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『夜の真義を』

2011/11/16 20:56 ジャンル: Category:読書【ミステリ・サスペンス・犯罪】
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マイケル・コックス著/越前 敏弥 訳/文藝春秋
法律事務所に努めていながら、法律で解決できない問題を請け負っているエドワード・グラプソンは、ある夜見知らぬ男を殺害する。それはグラプソンにとって必要な殺人であり、来るべき復讐の為の予行演習でしかなかった。グラプソンの本当の狙いは著名な詩人フィーバス・ドーント。人生のとば口に立ったばかりのグラプソンを陥れ、あまつさえ分不相応な遺産を相続しようとしている男だった。ドーントは第25代タンザー男爵に寵愛され、世継ぎのいないタンザー男爵の爵位以外の全てを相続する見込みだったのだ。それが本当はグラプソンのものだとも知らず。亡き母の遺品から、自らがタンザー男爵の嫡子である可能性を知ったグラプソンは、その日からその真実を追い求め、宿敵ドーントに辿り着いたのだった・・・。

さすがにちょっと・・・いや大分長すぎ(笑)。これだけ読ませてこの程度の話か?と邪険に思いたくもなる。ヴィクトリア時代を舞台に雰囲気を模して描く小説を凝ヴィクトリア小説とか言うらしいのだが、どうにもこの手の作品は苦手、ということらしい。後書きに名前の挙がっていたチャールズ・パリサーも面白いと思わなかったし、サラ・ウォーターズはまぁ、物語的には多少の捻りがあってそこそこ楽しめたかな?という感じ。
貴族の息子が『何だかの』陰謀にあって庶民に身をやつし、長年の苦労の末『宿敵または悪人』に恨みを晴らす執念劇というのも、凝ヴィクトリア小説の一環なのだろうか?というぐらい『どこかで聞いた話』。時代考証の巧みさにも楽しいがあるらしいのだが、その辺は受け入れるだけで知識は無いので個人的には論外。
最大の失策は、母の曖昧な手記を読んだだけで、自身をタンザー男爵の実子だと直結に思いこんだエドワードへの違和感だった。一瞬たりとも母親が別の男との間に作った子供だとは疑わず、あの領地は俺のもの、あの財産は俺のもの、あの名誉も俺のものと陰で思い込んで卑屈になってる姿がほとんどホラー、すみません、こういう陰鬱な性格がそもそも肌に合わないものでして。
個人的好みとしては、半分とは言わないまでもそれに近いほど削り、ドートンの言動に少なからぬページを割いて欲しかった。ドートンに回想以外で全く台詞が無いのにどんな意図があるのかは知らないが、結構惹きつけるキャラを作っておいて勿体無い仕打ちだな、などと思ったり。割と魅力的な友人も登場したのに単なる聞き役で終わってしまったのも残念な感じ。これだけ長ければ、もう少し主人公以外のキャラクターも膨らませられたのでは?という疑問が残った。
結局のところ長さに負けて、こんなもんかぁレベルに落ち着いてしまったようだ。プライベートでも色々忙しくて、腰据えて読んでいる時間が無かったなとちょっと反省。

夜の真義を夜の真義を
(2011/03/08)
マイケル・コックス

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