* WanderLust *=memorandum for me=

読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- ジャンル: Category:スポンサー広告
TB(-) | CM(-)Edit

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ケルトの薄明』

2011/06/08 00:32 ジャンル: Category:読書【古典】
TB(0) | CM(0) Edit

ウィリアム・バトラー・イエイツ著/井村 君江 訳/ちくま文庫
アイルランドを代表する詩人、作家であるイエイツのもう1つの顔、それはケルト文化の継承家。イエイツがアイルランド各地から集めた妖精譚、幽霊話、不思議な話、おかしな話にまつわる思い出を集めた作品集。物語形式もあれば、それを語った人々の思い出がもある。古の息吹を感じるアイルランドの物語。

この作品、一度途中まで読んで辞めていた作品だった。辞めた理由は忘れたが、恐らく図書館から予約本が届いて辞めざるを得なかったのだろう。しかし、余暇が出来ても再開しなかったのには訳がある、どうもこれ・・・肌に合わないのだ。お口に合わないのだ、感性に合わないのだ。
アイルランドを代表する、世界的に有名なイエイツ。彼の詩的で繊細な語りがそもそも合わない・・・。己のがさつな根性がつくづく情けない。しかし私、実は『アイルランドを代表する』作家たちの文章がかなり苦手。ジョン・バンビルしかり、ジョン・マクガハンも、、、実はちょっぴり。なんと言うか・・・文学的過ぎるというか、意識が高尚過ぎるというか、、、なんというか、、、己の無知で粗野な知能が憎らしい。
概要をざっくり説明すると、妖精物語とはちょっと違い、イエイツが編んだ妖精譚などケルト文化を伝える幾つかの作品集の礎となった、語り部達の思い出話、、、といった作品だ。アイルランド各地を歩いて数々の物語を集めたというイエイツが出会った人々、まさに生きるケルト伝説のような人からお話好きのご近所さんレベルまで、様々な人のことが語られている。加えて、その人が語ってくれた物語を転載している場合もある。伝説となった、その存在自体がケルト神話となった人の話もある。
面白いのは、御伽噺を語った人々が、一様に『自分が経験した話』としてイエイツに語っているところ。実際そうなのだ、ケルト神話の類を読んでいると、大抵『事実』として描かれている。『昔々あるところに~』なんてファンタジーなどではない、大真面目なのだ。そしてそれが、私がアイルランドを愛する1つの大きな理由である。彼らがそうした話を大真面目に信じるには様々な理由があるのだが、その理由も私が好む1つである。私も、そんな信念を持ちたいと思って憧れている。
本作を読んでいると、イエイツ自らが妖精を信じ、幽霊を信じ、不可思議な出来事を信じていたのが良く分かる。しかしその反面、文学を志していたイエイツが現実を直視しなければならず、そうした不可思議と相容れない感情の狭間で揺れていたのも良く分かる。ある意味で、イエイツという人を詩作以外から知る貴重な資料とも言えるのではないだろうか。
結論として、私は詩を解さない、よってイエイツも詩は読んだことが無い、よって、、、イエイツという人に余り興味が無い。顔立ちは端正で素敵だと思うんだけどね(笑)。よって、、、どうにもこの作品が私の脳髄に浸透してこなかった。苦労しました、読みきるまでに。。。無念。

ケルトの薄明 (ちくま文庫)ケルトの薄明 (ちくま文庫)
(1993/12)
ウィリアム・バトラー イエイツ

商品詳細を見る

コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
この記事のトラックバック URL

プロフィール

hiyo

  • Author:hiyo
  • たった二つの趣味、映画と読書を中心に、日記を書いてみたいと思います。
    最近、自分の時間を充実させたいな、と結構真剣に思っていたりして。文章を書くのも結構楽しいし、誰かが通りすがりに読んでくれたら、嬉しいかな、とか思っている。
名言・格言集
Now on-line
現在の閲覧者数:
Thanks for visiting
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
ブログ内検索
googleで検索
2011年読書記録更新中!
今はこんなところ・・・
hiyo07さんの読書メーター
携帯でも、読みたいですか?
QR
Blog Ranking
ちょっと登録してみたよ?


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。