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読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

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『イリュージョニスト』

2011/11/30 21:35 ジャンル: Category:映画【ドラマ】
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〔仏/英〕L'ILLUSIONNISTE (2010年)
監督:シルヴァン・ショメ
脚本:シルヴァン・ショメ
[声]ジャン=クロード・ドンダ/エイリー・ランキン

1950年代、大戦が終わり世界は新しいものを受け入れようとしていた時代、古いスタイルのマジシャン・タチシェフは、次第に減る仕事を確保するために、とうとうスコットランドの離島にまでやって来た。彼が雇われたのは島の小さなパブ。そこの小間使いのアリスはタチシェフが本当の魔法使いだと信じ、彼に着いて島を出てしまう。エディンバラでささやかな仕事を得たタチシェフは、言葉の通じないアリスと共同生活を始めた。娘のようにアリスを大切にするタチシェフは、バイトまでして彼女の望むプレゼントを与え続けるのだが・・・。

『ベルヴィル・ランデブー』で見事な映像センスを見せ付けてくれたS・ショメ。個人的には近来稀に見る大ヒットアニメ監督だった。決して愛くるしいとは言い難いキャラクターなれど、なんとも愛嬌のある風貌。観ている内に徐々に感じ始める愛着。台詞が無くてもこれほど楽しめるアニメーション。いやだからこそ、万人が愛せる作品と言えるのかも知れない。
まるで小説によって描き出されるように緻密な人物描写から生まれる物語は、味わい深く、在りし日の純粋だった人間の素朴な世界が堪能できる。私が最も愛する作家ジャック・フィニーは自身の作品をノスタルジーと称されることを嫌ったそうだが、その意味が、本作を観て分かった気がする。
多くの人は、ノスタルジーという言葉やその言葉が生み出す幻想に弱い。だからと言って、それだけが作品の売りであるわけも無い。とかく古き良き時代の雰囲気に傾倒しがちだが、そこを削ぎとっても物語として素晴らしい。あくまでもノスタルジックな雰囲気は作品の1要素であって、前面に押し出すほどのものではないのだ。
しかし好きだなぁ、こういうじんわり優しくて鋭い棘が少しだけ含まれているような話。御伽噺のようで、実際鋭い現実性が貫かれているのね。だからこそ捻くれものの私はついつい思ってしまう、アリスが随分身勝手だな・・・と。思いませんか?・・・そうですか・・・。魔法使いならあたしを幸せに綺麗にしてくれる!と思い込んで付きまとう根性が理解できな・・・、いやいや、捻くれるな捻くれるな・・・。
とにかくね、作品全体、1コマ1コマが愛すべき作品。まるで絵画を観ている様に美しく、台詞の代わりに用いられる時に軽妙で時に情緒的な素晴らしい音楽が見事な効果を加えてくれる。冒頭で万人受けすると書いたが、やはりこれは大人のためのアニメーションかな。
時には無垢な心を思い出させてくれる、素朴なマジックはいかがでしょうか?タチシェフさんが生み出す、思いやりと優しさのマジック、最高です。

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