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『部屋』

2012/07/26 02:39 ジャンル: Category:読書【ドラマ】
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エマ・ドナヒュー 著/土屋 京子 訳/講談社
ジャックは5歳になった、ママと2人で『部屋』で生活している。夜は時々オールド・ニックが来る。『日よう日のさしいれ』を持って来てくれるけど、オールド・ニックは怖い人だから、ジャックはいつもタンスの中に隠れるしかない。7年前に誘拐されて部屋に閉じ込められた女性は、大切な1人息子ジャックを部屋で産んだ。それからの歳月何とか生き延びて来たが、母は一計を案じて脱出を図る・・・。

かなり評判の良かった本作、割りあいと多かった観想は、『厚さの割にはあっという間に読み終わった』というもの。確かに、私も1日で半分読み終わってしまった。これは恐らく、『5歳のジャックが語るひらがなばかりで表現が拙く、それ故に言葉が多くなる文章』であるが故、ではないか?と思う。
英語の幼い文章というのが、日本語のように言葉が増えたりするのかは知らないが、『ひらがな』とい表現方法が無い分、文章が大幅に『伸びる』ということはないはずだ。対して日本は、ひらがなでかくと、たんじゅんにぶんしょうのながさがのびてかみのまいすうがふえる。かんじやむずかしい言葉少なければよみやすく、たいていの人は読むスピードがあがる。
それにしても、子供語りに違和感を感じたのは僅かで、物語が平板になるとか単純になるとか、そういったことは全く無いのは素晴らしいと思う。翻訳作業はさぞや大変だったろうと思うが、見事に原文の意志を伝えたのではないだろうか?
ずっと部屋に閉じこもっている話なのかと思えば、以外にあっさり部屋から出てしまう。問題は部屋での生活ではなくて、部屋を出てからの親子の再生に関わることだったのだ。7年間の監禁という想像し難い情況をリアルに淡々と描き、起こり得る様々な事柄が自然に提示されていく。空恐ろしいという思い以上に、驚きと物語としての面白さを強く感じた。
物語のラストにおいて、親子共々大きく視点が変わっていることに気がついた。冒頭の閉ざされた空間で繰り広げられた世界が、とてもみすぼらしく、小さく感じる。言葉で描く巧みな視覚描写も上手いと思った。
・・・ただまぁそのぉ・・・、誤解を恐れず言うならば、子供が苦手な私としては、終始繰り出される『お子様言葉』にだいぶ食傷気味。解説にあるように『愛らしい』などとはとても思えず、著者の意図や構成や表現の巧みさは理解できるものの、小生意気で我侭な子供の行動にイライラ・・・。ふぅ、我ながら結構嫌ですよ、こんな性質。普通の女性らしく『ジャックが愛らしい!』とか、思いたいし・・・でも無理なの!読了後、面白かった!と思うと共に、妙な疲れを感じたのでした・・・。

部屋部屋
(2011/10/07)
エマ・ドナヒュー

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