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日本人としての誇りを

2011/03/17 20:09 ジャンル: Category:2011年☆日記☆
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3月11日のあの時、これで私の日常は大きく変わってしまうのかと思った。自分勝手なことだろうが、そうなってみれば、捨て去りたくない幾つもの些細な日常が浮かんだ。仕事も無く、悶々と過ごした日々も、ようやく就いてみれば、給料も安くて不満だらけの日々も、時間が無いと嘆く余暇も、たかが雨が降ったぐらいで憂鬱になる日々も、朝起きる苦痛も、遅々として進まぬ勉強も、残業も、貧乏な生活も、何もかも、失いたくないと願った。
もそもそと机の下から這い出して、命に別状はこの先も無いと安心する。その後の経過を見ても、私の極普通の生活は、安泰なのだと分かった。それから幾日か過ぎ、東北での現状が日々悪化していく様を見、原発の危機的な情況を知り、遂に、私の日常は変わってしまったのだと気がついた。
極少ずつではあるが、いまや、多くの日本人が5日前とは同じ日常を送ってはいない。こうなってみて思うのは、そんな日常に戸惑いつつ、人はなんと早くその境遇に慣れるものかということ。今なお避難所で、先の見えない状態にある人々も、『生きている』という基本事実だけを頼りに、『生き続ける』という日常を必死に過ごし、仲間を作り、助け合い、元の生活を想いつつ、限られた中で精一杯過ごしているだろう。一刻も早い復旧とご帰宅をお祈りしています。

計画停電が発表されたが、多くの人は即座に対応し、節電に尽力し、電車の都合に合わせ、何とかこれまでの日常を維持しようと努力している。14日の朝、人でごった返す駅、街を見ていて思ったのは、そこに殺気立った雰囲気が感じられないということ。
仮に人身事故などで電車が止まったり遅延した場合、同じように混雑する駅周辺には殺気ともつかない空気が漂う。駅員に詰め寄る人々、憤懣やるかたないという表情を浮かべる人々、携帯電話に向かって大音量に文句を吐き散らす人々。そこには確かに、只ならぬ空気が存在するが、この日の朝は、至って穏やかな空気が流れていた。
東北の人を思えばという団結した思い、この緊急時に必死で節度を保とうとする駅員各位に対する賞賛の思い、人それぞれだろうが、そこには穏やかと言えそうな雰囲気が漂い、おかしな話なのだが、人で混みあう駅のホームで、私の心には何か満足感と言うか、こうして混雑に佇む自らの立場に妙な誇りが感じられたのだ。

人々の生活が変わり、世界からの注目も集まった。出来ることならもっと違う形で集めたかったものだが、度重なる首相取替え、政権交代、政界のトップの不祥事、回復しない景気など、これまでは余り芳しくなかった注目度であった。
果たして、世界114カ国から援助の申し出があり、その国を世界地図で塗りつぶせば、残すはアフリカ各国のみという勢いだ。自国でも問題を多く抱える地域であるから、援助せずとも当然と思えるが、南アフリカなどは援助の声を上げており、情況や財政難から調整中という。実に、頭が下がる思いだ。幾つかの国は、日本が助けてくれたから、という言葉を添えている。日本の地震復興支援には定評がある。それもそのはず、過去の大震災の歴史、小規模地震の頻発、地震大国としての実績は伊達ではないはずだ。
こうして世界の皆様にお返しを頂ける幸福をかみ締めつつ、実際の援助以外にも心に残るものがある。それは各国からの賞賛の声だ。今世界中で賞賛されているのは、私たち日本人に関してだ。被災地及び周辺の人々の冷静さ、団結力などが、世界から高い評価を受けている。私たちにとっては当たり前のことですら、世界では驚きを持って迎えられているのだ。
その驚きは、かつてから『日本人』に持たれていたイメージそのままであり、私たちが忘れてしまったと思われていたような、かつての毅然とした日本人の姿だった。第二次大戦の傷も癒え、次世代を担う私たちや次の世代の若者は、かつての日本人の美しさを忘れてしまったと嘆かれがちだが、その実、もっと深い部分できちんと守られていたのだと分かる。
慌てず、騒がず。イギリスでは、大混乱の都心から、会社員が信号を守って規律正しく歩いて帰る姿を報道し、その冷静さと真面目さを褒め称えている。帰れなくなった人達が、歩行者のことを考えて端に座る姿に感心する国、被災地で泣き叫ぶ人はおらず、皆黙って情況を受け入れている毅然とした態度に感嘆する国あり、いち早く復興に乗り出した政府の行動力を称える国あり。そんな日常を取り戻そうと奮闘する日本人の規律と冷静さと団結力に、今世界は注目しているのだ。
各国の声を聞くと、自然と『日本人らしさ』が浮き彫りになってくる。その行動や報道は、決して間違えてはいない。私たちは冷静に行動し、今は皆が協力しながら節電し、不足する物資に堪えている。乾電池の補給が間に合わなければ、被害の少ない関西で、24時間の創業をしてくれる。被災者受け入れを計画する都市もある、今は日本中が、なんとしてでも復興の兆しを見出そうとしている。私たちは日本人であり、忘れられたと思われていた凛とした姿を、今もって内に秘めていたのだと思わせてくれる。

地震大国日本で生まれ育ち、感覚で震度を割り出せる国民はそうはいないだろう。私たちは地震と寄り添って生きてきた。いつだって、打ち勝ってきた。小さな私事でお恥ずかしいが、我が家には今、お米が無い、パンも無い、主食が無い。でも、ジャガイモがある、小麦粉がある。仕事もある、都心の放射能なんて怖くない、命がけで戦っている原発の人のことを考えれば、日常を取り戻し、日々を生きるために外出するのなんてへっちゃら。
毎日余震があって神経が細るが、それだって、茨城や東北各地の方々に比べれば、船に乗っているようなもの。気楽を装って耐えてみせる。
多くの震災と同じように、その崩壊から立ち直るために。

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