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『ザ・ファイター』

2011/04/26 00:25 ジャンル: Category:映画【ドラマ】
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〔米〕THE FIGHTER (2010年)
監督:デヴィッド・O・ラッセル
脚本:スコット・シルヴァー/ポール・タマシー/エリック・ジョンソン
マーク・ウォールバーグ/クリスチャン・ベイル/エイミー・アダムス/メリッサ・レオ/ジャック・マクギー/メリッサ・マクミーキン/ビアンカ・ハンター/エリカ・マクダーモット/デンドリー・テイラー/ジェナ・ラミア/フランク・レンズーリ/マイケル・バッファー/シュガー・レイ・レナード

低所得者階級が多く暮らす町ローウェル、一時はその町の期待の星だったボクサーのディッキー・エクランドは、ドラッグの悪癖が祟って自らその座から滑り落ちた。腹違いの弟ミッキー・ウォードは、兄ほどの才能は無いと思われていたが真面目で勤勉な男だった。ミッキーもボクサーとして年齢の限界に来ていたが、何とか這い上がろうと日々練習を積むものの、母親のプレッシャーやドラッグに溺れたディキーに振り回されてままならない。恋人のシャーリーンはミッキーと家族を引き離そうとするが、ミッキーは躊躇する。たとえ悪影響があったとしても、ミッキーにとって家族とは、苦楽を共にした仲間だったのだ。しかし将来を見据えたミッキーは大きな決断を下し、新しいマネージャーと共に勝ち進んでいく。そして遂には、チャンピオン戦に駒を進めることになるのだが、家族と恋人との軋轢は、ミッキーに別の不安を生み出していた。

実話をもとにした物語で、真実は小説よりも奇なり・・・ではなく、真実ゆえの地味さがある物語だ。しかしながら、あえてこの作品をDVD以前の映画館まで観に行ったのには、真実故の込み入った事情があったからだ。まず発端は、世界的に有名ではあるが、いささか地味な扱いの『アイリッシュ系』ボクサーのサクセスストーリーが映画化するらしいという話を数年前に聞いたこと。アイリッシュ系ボクサーの話とあらば、例え舞台がアメリカだろうと着いて行くわ!と興奮したのも束の間だった。
主演俳優はブラッド・ピットに!などと噂され、降板し、よもや話も立ち消えたか?と思う頃にまた浮上。ようやく制作にも絡んだM・ウォールバーグが主演に決まり、兄役にはなぜか年下のC・ベイルが決まったと聞く。この時点で、だいぶ地味になってしまったなぁ・・・という印象はあったものの、むしろその方がアイリッシュらしくて良いか!と楽観主義が芽を伸ばす。
制作も確定したし、後はのんびりDVDが出るのを待ちましょうという、ロングスパンの片端にドンと構えた気分だったものの、この頃から姉が熱狂的なクリ様ファン(C・ベイル)になる。暫しの時が流れ、姉のクリ様熱は沸点を指したまま、この映画の情報は無いかとせっつかれ始めた。姉もかなりの映画好きなのだが、出来るだけ情報を集めたいというファン心理。ついついつられて色々調べているうちに、思わず私も本作の制作及び日本公開情報を日々追いかけるようになってしまった。
そうこうする内に助演2人、特にクリ様の名声が高まり、満を持してのアカデミー賞に被さるように、日本公開も早まった。ということで、姉と2人(と言っても姉は、私と行った時点で3回目の鑑賞だった)、期待に胸を膨らませて映画館に行くことになった次第だ。
予想通り、かなり地味な作りだ。スロースターターで最後にドカンと相手を倒すミッキー・ウォードの試合スタイルと同じように、後半に行き着くまではかなり淡々と物語が進んでいく。もう少し駆け上がっていく姿が劇的だったり、ミッキーの暮らしぶりとボクシングの描き出しに強弱を付けて、双方を濃く見せて欲しかったとか、欲を言えばきりがない感じ。なかなか豪快な家族で、穏やかで生真面目なミッキーはかなり振り回されるようなのだが、その激しさも余り描かれていないように思った。
が、何しろ、噂通りM・レオが素晴らしい!その存在感と堅実な演技だけで、母親像が脳内できっちり構築されていく。脚本無しでも、キャラクターの人物像が伝えられる演技だった。加えてやはり、クリ様の演技が圧巻。余りにも素晴らしい演技を観ると、それがたとえコメディでも泣けてくる。今回はそんな涙を流した。映画館で泣いたのは久し振りだが、家で観ていたらきっと号泣しただろう。不器用な男の頼りない去り行く後姿が、余りにも秀逸なワンシーンに仕上がっていた。背中だけの演技、弟を思う気持ち、壊れかかった自分を意識しながらも、気丈に立て直そうとする強がり、頼れないのに頼りたい、そんな存在感を写した背中。クリ様、やっぱりあんた凄いよね。
真実として、ミッキー・ウォードがチャンピオンになるまでが描かれるので、ラストは爽快な勝利がある。ボロボロになりながら相手をKOするミッキーと共に、ラストは畳み掛けるように興奮が押し寄せてくる。自宅にボクシングリンクを作って『ボクサー』になったM・ウォールバーグの渾身の試合シーンは見事で、地味な展開の中に隠されていた伏線が寄り集まるように収束していくのが分かるのだ。
まるでヨーロッパ作品のような淡々としたオーラスのシーンまで、染みる演技が行き渡っているのだが、世間の高評価の影になったM・ウォールバーグも、もう少しフィーチャーされても良かったのにと思った。控えめながら闘志を持った男を、とても自然に控えめに好演していたが、控えめ過ぎたのか?M・ウォールバーグは好きなので出演作も良く観るが、正直これほど出来るヤツだとは思っていなかった。本作は3部作になる(したい?)予定らしいので、今後はM・ウォールバーグにも焦点が当たることを期待している。
ということで本作は、噂に違わず興奮し、感動し、力強い気持ちになれる良作だった。今の日本には、こんなファイターが必要なのじゃないかな?


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(2011/10/04)
マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベール 他

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