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読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

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『マイ・ブラザー』

2009/06/15 23:17 ジャンル: Category:映画【ドラマ】
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〔伊〕MIO FRATELLO E FIGLIO UNICO (2007年)
監督:ダニエレ・ルケッティ
原作:Antonio Pennacchi
脚本:ダニエレ・ルケッティ
エリオ・ジェルマーノ/リッカルド・スカマルチョ/アンジェラ・フィノチアーノ/マッシモ・ポポリツィオ/アルバ・ロルヴァケル/Vittorio Emanuele Propizio

イタリアの小さな町で暮らすベナッシ家は二男一女の5人家族、長男のマンリコはカリスマ性があり、率先してストを起こすほどの共産党員だった。年の離れた弟アッチョは個性的に育ち、家族でただ1人、ファシスト党へ入党してしまう。しかし憎みあう政党に加担し合っていながら、兄弟や家族としての繋がりに変わりは無かった。何事も無く時は過ぎ、兄弟の政治的諍いにも一応の収まりが着いたのだが、兄マンリコの政治活動は次第に過激化していって・・・。

EUフィルム・デーズ第2弾!いや~、この映画が観られるとは思わなかった、感謝感激雨霰どこに散らせば良いですか?ということで、まずはサックリ映画の感想を。
政治絡みだしR・スカルマッチョが出演しているので、やたらとシリアスなドラマかと思っていたらちょっと違った、いや、大分かな?イタリアらしい飾らないコミカルさが散りばめられ、割合と笑える全体像。とは言え、こういう作りはイタリアらしくて上手いなぁ~と思うのだが、しっかりとドラマ性があって、じっくりと見せる内容なのだ。
政治絡みとは言え、その辺はライトタッチで入りやすい。、この作品が前面に押し出したいのは兄弟のこと、そして、年の離れた弟で末っ子で、カリスマ性のある兄を尊敬し、しかし疎ましく思い・・・という複雑なアッチョの姿なのだと思う。
(多分)大好きな兄と姉に、(恐らく)可愛がられ、好い加減3人目で放置度が増している両親の目を盗み、割合と自由に育ってしまった(であろう)アッチョ。彼の純朴さや信じやすさ、流されやすさは、兄や姉の影響あってのことだろう。いつだって、誰かが守ってくれていた。ついでにね、こんな言い方は大方のイタリア国民に失礼とは思うが、アッチョの存在そのものが、『イタリア』という国を表しているような気がした。流されやすく、信じやすく、純粋で無邪気に悪どくて、政治的転身の素早さも、巻き込まれやすさも、アッチョがイタリアの縮図のように見えたのだ。
兄弟にとって大きな事件は幾つかあるが、総じて『兄弟の成長』を普通に描いた作品。文字通り『成長』ね、年を取っていくだけの成長。だけどね、面白いんですよ。演出の上手さか、脚本が良いの、断定し難いがとにかく良い。
アッチョと兄の繋がりは普通に見えるが、魅力的な兄マンリコがアッチョに及ぼした影響がとても巧みに描かれていて、その存在が上手く映画の要になっている。ラストのアッチョの爽やかな笑顔、彼は一体兄から何を学んだのだろう?彼は今後どんな風に変わっていくのだろうなんて、期待させてくれるエンディングも抜群。
そんなアッチョですが・・・、E・ジェルマーノが可愛い可愛い。登場シーンで玄関ドアからのアップに既にクラクラ状態で、本気で鼻血が出そうだったわよ。冒頭は子役が演じているのだが、この子がまたE・ジェルマーノにそっくり!将来有望だわね~。
E・ジェルマーノはこれまでシリアスな演技しか観たことが無かったので、こんなコミカルさも良いわねえ~とほくそ笑む。と言うより、全体的な雰囲気から考えれば、コミカルな演技の方が向いているという気もした。いずれにしろ、どちらにも転べる良い役者なのである。おまけにすこぶる可愛いし♪
さて、シリアスと言ったらド・シリアスな顔をしたR・スカルマッチョだが、やはりこの人は良い。あの瞳を見ると、最初の一瞬でまず心臓が射抜かれる思い。とにかく目力の破壊力は随一の役者。ハリウッドでも貴重じゃないかしら?
カリスマ性のある兄マンリコの役にはドンピシャリなので、映画の説得力もいや増すのである。E・ジェルマーノとは『1歳』しか違わないのに、老け顔vs童顔で年齢差の錯覚もバッチリ。とても褒めているようには感じられないかも知れないが、役者としてはR・スカルマッチョの方が好きである。ただシリアスしか演じられないよねぇ?という難しさがある。本作でもコミカルさとは微妙なズレがあった。しかし良い。
笑いとシリアスさを絶妙にブレンドし、普遍的な人間関係をじっくりと描いた本作。愛と家族と政治と良い男(笑)、イタリア映画らしい良さがたっぷりと染み込んだ、小振りながら良作である。せめて国内DVD化されることを願います。

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