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『グラン・トリノ』

2009/11/26 16:02 ジャンル: Category:映画【ドラマ】
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〔米〕GRAN TORINO (2008年)
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
クリント・イーストウッド/ビー・ヴァン/アーニー・ハー/クリストファー・カーリー/コリー・ハードリクト/ブライアン・ヘイリー/ブライアン・ホウ/ジェラルディン・ヒューズ/ドリーマ・ウォーカー/ジョン・キャロル・リンチ/スコット・リーヴス

最愛の妻を失ったウォルトは、長年暮らしてきた家に今は独り暮らし。周囲は移民家族ばかりに埋められて、朝鮮戦争の帰還兵でもあるウォルトには面白くない。彼は72年型のグラン・トリノを新品同様の状態で所有していたが、その車を盗むために隣家の長男タオが倉庫に忍び込んできた。悪事の償いとしてウォルトの手伝いをすることになったタオ、その姉スーは勝気でしっかりした少女で、アジア文化を毛嫌いしていたウォルトも次第と打ち解けて行くのだが、荒廃した若者文化は人種の別なく広まっており、結果大きな事件となって彼等に襲い掛かってきた。

お・と・こ・の映画だね、これは(笑)。すっかり『おじいちゃん』になったC・イーストウッドなのにむちゃくちゃ格好良い。格好良く見せようという意図以上に格好良く見える。そして私はなぜか、ずっと『ダーティハリー』を思い出してた(笑)。
ウォルトとタオの間に築かれる友情は、父と子のようでもあり対等な友人同士のようでもあり、まさになんというか、男が理想としそうな『互いを認め合った価値観で結ばれた友情』。女性はもうちょっとこう・・・柔らかいもので包まれた友情というかね。
冒頭から猛烈な人種差別を展開するウォルトだが、結局大まかな『差別』自体は最後まで改善されることは無かったのではないかな?差別という意識とは別のところで、タオやその一家を『人間』として受け入れていった感じ。大分奇麗事に感じるが、そういった感情も分からないではない。ウォルトにとって、朝鮮戦争で戦ったアジア人はあくまで『アジア人』であり敵であり、自らを長年の苦難に追いやった人々だ。彼等に対する罪の意識があったからこそウォルトは一生をかけて苦しんだのだろうし、だからこそ、その対象を憎むという形で自らに幕を張っていたのではないだろうか。
とにかくそういった人物描写が秀逸で、役者がまた上手いこと演じているから溜まらない。畳み掛けるような差別描写に感じるが、黒人もアジア人も白人も、結果的には『人間』自体の問題であり、悪事に染まるものに人種は関係なく、真っ当に生きるものにもその別は無いのだと感じられた。
ウォルトの親族一同の有様、彼等を通せば、ウォルトが精神的にロー一家と近く、ひいてはモン族の仕来りに親近感を感じていたのが分かる。そういった面では、白人ですら批判され、結果人種以前の問題である人間性を説いていると感じたのだ。
さてさて、そうした難しい問題はさて置いても、とにかく格好良かったねぇ。男性には本当、溜まらない世界観なのではないだろうか?全編まさにこれ『男』といったエネルギーが満ち溢れ、女としても、こうした男に側にいて貰いたいものだと思わせる。
女は男が守るもの、弱い青年は熟年の男が導くもの。それも言葉ではなく体現せよ!甘い言葉は必要ない、黙って俺について来い!的な(笑)。こういう姿勢は本当に昔気質、ウォルトそのままであり、C・イーストウッドそのものなのかなぁ?
ラストの展開も秀逸。読めそうで読めないウォルトの行動を静に追い、その真意を知った時に驚愕する。彼は、自らの人生の落とし前をしっかり着け、タオたち一家も救ったのだ。どんなありがちな結果が待っているのか?と思ったが、地味ながら意外性がって、しかも深く胸に染み込み考えさせられるラスト、全く、お見事でした。

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