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『わたしの可愛い人―シェリ』

2011/05/08 23:15 ジャンル: Category:映画【ロマンス】
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〔英/仏/独〕CHERI (2009年)
監督:スティーヴン・フリアーズ
原作:コレット
脚本:クリストファー・ハンプトン
ミシェル・ファイファー/ルパート・フレンド/フェリシティ・ジョーンズ/キャシー・ベイツ/イーベン・ヤイレ/フランシス・トメルティ/アニタ・パレンバーグ/ハリエット・ウォルター/ベット・ボーン/ゲイ・ブラウン/トム・バーク/ニコラ・マコーリフ/トビー・ケベル

ベル・エポックに沸くパリで繁栄したココット(高級娼婦)のレアは、その栄華も陰りを見せた20世紀初頭には、漠然と引退を考えていた。しかし、かつての仕事仲間マダム・プルーのそれとない依頼を受け、その息子フレッドの教育係を引き受ける。20代を前に既に女遊びと放蕩暮らしに飽きていたフレッドは、レアの包容力や落ち着いた優しさに魅了されていく。一方、フレッドを幼いころから『シェリ』という愛称で呼んで可愛がっていたレアも、共に暮らす彼を愛してしまうのだった。6年が過ぎ、夫婦のような気安さを共有していた2人だったが、遂にシェリの本当の結婚が決まってしまう。愛を手玉に取ってきたココットのレアだったが、自身が思っていた以上に激しく動揺していることに戸惑いを隠せない。それを悟られないよう毅然と振る舞おうとするのだが、どうしてもシェリを思う気持ちを掻き消すことができずにいた。

まずですね、何はともあれ、M・ファイファーは化け物か!?と(笑)。良い意味で、一体この人の美容法ってどんなんだろう?かと。撮影時50歳だった彼女、早婚なら祖母になっていてもおかしくない年齢であるにも関わらず、なんともこれまたお美しいったらありゃしない。撮影当時27歳くらいだったR・フレンドと恋愛関係にあると言っても、なんら遜色ない、この設定なら全く無理がない。むしろラストに向けての展開を考えれば、作中でレアの年齢に設定されていると同年代の女優を使っても、若々しすぎて無理があるかも?という気がしないでもない。
イメージとしてはニコール・キッドマンなのだが、この人では、老いを浮かび上がらせるラストが成り立たなくなってしまう。レニー・ゼルウィガーなら大丈夫かと思うが、この人じゃあシェリが惚れるとは思えない(笑)。設定よりは多少年齢は上だが、華麗にして温かみのある元ココットとしては、他に思いつかないほど抜群の配役だったと思える。
さてさて久々に、原作が読みたくなる映画だった。かつて読んだ古典作品の中で、最もハートにグッと来ちゃったのは『椿姫』という私のこと、本作も同様にぐっと来ちゃったのだ。酸いも甘いも嗅ぎ分けた元ココットのレアが、その栄華の終わりに若く美しいシェリに参ってしまう。そんな女の儚さに必死に対抗する、レアの気丈さにもぐっとくる。破局への道のりを約束するような不安定なレアとシェリの愛の行方は、なるほどと感心させる巧妙な手口で決着をみる。レアの尊厳を失うことなく、シェリが悪者になることもなく、しかも分かりやすい。
そしてラストのこの一連のシーンのために、美の影を見せることを厭わないM・ファイファーのプロ根性が必要だったのかも。女優さんで、あれだけの『老い』を堂々とカメラに晒せる人って少ないのではないかと思う。女優で無くても勇気のいることだろうが、それをまた醜く、しかし芸術的に映像化したカメラマンも頑張ったね(笑)。果たしてレアは老いに負けたのか、若さに負けたのか、その両方に打ち勝ったのか?私は、打ち勝ったのだと思いたい、そりゃロマンチストだもの。
レアにばかり着目してきたが、熟達の女レアを落としたシェリ。どこか浮世離れしたようなシェリだからこそ、レアを虜に出来たのかも?などと思う。まさに、熟女殺しオーラ全開のR・フレンドだが、予てからこの人、ポストオーランド・ブルームという印象だった。まぁ、系統としては子犬系。そんなR・フレンド演じるシェリは、子犬のような様子がありながら、反して近寄りがたい危機感のようなものがあり、まさに『我がまま子』という雰囲気が上手く醸しだされていた。年上のレアに甘えて、自分の理想から外れると駄々をこね、若い妻にはとことんつっけんどんな態度を取る。その姿、まるで母親の新しい夫に挑む幼子のよう。しまいには逃げ出して、皆に迷惑をかけて、、、とにかくとんでもない男だ。まさに、女性目線で描いた『酷い男』の集大成のようなシェリだが、上手いこと演じていたところをみると本人も。。。?なんて冗談です(笑)。
古典でありながら『娼婦』というい際どい生態を描いている本作、時間が経っても色褪せない面白さを上手く映像として表現できていたと思う。期待以上というほどではないが、どことなくライトなタッチの仕上がりも、老若男女関わらず楽しめる出来なのじゃないかな。

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