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『ゲス・フー/招かれざる恋人』
- 2006/09/26(火) 15:35:17
〔米〕GUESS WHO (2005年)
監督:ケヴィン・ロドニー・サリヴァン
脚本:デヴィッド・ロン/ジェイ・シェリック/ピーター・トラン
バーニー・マック/アシュトン・カッチャー/ゾーイ・サルダナ/ジュディス・スコット/ハル・ウィリアムズ/ケリー・スチュワート
黒人のテレサと白人のサイモンのカップルは、テレサの両親の結婚25周年目のパーティーで自分達の婚約も発表しようと計画していた。しかし、旅行の直前にサイモンは上司と揉めて衝動的に会社を辞めてしまう。立派な彼氏を紹介できる事に浮き足立つテレサに言い出すことが出来ず、一つのウソを抱えて敵陣に乗り込む事に。黒人の恋人を連れてくると信じていたテレサの父親のバーニーは、白人のサイモンを見て仰天。何かと難癖をつけてサイモンを締め出しにかかろうと画策するのだが?
往年の真摯な名ドラマ『招かれざる客』の(観た事はないけど)、人種の立場を逆転させ、コメディタッチで描いた本作。これがなかなかどうして、笑いあり、小さな感動と愛あり、テンポも良くてスキ無く楽しめる作品に仕上がっている。
もともとコメディから名を出したA・カッチャーと、コメディアンのB・マックのコンビ。圧倒的にB・マックに分があると思わせておいて、A・カッチャーの本領発揮というのか、動きや表情の演技が冴えていた。やはり、個人的にかなり注目の俳優だ。シリアスもあり、コメディもあり。
台詞も巧妙だったのだろうが、役者の間合い、動き、とりわけ表情が豊かで笑わせてくれる。息の合った演技の掛け合いが心地良いぐらいだ。
監督が黒人(アフリカ系アメリカ人と言わなくてはいけないのか?)のおかげなのか、ギリギリの線で人種差別問題を巧みに扱っていると思う。そうした事に縁の薄い日本人の私としては、サイモンとテレサのカップルの本当の意味が、いまいち掴みきれていなかったような気もするのだが、それでも、黒人社会に入って、孤軍奮闘する白人という図式が、サイモンというどうにも憎めない純粋なキャラクターを通して、解り易く描かれていたと思う。
結局問題は、人種がどうのというより、より直に人間同士の問題に移行していくし、パーシーの抱えるジレンマは、父親として当然と思えるものだろう。愛娘をかっさらっていくにっくき若い男(笑)。大方のお父さんは共感をするのではないだろうか?
劇中何度も大笑いを繰り返し、ラストでスッキリ解決大満足。途中ちょっとドキドキ(色々な意味で)させてくれ、なんとなく『人種問題』という理屈に合わない根強い問題を考えさせられる。幸せの意味、愛するという気持ちも、単純に思い返させられる。
結構地味な扱いなのだが、かなり完成度の高いラブコメディ作品に仕上がっている。
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ジャンル:
- 映画
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