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『おくりびと』

2009/07/01 22:42 ジャンル: Category:映画【ドラマ】
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〔日〕 (2008年)
監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
本木雅弘/広末涼子/山崎努/余貴美子/吉行和子/笹野高史/杉本哲太/峰岸徹/山田辰夫/橘ユキコ /橘ゆかり/朱源実/石田太郎/小柳友貴美/岸博之/宮田早苗/大谷亮介/星野光代/諏訪太朗/奥田達士/内田琳/鈴木良一

チェロ奏者の小林大悟は、入団したばかりの楽団が解散したことで職を失ってしまう。音楽家としての将来に絶望した大悟は、故郷山形に妻の美香を連れて移住する。帰郷してあっさり見つかった仕事は『納棺師』、社長の佐々木は飄々として掴みどころが無いし、事務の上村さんも葬儀屋らしくない。少々奇妙な人達と付き合う羽目になった上に、仕事は死者が相手だ。最初は嫌悪感しか感じなかった大悟だが、次第に『死者をおくる』儀式の尊厳に魅了されていく。しかし世間の風当りは思ったよりきつく、美香も思わぬ反応を見せて大悟を拒絶するのだった・・・。

ようやっく、ようぅぅぅやく、観られた。いや、良かったね、良かったですよ。若干長く感じたが、大悟の心の動きをじっくりと追って行くので、耐えられる範囲だと思う。
日本の現代劇が世界に認められたと単純に思ったが、考えたら『お葬式』って、現代日本の行事の中で、最も古来の風習を守っているものかも知れない。古き日本の様式美は急速なスピードで失われ、よもやその欠片すら見出せないと思っていたが、人の死に対して、私たちには打ち破れない、何か神秘的な常識があるのだろうか。映画ではそうした日本独特の葬儀風景をふんだんに利用しているので、結果的に日本の文化・風習を十分に伝える要素のある作品だったのだ。
思い出すのは、祖母の葬儀の際、納棺師の方が装束それぞれの意味を説明しながら、着付けを手伝わせてくれたこと。祖母の心臓は止まってしまったが、そうして意味のあることを祖母に捧げることで、その存在や未来が感じられ、死は単なる終わりなのではないと、悲しみの中で、奇妙な心のよりどころのように感じられたことだ。
もう1つ、我ながら情け無いのだが、冷たくなった祖母を触るのが少しばかり恐かったところ、納棺師の方は臆する事無く祖母に触れ、礼節をしっかり示してくれたことに感動した。大変なお仕事だなぁと思ったものである。
そんな訳で私には、映画の中で仕事を理由に大悟に辛く当たる人々が、いささか大袈裟に思えた。そんな人々も、自分の大切な人が亡くなれば納棺師に頼る。見苦しい身なりで旅立たせないために、人生を全うした死者を敬うためにも。ただ単に、『死』そのものを、深く考えないが故の言動だったのかも知れないが。
いずれにしろ、納棺師という仕事を通して『死』を描き、そこに大悟の人生の再起など、『誕生』を感じさせる幾つかの要素を上手く絡めた脚本は良かった。先にも書いたが、展開をじっくり丁寧に追い、派手ではなく日本の日常を織り交ぜ、十分にドラマに引き込む力のある作品である。おまけに随分泣きました(笑)。
丁寧な解説でもないと、火葬場のシーンなぞ外国人に分かるのか?と思うほどだが、あの味気ない火葬場が舞台でも、笹野高史、杉本哲太という力のある役者が素晴らしいシーンに仕上げてくれていた。本作中、1番染み入るシーンだったかも。
ということで、演出や脚本も素晴らしいが、役者の力量も見事。特にやはり山崎努、あの独特な壁のある渋い雰囲気、内に秘めた優しさや男らしさ、役柄にもピッタリだ。広末涼子は可愛いのであるが、本木雅弘と夫婦というと・・・?もうちょっと歳の行った女優さんの方が良かったかな。
各所で絶賛されている本木雅弘だが・・・、良かったねぇ(笑)。時に演技らしく、時に自然体で大悟を演じ、しっかり作品を引っ張っていた。先に挙げた先輩役者達のような、観客を引き込む『迫力』は無いかも知れないが、逆に中和役で良かったかも。
鑑賞前の期待が高すぎて自分に負ける・・・そんな不安を吹き飛ばし、淡々と始まった物語は、感動的に幕切れとなった。日本映画、これからは時々観よう(笑)。

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