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『英国王のスピーチ』

2011/09/26 21:36 ジャンル: Category:映画【ドラマ】
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〔英/豪〕THE KING'S SPEECH (2010年)
監督:トム・フーパー
脚本:デヴィッド・サイドラー
コリン・ファース/ジェフリー・ラッシュ/ヘレナ・ボナム=カーター/ガイ・ピアース/ティモシー・スポール/デレク・ジャコビ/ジェニファー・イーリー/マイケル・ガンボン/ロバート・ポータル/エイドリアン・スカーボロー/アンドリュー・ヘイヴィル/ロジャー・ハモンド/パトリック・ライカート

英国王ジョージ5世の次男であるヨーク公アルバートは、幼い頃から吃音障害を抱えていた。公務によって公の場所で話す機会も多いため、彼にとっては最大の悩み事だった。幾人かの医者を試してみたが良い結果が得られず、心配した妻エリザベスは噂で聞いた矯正の専門家、オーストラリア人のライオネルの元に夫を連れていく。型破りな矯正法ではあるが、ライオネルは皇太子ではなく1人の人間としてアルバートに接し、彼の心の奥にある原因を探ろうとするのだった。そうして矯正の成果も徐々に上がっていた頃、国王の崩御、エドワード8世の誕生という出来事が相次いで起こり、ヨーロッパは戦争の影に包まれていく。そんな折、兼ねてから噂のあった女性と結婚するためエドワード8世が退位、ヨーク公アルバートにとっては最も恐れていた王位の継承が決まってしまうのだった。

映画観賞に於いて私に多大なる影響を及ぼす『月イチゴロー』で、『こんなことがありましたよと言った説明の映画』とかなんとか言っていたことが印象に深い。正に確かに仰る通りなのだが、その基準からしたら理路整然とまとまっており、要点を巧みに捉えた見事な仕上がりと言えるだろう。
ジョージ6世がなぜ吃音になったのか?それはライオネルとの対話を通して巧妙に明かされていく。専門家で無かったとしても、幼いアルバート少年が受けた重圧、心の傷などが想像できて話に入りやすいだろう。史実もそれとなく、流れに沿って自然に組み込んでいる。
本作で見事主演男優賞を射止めたC・ファースであるが、その栄光を支えたのは、間違いなくJ・ラッシュ、この人の存在無くして主演男優賞はあり得なかったと私は思う。C・ファースの演技は、ジョージ6世という人が如何なる人物であったのかを演技を通して教えてくれる、控え目ながら見事な表現だった。ヨーク公アルバートの人となりが、なんとなくの感覚で理解できる感じだ。
人間性を余り表に出せない立場の人間として、ライオネルと築いていく心の絆や人間らしい繋がりが、それこそもうガンガン伝わってくる。それでいて演技合戦という熱では無く、調和して生み出される穏やかな空気がなんとも絶妙だ。強い信頼関係に守られたラストの長丁場のスピーチシーンは、確かにC・ファースの見事な演技に息を詰めて見入ってしまうが、時折さしはさまれるJ・ラッシュ=ライオネルの誘導が、ジョージ6世と共に観客の緊張も和らげてくれるだろう。さながらダンスのような2人の無言の掛け合いとジョージ6世のスピーチ、あのラストのシークエンスは監督の技量もいかんなく発揮された名シーンだと言えるだろう。
そしてそして、なんとも愛らしいエリザベス王妃を演じたH・ボナム=カーターも良かった。最近はパートナーのティム・バートンの作品にばかり出演ているから、この方の持つもう1つの魅力を再確認した感じ。ウッドハウスの作品を愛し後援したという方だけあって、天真爛漫な様やおおらかな様がなんとも愛らしく、それが上手く表現されていた。第一、H・ボナム=カーター自体がウッドハウス好きそうだし(笑)。
キャスティングついでなのだが、ジョージ6世が即位したのが41歳の頃、その数年前からを描いた作品なので、当然30代後半がメインだ。個人的主観であるが、C・ファースは年相応に見える役者だ。いやもしかしたら、それ以上かも知れない。ただ一般市民としては稀にみるほどの『王室風の気品』を備えた役者なので、この役を演じるに関して一切の異存は無い。仕立ての良いスーツに身を包んだ立ち姿の凛々しい姿ったら、もう何時間でも観ていられるほどなのだもの。
しかぁし!兄エドワード8世の役がなんでG・ピアースなの?事実上C・ファースより年上の役者だとおじい・・・、老け過ぎということ?いずれにしろ、G・ピアースに王室の気品は無い!誤解の無いように申し上げると、G・ピアースは大好きだ、『プリシラ』の頃から大好きだ。それにしでも、威風堂々とした49歳のC・ファースの『兄』役で42歳のG・ピアースは無いでしょう?余りにもちぐはぐ過ぎてなんとも興醒めしてしまう、こればかりはミス・キャストとしか言いようがない。でも、T・スポールのチャーチルにちょっと笑っちゃったからまぁ良いか(笑)。
全体気にとても優れた作品だとは思うが、アカデミー作品賞を受賞したというのいささか驚きだ。アメリカでの王室人気って意外と高いのかしら?それとも、いささか優等生的印象はあるものの、類まれな人間関係を真摯に描いたという点での高評価なのか?まぁとにかく、『上手くできている』という印象の強い作品だった。

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No title
>foohさん
なぁんですって!?ポール・ベタニーってど真ん中ストライクじゃないですか!?C・ファースの対抗馬張れるのは、英国じゃもう彼しかいないってば!
と言ってもやはり、『国王』という柄ではないですけども(笑)。いやいや、見たかった、出演していたら涎掛け必須だったわ。

あ、ガイ・ピアースも好きですよ、もちろん♪

実に『正統派』な作品でしたね~
[ 2011/09/29 21:20 ] [ 編集 ]
ポール・ベタニー
コリン大好きのわたしは早速買いましたよ!
そういえばジョージ6世の役はポール・ベタニーにオファーされてたんですって。
どおりでガイ・ピアースがお兄さんなわけだ。
わたしはこちらで字幕なしなので、最初弟だと思ってみてて、あれ?違うわ?と混乱しました(苦笑)
家族との時間を選んだとかで辞退、オスカーを獲ったときに素晴らしい映画だとしつつも後悔はないと言ってました。
[ 2011/09/27 01:33 ] [ 編集 ]
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