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『レイヤー・ケーキ』
- 2007/07/05(木) 23:34:37
〔英〕LAYER CAKE (2004年)
監督:マシュー・ヴォーン
原作:J・J・コノリー
脚本:J・J・コノリー
ダニエル・クレイ/コルム・ミーニ/ジョージ・ハリス/ケネス・クラナム/ジェイミー・フォアマン/シエナ・ミラー/トム・ハーディ/ベン・ウィショー
麻薬の製造販売をやるビジネスマンのグループ、密かに目立たず、その存在は隠れているほど良い。そのブレインとしても存在感のある男は、今度の仕事を潮に引退しようと決めていた。しかし、トップ組織のボスに依頼された仕事を断りきれず、人探しや出所の怪しい高純度のコカインを売りさばくことに。簡単な仕事かと思われたが、引退のために始めた仕事に、命まで狙われる羽目になる。
暴力や殺人や薬の、描写や影響を綺麗に描くように苦心した、非常に高級感漂うギャング映画だった。表向きは不動産業界で成功したビジネスマンの主人公を始め、どこか育ちの良さそうな登場人物たち。まさに、暴力の変わりに頭脳で勝負を仕掛ける、どちらかといったら『詐欺師タイプ』。住まいや服装も洗練されていて、麻薬を扱う映画としては異例なほど匂いのない清潔感。
物語は幾つもの伏線が上手く絡み合い、それらが助け合いながら厚みのある物語世界を作っていく。ちょっと、複雑化しすぎた感もあり、キーとなる人物や事柄を活かしきれていないかな?と感じる箇所もあるのだが、これだけの内容(というか事件?)を105分に納めた手腕は立派なもの。
特典映像のインタビューでも何度か名前が挙げられていたが、『レザボア・ドッグス』のような臭い格好良さではなくて、例えるなら真っ白な壁に囲まれた空間を見出すような、洗練された格好良さに満ちている。キャラクターの服装、町並みの映像、インテリア、交わされる言葉、全てがスタイリッシュな『ロンドン』の側面を覗かせ、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のような、良ささか下町臭い、若さの熱気や汗臭さが混同された『格好良さ』とも違うのだ。
これは主演のD・クレイグによるところが大きいだろうな。ちょっとばかり無骨そうでワイルドなのだが、その顔立ちの奥や立ち居振る舞いに、思慮深さや利発さが見えてくる。いわゆるインテリ軍人タイプ。この役柄には、おもわずうなってしまうほどピッタリ!他に思いつかないもの、この役がやれる役者なんて。
んでこの方、遠目に見ると嫌になるぐらいイギリス人なんだな(笑)。とにかく抜群にスタイルが良い上に、ジャケットやスラックス、ハーフコートなどといった、『イギリス生まれ』のアイテムが憎たらしいぐらいフィットする。こうした大人のファッションに代表される、アイビー的礼儀正しさと、ジーンズなどの組み合わせをさせたら、(要するに伝統を崩す上手さ)、やはりイギリス人のセンスとお似合いっぷりには適わない。しかもあの抜群のスタイル・・・(しつこいって?)
アップで顔を見ちゃうとね、、、うん、なんつーかちょっと、あれだよね。瞳が綺麗な方です。まぁ良い、とにかくセクシーだからたまったもんじゃない。
特典映像でも監督が『ベテラン俳優を使えば、監督が楽だから』と言っていたが、それは冗談半分としても、役者だけでも勝手に動いて行きそうな、まさにイギリスを代表する名優が揃い踏み。役者の競演はちょっと見ものでしょう。いちいち名前を挙げていたらキリがないので、個人的感想は割愛(笑)。
若手も頑張っていて、T・ハーディーの出番は少なかったものの、美男子ぶりは隠しきれず(笑)。個人的にはやっぱり、B・ウィショーが・・・、あ〜〜、やっぱり可愛いわぁ〜♪もう、本当に可愛いわぁ〜。この方にはイギリスを余り出て欲しくない、まさにイギリスっぽい役者。いい成長をしそうな匂いがプンプンする。
さて、今作が監督初挑戦というM・ヴォーン。クローディア・シファーの旦那様ですって!?なんて果報者・・・、ではなくて、もともとは製作者。手がけた作品は・・・ああ、、余りにも私好み過ぎて、見てない作品は僅かだ(しかし製作映画も僅かだ(笑)。しかしその中に『スナッチ』が残っている。早急に見ることを決意。映像は、おっとり喋る監督そのままのような(笑)、柔らかいタッチが感じられ、展開もあくまで上品でソフトだ。場面転換のやり方が・・・1度だったら良いけどね〜というまだるっこしさを感じつつも、全体的にはかなり好み。次回作が今年8月にヨーロッパで公開されるが、またこれが面白そう!楽しみが1つ増えた。
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ぽすれん『レイヤー・ケーキ』紹介
ジャンル:
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