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歴史を作る人々

2009/08/26 00:45 ジャンル: Category:2009年☆日記☆
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さて、世界陸上は終わってしまった、あっという間の9日間。今年も世界最高の選手たちが、様々なパフォーマンスを見せてくれた、実に充実の9日間。

そして今回はなんと言っても、男子やり投げで見事銅メダルを獲得した村上幸史選手だ。まず私が凄い!と思ったのは、選手生活も長く、今年で30歳になるというその年齢だ。まだ伸びている、その身体能力の高さ、のびしろの大きさに感服する。
やはり陸上と言うと、25・6歳がピークという気がするし、事実世界でも有名な選手が30歳を前にピークを向え、27・8歳頃では苦しみながら戦っている。日本の選手でも幾人か、27・8歳頃で限界と向き合いながら戦っている。
そんな中、30歳になる年に記録を更新し、なおかつ世界大会でその実力を遺憾なく発揮し、歴史上初めての偉業を成し遂げる。これまで4度の世界大会を経験し、その全てで予選落ち。ピークと思われる20代半ばから後半でもなせなかったことを、29歳の今やり遂げるとは、心から素晴らしいと思うのだ。30代に上ろうかという頃なら、『お疲れ様』と見送りモードになってしまうこちらの勝手な見方をさらりと交わし、『これから』という可能性を見せ付けてくれた。

可能性と言えば、これまでやり投げと言わず投擲種目は、日本人には無縁の世界。あの室伏広治選手が頭角を現すまで、世界大会でも余り取り上げられることは無かった。とはいえ室伏選手は、投擲会のサラブレッド。
ハーフであり投擲のDNAを満身に詰め込んだ、トレーニング環境も万全の室伏選手が引退したら、また日本の投擲界は影が薄くなってしまうのではないか?と、心のどこかで寂しい思いがしていた。そんなネガティブな憶測を払拭し、新たな世界、新たな世代の可能性を見せてくれたのも、村上選手だと言えるだろう。
日本人でもここまでやれる。やり投げと言わず、自分の見出した道であれば、努力が実らない日は無いのだと希望が持てる。

かつても現在も、大いなる『可能性』を見せてくれた選手は幾人もいる。陸上競技だけでも、短距離の末續慎吾選手、ハードルの為末大選手、棒高跳びの澤野大地選手。短距離の伊東浩司氏も、燦然と輝く10.00秒の記録、アジア人初の9秒台の夢だった。こうした人々は、可能性以上に『夢』を見させてくれ、どれほどその陶酔感に浸ったことか。今時分騒がれている薬物より、私にとってはよほどトランスできる瞬間である。
いまだに、末續選手のあの200mの決勝の舞台を鮮明に思い出せる。出走前の緊張感、集中しきった潔い表情、カーブを抜けて、接戦で駆け抜けたゴールライン、雄叫びを上げる末續選手に涙ながらに拍手を送り、明け方5時過ぎにも関わらず、同じく眠れなかった友人からメールが入った(笑)。
こうした選手たちは結果として、『歴史』そのものなのである。私たちは子供の頃から『過去の』歴史を勉強し、現代においては歴史を目撃することなんて無いと錯覚している。世界のあちこちで戦争が繰り返され、政治体制が変わり、国が分断し、合併しても、それは他国の出来事であって、歴史としての実感は薄い。
素晴らしい芸術が生まれても、ラファエロやダヴィンチ、ゴッホやピカソ、ロダンやライトには敵わない。素晴らしい映画が出来ても、黎明期に活躍した往年の映画スター達の輝きには届かない、食べ物も、環境も、平和も、悲劇も、生活のあらゆるものが研ぎ澄まされ飽食した今、感動すらも飽和していると感じる。
そんな中、彼らは『歴史』が動く瞬間を、時代の中に着いた大きな足跡を見せてくれる。これってとんでもなく『凄いこと』ですよ。まぁ私はスポーツを見ることが好きなので特にそう感じるのだろうが、それでも、『歴史』を作れる人は何が何でも凄いのだ。

日本で初めて、やり投げ種目でメダルに輝いた村上選手。彼の試技を見ている間中、私は今、『歴史』を見ているのだと実感した。大きく揺るがなかった固定概念が、今崩されようとしている。まさに、『壁を打ち崩す』大きな一投。
今年、夏のベルリンで、1つの『歴史』が作られ、始まった。その瞬間を目撃できたことが、この夏、私の最高の思い出になった。そんな村上選手に、おめでとうございます、そしてお疲れ様とお伝えしたい。新たな歴史の始まりを背負って、30代の大いなる可能性を秘めて、次なる戦いを期待しています。

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