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『サイモン・アークの事件簿 3』

2012/02/08 22:01 ジャンル: Category:読書【ミステリ・サスペンス・犯罪】
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エドワード・D・ホック 著/木村 二郎 訳/創元推理文庫
2000年前に僧侶で、以来悪魔を探して世界中を旅してきたというサイモン・アーク。上級編集者となった『わたし』を付き添いに、各地で起きる不可解な事件を調査する。室内で身体だけが燃え尽きた魔女、200年以上の時を超えて殺人を犯したナイフ、海から現れる妖術師、忽然と姿を消した罪人やロック・スターなど、事件の真犯人は果たして人間なのか?人知を超えた何かなのか?

焼け死んだ魔女/罪人に突き刺さった剣/過去から飛んできたナイフ/海の美人妖術師/ツェルファル城から消えた囚人/黄泉の国への早道/ヴァレンタインの娘たち/魂の取り立て人

短編の名手、愛すべきE・D・ホックのデビュー作でもあるシリーズの短編集が出ていたなんて、全然知らなかった!幸運なことに読む機会を頂いたので、なぜか第3弾から着手してみようと思う(笑)。
E・D・ホックのシリーズものではニック・ヴェルベットが一番好きな私。創元推理さんからは数多のE・D・ホック作の短編集が出ているが、ニック・シリーズは少ないのが残念だ。次いではやはりサム・ホーソーン。ということで、オカルト探偵のサイモン・アークとは真逆な・・・と思われそうだが、温和で紳士然としたサイモンと、妻のシェリーに怯えつつ、それでもサイモンの言いなりになってしまう『わたし』のコンビはなかなか軽妙で、コミカルではないが重苦しくはない。
E・D・ホックの何が凄いと言えば、まずこの作品量。個性的なキャラクターをきっちりと色分けし、それぞれに合った無数の短編を描き続けたこと。更に凄いのはそれがミステリ短編であることと、密室事件を多く描いたことなのではないかと?本作でも密室系統の作品が多く収録されており、その上で『オカルト』という要素を大なり小なり投入している。
E・D・ホックの短編は、言うなれば真正面勝負の短編だ。短さを活かした奇抜な構成ではなく、長編のミステリのミニチュア版のようなものなのだ。長編ミステリにある要素、例えば囮や伏線、目くらましなどがあって、読者が謎を考える中盤の余裕もある。短い中にちょっと詰め込みすぎ?と言うような必須の要素が入っていながら、それが決して無理でも煩わしくも無い。
しかし小振りであることに変わりは無く、重厚なミステリ好きにはその軽さが受け入れられるのか?いささか疑問なんではある。それでも、サイモン・アークの特異性、『わたし』との名コンビのやり取りは十分に面白く、結局は人為的な結果に終わる妙に生真面目なところも面白い。いつか、サイモンが悪魔と対峙する時が来るのだろうか?なんて余計に想像してしまう(笑)。まだまだ作品が残っているようなので、そんな作品にも出会えるのかな?

サイモン・アークの事件簿? (創元推理文庫)サイモン・アークの事件簿? (創元推理文庫)
(2011/12/21)
エドワード・D・ホック

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