* WanderLust *=memorandum for me=

読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- ジャンル: Category:スポンサー広告
TB(-) | CM(-)Edit

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『最高の子 牛小屋と僕と大統領』

2011/04/05 21:12 ジャンル: Category:読書【ヤングアダルト】
TB(0) | CM(0) Edit

ゲイリー・シュミット著/上野 元美 訳/講談社文庫
産まれて直ぐに両親が自動車事故で亡くなったクーパーは優しい祖父母と暮らしていたが、相次いで老齢の祖父母が亡くなってしまう。両親や親戚の記録は無く、事実上天涯孤独となってしまったクーパーだが、祖父の遺志を継いで14歳で農場を運営しようと奮闘する。しかし学業との両立は難しく、否応なしに襲う孤独もクーパーを苦しめる。そんなクーパーに忍び寄る不穏な影、修正された出生証明書、突然現れた次期大統領を狙う上院議員は、クーパーが現大統領の実子だと主張する。ただ素朴に生きたい少年クーパーは、大きな陰謀に巻き込まれてしまうのだった。

とても短い小説で、著者の実力は折り紙付きという印象。むしろ余暇を使って暇潰しに書いたのか?と思わせる、『良くある物語』でもあった。真面目で純粋で正義感の強い、とにかく『良く出来ましたで賞』の大きな星を胸に輝かせているような少年が、孤独という悲しみを受け止めて、健気に頑張る。彼の周りには優しくて実直な人が集まり、何かれと無くクーパーを助ける。
そこに突然現れる『悪者』。彼は権力と財力を持った政治家なのだが、典型的な『悪い奴』。そして、そんな悪の存在に立ち向かう影の『善』。果たして彼らは何者なのか?何者かは・・・別に実力ある探偵でなくとも分かるというもの。大きな陰謀に巻き込まれたクーパーだが、その真直ぐな心持と周囲の暖かい助力で乗り切って行く。差し挟まれるサブエピソードも、まぁ意外性は一切ないのだが面白い。
構成力、筆致、いずれを考えても『完成度』はとにかく高い。だからこそ余計に、暇潰しに書いたのか?と思ってしまうのだ。捻りが一切無い、しかしこれだけしっかり書く作家なら、本腰入れたら相当読み応えのある作品を書くだろうと容易に想像が出来る。子供に寝る前に聞かせた物語なのかしら?なんて(笑)。ニューベリー賞をお取りになっているそうなので、他の作品も是非読んでみたいものだ。

最高の子 牛小屋と僕と大統領 (講談社文庫)最高の子 牛小屋と僕と大統領 (講談社文庫)
(2006/10/14)
G. シュミット

商品詳細を見る

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

hiyo

  • Author:hiyo
  • たった二つの趣味、映画と読書を中心に、日記を書いてみたいと思います。
    最近、自分の時間を充実させたいな、と結構真剣に思っていたりして。文章を書くのも結構楽しいし、誰かが通りすがりに読んでくれたら、嬉しいかな、とか思っている。
名言・格言集
Now on-line
現在の閲覧者数:
Thanks for visiting
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
ブログ内検索
googleで検索
2011年読書記録更新中!
今はこんなところ・・・
hiyo07さんの読書メーター
携帯でも、読みたいですか?
QR
Blog Ranking
ちょっと登録してみたよ?


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。