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読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

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『夏休みのブルー』

2011/02/11 23:32 ジャンル: Category:読書【ヤングアダルト】
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キャロリン・シー著/大堀 章子 訳/DHC
大学を卒業し広告業界で働いたボブは、28歳にして、画家になる夢にもう一度チャレンジしようと決心した。しかしパリへ行き、アメリカに戻ってみても、何を描きたいのかが分らない。とりあえず地元大学へ入り直す9月までの1ヶ月間、ボブは『便利屋』をして生計を立てることにした。真夏のL.Aは特異な様相を示し、ボブの元には一風変わった人々からの依頼が舞い込み始めた。誰もみな、心に少し悲しみを抱えている。そんな人々の悩みを便利屋の仕事に変えて癒していく、そんなボブもまた、自らの絵に対する答えを、彼らから吸収しようとしていた。』

もっとジュブナイル的な物語を想像していたのだが、それはこのカラフル&ポップな装丁のせい?あらすじを読んでみても、青年の自分探し・・・かと思いきや、ボブは既に28歳、30歳を目前にして最後のチャンスを自ら生み出そうとしているのだ。ただし翻訳の雰囲気やボブのキャラクター設定(会社員を捨てフラットシェアで大学生達と暮らし、自らも進学を計画している)や、苦悩する姿の初々しさなどが、ジュブナイルっぽく感じられる。
とはいえ、一夏の間ボブは女性関係につきまくり、ちょっぴり艶めかしいシーンも出てくる。それはラストに向けた伏線でもあり、ボブは自らの画風を探求すると同時に、その人生の方向性や大事なものなども見出して行く。
とにかく、爽やかで後味の良い物語。ボブの出会う人々は、色々悩みを抱えているが、人間的には魅力的だと思う。あらすじを読むと、ボブがまるでヒーラーかなにかのような印象を受けるが、別にそんなことでは無い。依頼人に共鳴し共に悩み成長するという素質はあると思うし、少しばかり人が好過ぎるきらいがある。そういう人というのは、とかく人と繋がりやすく共感を得られやすいものだ。
あえて難を言うとすれば、物語がいまいち平板である。これという面白味が上げられないのである。こういう作品を読むと、『若いなぁ~』で一蹴してしまう我が年齢が憎いと思いつつも、若いなぁ~と微笑ましくなる。と同時に、その自由さや挑戦的な態度、難しい選択に飛び込む勇気に、憧れる気持ちもある。
特に盛り上がりは無いけれど、ボブの人の良さ、ひいてはそのスタイルの格好良さに惹かれてグイグイページが進んだ。ほんの息抜きに、こういう作品は心が休まって良いものだ。

夏休みのブルー夏休みのブルー
(2001/11)
キャロリン シー

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