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読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

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『レスラー』

2011/02/04 20:09 ジャンル: Category:映画【ドラマ】
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〔米〕THE WRESTLER (2008年)
監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ロバート・シーゲル
ミッキー・ローク/マリサ・トメイ/エヴァン・レイチェル・ウッド/マーク・マーゴリス/トッド・バリー/ワス・スティーヴンス/ジュダ・フリードランダー/アーネスト・ミラー/ディラン・サマーズ

80年代に活躍したプロ・レスラーのランディ・ロビンソンは、20年を経た現在も、現役レスラーとして頑張っていた。身体中は傷だらけ、地味な興行にバイトで繋ぐ冴えない日常で、心も同じく傷だらけだった。勝手気ままに生きてきた代償に、一人娘からは背を向けられ、思いを寄せるストリッパーのキャシディとは微妙にギクシャクした感じだ。それでもランディがプロレスを捨てられないのは、彼を慕いヒーローと崇めるファン達、そして彼の気持ちを心底から理解してくれるレスラー仲間の存在があるからだった。しかしある壮絶な試合の後で心臓発作を起こしたランディは、緊急手術で一命を取り留めるものの、2度とプロレスが出来ない身体になってしまう。

ようやく観た・・・、D・アロノフスキー監督・・・『ファウンテン 永遠につづく愛』で受けた微妙な印象が拭えない監督だ。しかし本作は、その公開時に大好評を博した作品。かつての色男M・ロークのカンバック作品としても話題になった。
ということで観たよ!確かに、M・ロークの素とも演技ともつかないような存在感のある演技は圧巻。ランディのもがき苦しむジレンマに満ちた日常に、否応なしに引き込まれていく。M・トメイの廃れきったセクシーさもより官能的で哀愁たっぷりで、とにかくワンシーン毎に映画の中心部に気持ちが取り込まれていくのが分かる。
物語自体は大したことく、心配していた監督の作風はすんなり受け入れられたので一安心。その上、構成や設定もシンプルながら上手いチョイスだと感心。プロとして活躍するスポーツ選手としては、現役でありながら落ちぶれた様を描くのにはレスラーは適してるだろうし、熱狂的なファンが長く応援するというスタンスも、流行性が無い分プロレスには良くある場面が作れただろう。
プロレスには興味が無いので、実情は分からないが、小さな世界で作り出されるレスラー同士の信頼や友情など、ランディの世界がさりげなく描かれていたのが秀逸だと思った。ランディを英雄として信頼する若手レスラー達との交流や、興行側との触れ合いなどを観ていると、ランディが生きる場所がどこにあるのかは一目瞭然なのだ。
男性=プロレスに対するのが、キャシディ=ストリッパーだろう。プロとしての意識は高いのだが、社会的な立場は低い。年齢も既にピークを過ぎ、それでも生きるために最上のコンディションを整えながら毎日に挑むのだ。それは、レスラーとして日常を削るランディと、不思議と呼応するものがある。
それぞれが目指す高みを追い求めながらも、思うようには行かずに苦しんでいる、そんな不器用な男女の姿を、その特異な職業を絡めて対比させつつ巧みに描き出していく。唯一の違いは、キャシディは地に足が着いており、ランディはある種夢の中に生きていたということだろうか?それとも、それが男と女の違いだろうか。
ラストは色々な解釈が出来るだろう、男と女でも、違う見解を持ちそうだ。私はあのラストに、単純だろうが男を見た。純粋に、男を感じられる映画だと思った。不器用で負け犬でも、そんな中に美学があれば、それで男は完成するのかもしれない。
映像が面白いと思った。まるでドキュメンタリーのような飾りの無さ。アメリカは広いなぁとつくづく思う、ランディの暮らす世界は、世界を牽引する大国アメリカの面影は無く、ランディ同様、うらぶれた町並みを質素に晒しているのだ。それも恐らく、アメリカの真実の姿であり、反面では世界的に有名な華やかさがある、それはランディの栄光と転落の姿と重なるようでもあり、舞台すら脇役として生かせてしまうその力量、本作が好評価であった所以は、十分過ぎるほどに伝わったと言えるだろう。ラストのボブ・ディランの歌がまた秀逸。

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ミッキー・ローク、マリサ・トメイ 他

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ぽすれん『レスラー』紹介

ランディは 悲しいな
はじめまして

レスラー人生もピークを過ぎ、娘とは絶縁状態、ステロイドの影響で心臓は弱っているありさまの中年レスラー ランディー。

せっかく 親子関係を修復するチャンスだったのに娘さんとの約束すっぽかすのは さすがにマズイよ~(´Ц`)
自分には「この場所しかない」不器用な生き方しかできないランディーは やはり 悲しい男です。

あっ、そうそう・・・同じミッキー・ロークの主演の「ホーム・ボーイ」という'88年の映画 しってますか?こちらは、ロークが アメリカ各地を渡り歩く流れ者ボクサーのジョニー役です。元妻のデボラ・フューアーと共演しています

これ以上説明するとネタバレになりますので 省略しますが レスラーのランディーとはまた違った男の不器用さを「ホーム・ボーイ」のジョニーは持っています。

「レスラー」と「ホーム・ボーイ」 ともにミッキー・ロークの主演で、ふたりの不器用な男が主人公 ランディーとジョニー

ふたつの作品を比べながら見るのも 悪くないですよ
[ 2012/06/29 20:53 ] [ 編集 ]
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