2007年04月17日 22:57
マイヤ・ウィリアムズ著/遠藤 由香里 訳/求龍堂
母を事故で亡くした、ローワンとニーナのポップウェル兄妹。ピアノの神童と言われ、明るい性格だった妹ニーナは一言も話さなくなり、父親は塞ぎ込んで、商売のパン屋も上手くいかなくなってしまった。そんな2人が夏休みに訪れた、おばさん2人が住む田舎町。ゼイヴィアとザンジという双子と知り合いになった2人は、町の奥にある廃墟となったホテルを探検することに。。。そのホテルは金色の時間になるとかつての姿を取り戻し、人々はその施設を楽しめる、タイムマシンでさえも。その秘密を知ったローワン達は次回に旅行することを決めるのだが、ニーナだけは1人でこっそりと、ある場所へ旅立ってしまう。心配したローワン達はニーナを追って、革命時のフランス・パリへ向かうこととなる。
『ハリウッドTVプロデューサーのデビュー小説』なんだそうだが、さもありなん。良く出来た作品で、子供向けとも思えるが、知らず映像が頭に浮かんでくるような元気のある筆致で、そうしてみると、映画としてなら大人でも楽しめるだろうな?と思われる。最後まで2転3転する結末のドキドキ感も、なかなかにハリウッド的で面白い。
ニーナの行き先に悶々とする兄ローワン、その姿も作品の重要な要素ではあるが、どう考えても解り切った答えがぶら下がっている辺り、興が殺がれると思うかご愛嬌と思うか?読者の寛大さに左右されるだろうな(笑)。
実在した人物が数名登場するが、作者の面白い解釈でそれぞれが創造的に動く。中でもマリー・アントワネットへの慈愛溢れる解釈は興味深かった。
とにかく絵空事、しかも『あったら良いな』を満載した絵空事で、こうした話の作り方は、やはりハリウッド仕込みの真骨頂だろう。小気味良い展開と愉快な語り口。重すぎず、しかし教訓も散りばめられたそつの無いエンターテイメント。コミカルさと感動を適度に配置した、万人向けのまさに『娯楽』。
母を事故で亡くした、ローワンとニーナのポップウェル兄妹。ピアノの神童と言われ、明るい性格だった妹ニーナは一言も話さなくなり、父親は塞ぎ込んで、商売のパン屋も上手くいかなくなってしまった。そんな2人が夏休みに訪れた、おばさん2人が住む田舎町。ゼイヴィアとザンジという双子と知り合いになった2人は、町の奥にある廃墟となったホテルを探検することに。。。そのホテルは金色の時間になるとかつての姿を取り戻し、人々はその施設を楽しめる、タイムマシンでさえも。その秘密を知ったローワン達は次回に旅行することを決めるのだが、ニーナだけは1人でこっそりと、ある場所へ旅立ってしまう。心配したローワン達はニーナを追って、革命時のフランス・パリへ向かうこととなる。
『ハリウッドTVプロデューサーのデビュー小説』なんだそうだが、さもありなん。良く出来た作品で、子供向けとも思えるが、知らず映像が頭に浮かんでくるような元気のある筆致で、そうしてみると、映画としてなら大人でも楽しめるだろうな?と思われる。最後まで2転3転する結末のドキドキ感も、なかなかにハリウッド的で面白い。
ニーナの行き先に悶々とする兄ローワン、その姿も作品の重要な要素ではあるが、どう考えても解り切った答えがぶら下がっている辺り、興が殺がれると思うかご愛嬌と思うか?読者の寛大さに左右されるだろうな(笑)。
実在した人物が数名登場するが、作者の面白い解釈でそれぞれが創造的に動く。中でもマリー・アントワネットへの慈愛溢れる解釈は興味深かった。
とにかく絵空事、しかも『あったら良いな』を満載した絵空事で、こうした話の作り方は、やはりハリウッド仕込みの真骨頂だろう。小気味良い展開と愉快な語り口。重すぎず、しかし教訓も散りばめられたそつの無いエンターテイメント。コミカルさと感動を適度に配置した、万人向けのまさに『娯楽』。
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