだった。私の場合は、祖母が時たま『子供時代の思い出話』をしてくれたのだが、これは実体験であって、夢見るようなお話ではないのである。その代わり、かなり抱腹絶倒の思い出話ではあった。
祖母の『爆笑明治思い出話』はともかく、子供にせがまれて咄嗟に話した物語が、後の名作となっているケースはとても多い。『不思議の国のアリス』も、『オズの魔法使い』もそうである。寝る前にちょっと・・・がとてつもなく素晴らしい物語を生み出す・・・、このプレッシャーを長年考えてきた。子供を生む予定も無いくせに(笑)。
咄嗟に物語を紡げる人は凄いと思う、私は特に想像力貧困で、空からお菓子なんて、100まで生きても思いつかないだろう。私と同じ悩みをもったご両親も多いことだろうが、この本を一冊隠し持っておけばもう大丈夫!丸暗記してお子様に語って聞かせて上げて下さい。寝る前の、至福の一時とご一緒に。

パパの電話を待ちながらパパの電話を待ちながら
(2009/04/07)
ジャンニ・ロダーリ

商品詳細を見る

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

hiyo

  • Author:hiyo
  • たった二つの趣味、映画と読書を中心に、日記を書いてみたいと思います。
    最近、自分の時間を充実させたいな、と結構真剣に思っていたりして。文章を書くのも結構楽しいし、誰かが通りすがりに読んでくれたら、嬉しいかな、とか思っている。
名言・格言集
Now on-line
現在の閲覧者数:
Thanks for visiting
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
ブログ内検索
googleで検索
2011年読書記録更新中!
今はこんなところ・・・
hiyo07さんの読書メーター
携帯でも、読みたいですか?
QR
Blog Ranking
ちょっと登録してみたよ?


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。