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読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

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『ナゲキバト』

2009/11/22 22:57 ジャンル: Category:読書【ドラマ】
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ラリー・バークダル著/片岡 しのぶ 訳/あすなろ書房
9歳の時、両親を事故で亡くして祖父に引き取られたハニバル。ポップと呼ばれて人々から親しまれた祖父は、両親の死で落ち込むハニバルを優しく救い出してくれた。そして、生と死を教え、人生を生きる意味すらも、教えてくれたのかも知れない。

何度読んでも泣ける。ありがちな感動作だと普通、1度読んで号泣したら2度めは泣かないのだが、この作品は違うのだ。一見すると当たり前とは思えない無いような祖父の教えもあり、じっくり考えて、心の奥深くにヒットする深い深い事柄。曰く灰色がかった教訓ではあるのだが、そんな難しいことを、幼いハニバルにも分かるよう、ポップは噛み砕いて教えてくれる。
9歳のハニバルは、両親の死に健気に耐えながら、子供らしく天真爛漫で素直な様を見せてくれる。そして祖父の教えの1つ1つを、純粋に大事に受け止めていくのだが、その穢れなき様がまた泣かす・・・わ(笑)。
幾つかの『生と死』を通して、その選択の難しさや、生と死を左右する力の使い方、意識の持ち方、ひいては人生のコントロールの仕方や心構えなどを語るポップ。そんな彼にも、そうした事柄を身を持って知るためのある出来事が過去にあったのだが、そうしたドラマ性も『小説』として高く評価できると思う。
とにかく、ポップの言う事は酷く最もなのだが、幼いハニバルでなくとも納得し難い、というか、自分がそんなことを判断する立場には立ちたくないと痛烈に思う。ナゲキバトを打ち落としてしまったハニバルにしても、『銃はいけません』とか『猟も単なる殺生だ』とか、直接的な事を伝えるより遥かに身に染みて様々な事を知るだろう。大切なのは、事実をただ伝えることより、考えさせ、そして選択させることなのかも知れない。
この作品、子供さんに読ませたら捗々しい効果が(何とは言い難いが)あると思う。両親の死を考えて怯え、そしてその存在を尊く思うかも知れないし、人にしろ動物にしろ、その命の尊さ、自分の人生の歩み方などを、真剣に考えてくれるかも知れない。
単純に小説として楽しむのでも十分なクオリティだ。短くてあっと言う間に読み終わってしまうが、いつまでも読み続けていたいと思わせる、穏やかで真心のこもった作品だった。

ナゲキバトナゲキバト
(2006/04)
ラリー バークダル

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