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読書はライフワーク、映画鑑賞は人生の潤い、旅行は趣味にしたいなぁ♪日記は日々の覚書き。

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『 ぼくらは小さな逃亡者』

2013/02/06 22:29 ジャンル: Category:読書【ヤングアダルト】
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アレックス・シアラー著/奥野 節子・佐々木 ひとみ訳/ダイヤモンド社
退屈な冬休み、デーヴィとマイクの楽しみは、貯めたお小遣いで買った花火をやること。爆弾花火を無人のビルに投げ込んでみたら、なんとそのビルが爆発を起こしてしまった!たかが花火のはずが大事件になってパニックを起こした2人は偶然通りかかったヴァンに乗ったカップルに助けられる。山小屋で休暇を過ごす予定のカップルは、暫く身を隠すようにデーヴィとマイクを諭し、4人はまるで家族のように数日を過ごすのだが・・・?

シアラーおじさんにはいつも癒される。癒されると同時に、時々なにか、心のどこかにちょっとした痛みが残る。でも個人的には、そんな作品の方が好き。だって、大人ですもの!(笑)。
本作もまさにそんな感じ。大人たちが抱える、冷酷で血の流れる絶えない諍いと、子供たちが抱える、不出来な親の切ない問題。どちらにとっても重要なことなのだろうが、子供たちは純粋な包容力で全てを乗り越えようとする。そんなシアラーおじさんの優しい目線が、だから余計に切なさを増すのねぇ。
ラストは予想したよりキリっと痛みがあって、自然の雄大さがもうほとんど詩的な感じで迫ってくる。当たり前なのだけど、文才の研ぎ澄まされた作家なのだと改めて実感させてくれる。いつか、いつでも良いから、1冊で良いから、大人向けの物語を書いてくれないかなぁなんて、またしても叶わぬ思いが込み上げた。
少年たちが大人になって、幼い頃の柔軟さや優しさは失われてしまったのかも知れないが、彼らの中に残った『何か』が、最後にそれとなく示される。それは山小屋での楽しかった一時か、命をかけてくれたことへの尽きない感謝なのか、大人の事情を知ったからか?
限りない優しさと、現実の厳しさを融合させた作風。稀有な作家シアラーおじさんの真骨頂を感じられる作品ではないかな?
ぼくらは小さな逃亡者ぼくらは小さな逃亡者
(2007/06/01)
アレックス シアラー

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