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『 居心地の悪い部屋』

2013/02/19 22:30 ジャンル: Category:読書【幻想・奇想・奇譚】
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岸本佐知子 編訳/ ブライアン・エヴンソン 他著/角川書店
犯人に従う死を前にした男、少女の頃の痣の思い出。戦場で頭を撃たれた友との時間、見知らぬ男に助けを求めたカップルの男の憤慨。深夜、寝ている間に部屋にいるのは?どこか変、何かがおかしい?唐突に始まって唐突に終わる奇怪な物語。日常か非日常か、果たして?

『ヘベはジャリを殺す』ブライアン・エヴンソン/『チャメトラ』ルイス・アルベルト・ウレア『あざ』アンナ・カヴァン/『来訪者』ジュディ・パドニッツ/『どう眠った?』ポール・グレノン/『父、まばたきもせず』ブライアン・エヴンソン/『分身』リッキー・デュコーネイ/ 『潜水夫』/ルイス・ロビンソン/『やあ! やってるかい!』ジョイス・キャロル・オーツ/『ささやき』レイ・ヴクサヴィッチ/『ケーキ』ステイシー・レヴィーン/『喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ』ケン・カルファス

これは居心地が悪い!なんだろう、不可思議で奇怪な物語は好きなのでこれまでだいぶ読んで来たとは思うが、本作に収められた作品たちはそのどれとも違う、というか、個々に見ればそれなりに受け止められるのかも知れないが、こう集団でまとめられると・・・休む暇も無いという感じ(笑)。
冒頭の『ヘベはジャリを殺す』からしてもう・・・。物語はタイトルのまま。ある意味では特に捻りも無く、ヘベはどうやらジャリを殺すらしいのだ(笑)。思わず目を背けたくなるような描写に加え、なんとも居住まいの悪いような落ち着かなさを感じる作品。
中には『潜水夫』や『ささやき』、『やあ!やってるかい!』のようなサスペンスタッチの割合と普通の物語もあるのだが、連続して読む逼迫感のお陰で妙な解釈をして薄ら寒くなる。ああ、相乗効果って恐ろしい・・・いや、狙い通りなのか?
ラストの『喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ』などは急に毛色が変わった気がしたが、不条理という線でつながっていると思えば多様な作品を楽しめる短篇集のラストとしては相応しいのかな?
個人的には『チャメトラ』が一番好きかな。不可思議な中に哀愁と焦燥と、不思議にもラストには密かな希望が隠れている気がして、短いながらも深みがある作品だった。J・C・オーツは以前から読みたいと思っていたので、意外なところで短編『やあ!やってるかい!』を読めて良かった。筆致も普通の作品らしく、それでいて何が起こるのか?どうなるのか?という疑問を持たせ、一気にラストまで読ませる展開はやはり見事だなと思う。
それぞれが本当に短いのであっという間に読み終わってしまうが、このぐらいのボリュームが丁度良い。これ以上盛り沢山だったら少々鬱にでもなってしまいそうな作品集だった(笑)。

居心地の悪い部屋居心地の悪い部屋
(2012/03/27)
岸本 佐知子

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