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読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

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『あぁ、結婚生活』

2009/07/09 21:00 ジャンル: Category:映画【ドラマ】
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〔米〕MARRIED LIFE (2007年)
監督:アイラ・サックス
原作:ジョン・ビンガム
脚本:アイラ・サックス/オーレン・ムーヴァーマン
クリス・クーパー/ピアース・ブロスナン/パトリシア・クラークソン/レイチェル・マクアダムス/デヴィッド・リッチモンド=ペック/ティモシー・ウェッバー/デヴィッド・ウェンハム/アンナ・ウィリアムス

真面目な性格で長年妻を愛してきたハリーは、若く美しい愛人ケイが出来てから人生について悩み始める。妻パットの悲しみを考えると離婚よりは死んだ方が楽だろうと思い込み、ハリーはパット殺害を計画する。一方ハリーの親友リチャードは、紹介されたケイに一目惚れ、密かに彼女の気を惹こうと画策する。パットもまた、夫ハリーに打隠し続ける悩みがあり、それぞれの思惑は、勝手な解釈と共に絡まりあっていく。

ほのぼのとしていて少しだけピリ辛な恋愛コメディかと思っていたら、全然違った(笑)。どちらかと言えば、飛び切りドライなマティーニのような作品。キリリとしていてクールに辛い。どうやら原作者は、ミステリ系の作家らしい。
ということで、本作は基本ミステリ調。ただし事件らしい事件は起こらず、サスペンス的な緊張感もそれほど無い。しかし上手い具合にミステリ要素を際立たせ、古典的なミステリの手法を利用して、心理的な緊張感を高める上手い演出だった。
『堅実な作品』という印象が強かったが、それを担っているのは役者陣。なんと言ってもC・クーパーが格段に良い。屈折した、どちらかと言ったら『悪』的要素の強い役者ではあるが、時折こういう朴訥として、しかし屈折した役をやると何とも味がある。
余談だが、サスペンスタッチの盛り上がりを含有しつつ、夫、妻、友人・愛人の立場に立って物語が展開され、表面的な事件の面白さの基盤に緻密な人間描写を潜ませた脚本が、アイラ・レヴィンの作品を連想させた。
本作の場合は事件らしい事件は取り立てて起こらないが、出来事に潜む人々の考えや行動、それ自体がミステリである。長年連れ添った夫婦の危機は、表面化する事無く深みにはまり、お互いの深い葛藤の末に密かに終焉する。若い愛人や友人の葛藤も格段目立つこと無く盛り上がり、全員が何も知らぬまま終着していくのだ。
映像として見せる映画に於いて、目に見えない心の内を追ったような本作。夫婦間、男女間、友情、複雑な人間心理を上手く見せてくれる秀作と思うが、何分『胸の内』であるので、じみ~な雰囲気である(笑)。
ラストはなかなかさっぱりしていて、夫婦らしさをゆったりと見せてくれたように感じられて良かったのだが、特典映像にある『別のラスト複数バージョン』は全然雰囲気の違うもの。どうも話を聞いていると特典版の方が原作に近いようなのだが、個人的には全体の雰囲気とマッチしているようで、本編版が1番しっくり来た。

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