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『ハサウェイ・ジョウンズの恋』

2011/10/14 21:27 ジャンル: Category:読書【ヤングアダルト】
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カティア・ベーレンス著/鈴木 仁子 訳/白水社
ゴールド・ラッシュ時代のアメリカ。砂金採りの夢破れたジョウンズ親子は、息子のハサウェイが始めた移動物売り兼郵便配達で生計を立てていた。毎年温かくなるとロバを連れ、幾つもの集落を渡り歩く彼は、父親の前では誰よりも無口、それ以外では饒舌で見事な語りべの青年だった。そんなハサウェイが恋をした。2人の距離は縮まっていくが、無法地帯の山奥では、恋に絡んだ無残な殺人が横行していた・・・。

こういう作品、結構嫌いじゃない(笑)。本当に児童小説なの?と考えてしまうような凄惨さが多分にありつつ、文体は間違いなく児童向け。在りし日の時代、辺境の地を舞台にした青年の初恋の物語なのだが、歴史的背景や舞台の説明などはいささか日本人には難しく、本作が対象とする年代にどれだけ受け入れられるか?というと疑問が残るところ。とは言え、大人向けとするにはやはり安易に過ぎるので、対象者を特定するにはちょっとばかり難しい立ち位置に置かれそう?個人的には、類まれな語り部として紹介されるハサウェイ・ジョウンズのその才能が、物語的にも余り活かされていないのが残念だった。
ただし雰囲気は上手く表現されており、当時既に文明社会を確実に築きつつあったアメリカにおいて、山奥に集落を作って金を探す人々の特異な生活感や道徳観、開拓されない自然を歩き続けるハサウェイの姿など、遠き日々の異国を想像しつつ楽しめた。
アニメ『トム・ソーヤーの冒険』を観て育った私としては(笑)、ゴールドラッシュというと何か楽しい感情を結びついてしまう。幼き頃に憧れた時代でもあった。そんな事情も相まってか、悲壮な事件を含む物語でありながら、どこか楽しげな印象を残す作品となった。ハサウェイの爽やかで不器用な恋が、そんなイメージを強くさせたのかな。

ハサウェイ・ジョウンズの恋ハサウェイ・ジョウンズの恋
(2009/01/24)
カティア ベーレンス

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