相撲の世界

  • 2005/12/01(木) 23:24:11

ブルガリア出身の琴欧州が大関昇進を果たした。相撲は見ない私だが、貴乃花とは同い年、彼等が活躍する以前は、同居していた祖父のおかげで(と言うか強制で)、テレビでは良く相撲の映像が流れていた。
ここ数年は、外国人力士が勢力を拡大しているように思う。なにしろ今では、外国勢が優勝を競っているのだから。他の外来のスポーツに比べればまだまだ少ないが、日本特有のこのスポーツを苦労して、国を超えてまでやろうとする根性に驚かされる。
特にいつも感心する事がある。それは彼等の語学力だ。どれほど修行期間があるのかは知らないが、語学を習得するのには、決して長すぎるものでは無いはずだ。それなのに、彼等が土俵に上がる時は、ほぼ完璧な日本語を話すようになっている。ただ話すだけじゃない。実に綺麗な日本語なのだ。
異国に来て、裸にまわしという異例の格好をして、叩かれ飛ばされ、自由時間など殆どない。先輩・後輩という縦横の関係や、偉いさんに対する過剰なまでの気配りなど、個人主義の欧米の人には耐え難い世界なのでは無いかと思う。それらを乗り越えて、彼等は言葉の壁とも闘う。
そんな精神力の持ち主は、相撲が強いのも頷ける。
それよりも凄いと思うのは、言葉の世界まで徹底する相撲の世界だ。現代では異常なまでの主従関係、規律の厳しさ、決められた事を遵守する非寛容の世界。きっと外国人選手は、通訳も何もつかぬまま、英語を話すと罰なんか受けちゃったりしてるんだろうな?と、勝手な想像をしてしまう。

相撲の視聴率は落ち続けているそうだ。原因は色々あるだろうが、そうした古くさい日本の悪しきシステムが残っているのが、若者の興味を削ぐ原因なのじゃないかと思っている。
根性、ど根性!折り目正しき姿、というよりは、没個性を鏡とし、権力に逆らわず従順な人間を育てようとする。そう言えば、学校教育と良く似てる。しかも戦前ぐらいの。その上に、自由や親の愛情なんてものすら取り上げられたストイックな世界に、興味を覚える若者は少ないと思うのだ。
相撲界も思い切って変わってみればと思う。茶髪の髷も有りではないか!通訳付きの外国人力士も良いじゃないか!なんたって、厳格を最上とした世代は、残念ながら消えつつあるのだから。

多様化する世界に着いてゆけないのも、ある意味日本らしいと私は思う。仕事のあり方も大きく変わった昨今で、あの時間帯の放送は、視聴率取るのは難しいと思うけど?専業主婦か無職の人しか、見られないじゃないの。

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