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『ルイーサ』

2012/03/02 21:53 ジャンル: Category:映画【コメディ】
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〔亜/西〕LUISA (2008年)
監督:ゴンサロ・カルサーダ
脚本:ロシオ・アスアガ
レオノール・マンソ/ジャン・ピエール・レゲラス/エセル・ロホ/マルセロ・セレ

ブエノスアイレスに暮らす60歳のルイーサは、猫のティノと暮らす孤独な老人。しかし30年間続けた墓地の管理人の仕事と有名女優の世話係という2つの仕事を掛け持ちし、規則正しく暮らす日々に異存は無かった。そんなある日、ティノが突然他界、仕事に行くと2つともまとめてクビになってしまう。貯金は僅か20ペソ、マンションの管理費も電気代も払えず、愛するティノを埋葬も出来ない。途方に暮れるルイーサだったが、バスのエンコで仕方なく乗った初めての地下鉄で、意外な解決策を思いつく。

アルゼンチンの作品を観ると比較的頻繁に思うのだが、悲劇と喜劇の配分がなんとも極端で面白い。兼ねてから悲劇と喜劇は表裏一体と言われるが、その悲劇っぷりが半端ないのだ。それでも、シリアスかコメディか?と問われると、ちゃんとコメディなんだよね、これが。
本作でも、底辺まで落ちたルイーサは悲惨だ。しかも騙されるわ倒れるわ、電気はつかないわ、食べる物もないわとにかく悲惨。十数年後の自分を見ているようでこれまた心が痛い。ルイーサ役の女優も、よくぞこれほどまでに!と思うほどヨレヨレで哀れを誘う。
それでも、ティノの埋葬費を稼ぐために奮闘するルイーサは滑稽で愛らしく、思わず拳を握って応援したくなる感じだ。ラストではかなりの不安を残しているのだが、何となく、ルイーサは大丈夫!という気にさせる。
彼女を取り巻く人々も滑稽で憎めない(墓地の社長は別!)。裕福では無い分、必死で生きるその姿に共感を覚える。演じる役者達の巧みな演技がまたコミカルで、質の高い作品なのだと理解できるだろう。
頑ななまでに自らの人生をコントロールしてきたルイーサだが、全てを失った時点で改めて人生を見つめ直し、自分の頑なさを脱ぎ捨て、僅かだが一歩を踏み出す。そんな物語が淡々と描かれるのだが、奇想天外なルイーサの打開策は日本ではあり得ない姿で、スペインやイタリアではたまに見かけるが、お国柄というのもある程度反映しているのかな?と思う。
地下鉄が募集した作品の映画化ということで、地下鉄ありきから生まれたという本作。そんな基準を豊かに満たしつつ、多くの国が抱える老人問題、孤独化なども巧みに取り入れ、暗くならず、あくまでも人生を謳歌しようというラテン的な朗らかさを称えている。いや~、地下鉄も募集してみるもんだね、なんでもさ。

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