『グッドナイト&グッドラック』
〔米〕GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK (2005年)
監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ジョージ・クルーニー/グラント・ヘスロヴ
デヴィッド・ストラザーン/ジョージ・クルーニー/ロバート・ダウニー・Jr/パトリシア・クラークソン/レイ・ワイズ/ジェフ・ダニエルズ
CBSの人気キャスターであるエド・マローは、自信の番組で当時共産主義者を弾劾していた上院議員マッカーシーを暗に非難した。自由を侵害されていると感じていたのか、視聴者からは概ね良好な対応で受け入れられたが、やはりマッカーシーからは攻撃の矛先を向けられる事に。スタッフが一丸となって果敢に挑む姿に新聞社なども後援を送るが、肝心のCBSサイドは渋い態度を崩さない。実在したキャスターとその正義の戦いをモデルに、真実の報道を貫いた人達の姿を全編モノクロで描いた作品。
『赤狩り』と呼ばれる、『自由の国』アメリカでかつて起こった、理不尽な迫害の一端を取り上げた小説や映画は何度か触れた事はあるが、メインにこの話題を据えた作品を観たのは初めて。
自由経済、民主主義の代表格、『自由の国』を旗印に世界の大国となったアメリカからしたら、あり有べきではない迫害の過去だ。テレビ界の黎明期、純粋に実直に、正義を追及した人達の闘いの物語であり、その反駁の仕方も、実はアメリカらしいと言えるオープンなで力強いものだ。これが東のどっかの国だったら・・・言うも恐ろしい現実が待っていたろうにと。。。
実にシンプルで淡々とした運びの作品。個人的には大変好み。問題があって、物語があって、良い役者がいて、シンプルな演出がある。1本軸の上に理路整然と映画が作られているので、過去の出来事に詳しくなくても比較的楽しめるだろう。とにかく余計な素材も演出も無くて、問題点だけがしっかり据えられているの。
そしてなんと言ってもやはり、D・ストラザーンが良い、渋い、良い(笑)。タイトルにもなっているキメ台詞『Good night and good luck』の言い方、素敵過ぎるったらないのです♪
J・クルーニーの製作及び監督作品は、徐々に良くなっていると思うのね。やはりこの人映画人だわ。いつかアカデミー監督賞辺り獲りそうな気がする。
アメリカが、正義だなんだ!と声高に叫ぶと、どこか眉唾っぽい偽善者的な感じがしてしまうのだが(笑)、そこはグッと抑えて、純粋に『赤狩り』に対して戦ったという視点で観てみる(笑)。
実際にこのエド・マローという人は実に立派な経歴を収めた方なので、その辺は邪推しちゃいけないのです(してるのは私だけか(笑))。冒頭とラストにかけて語られるマローの意思、テレビ業界にかける憂慮と痛烈な批判。その先見の明には感服せざるを得ない。私自身感じている事であり、どこまで腐敗してしまうのだろう?という懸念もある。
身の薄いバカ騒ぎだけのテレビ番組も確かに必要だし楽しいが、世論を動かし、世の中に多大な影響を与えるメディア。その責任の重要性を真摯に捉えて、マローの意思を継ぐ側面を、忘れずに保っていただきたいもの。
この映画は、単に『赤狩り』の問題だけを提議しているのではなくて、そうした翳り行くテレビ業界に一石を、しかし謙虚に小さな一石をポチャンと投じたような気がした。しっかりとした小奇麗な作りに控えめな提議。この雰囲気が逆に、この映画の真直ぐな姿勢を表しているように思えて、鑑賞後、非常に清々しい気持ちになったのだ。
ぽすれん『グッドナイト&グッドラック』紹介
監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ジョージ・クルーニー/グラント・ヘスロヴ
デヴィッド・ストラザーン/ジョージ・クルーニー/ロバート・ダウニー・Jr/パトリシア・クラークソン/レイ・ワイズ/ジェフ・ダニエルズ
CBSの人気キャスターであるエド・マローは、自信の番組で当時共産主義者を弾劾していた上院議員マッカーシーを暗に非難した。自由を侵害されていると感じていたのか、視聴者からは概ね良好な対応で受け入れられたが、やはりマッカーシーからは攻撃の矛先を向けられる事に。スタッフが一丸となって果敢に挑む姿に新聞社なども後援を送るが、肝心のCBSサイドは渋い態度を崩さない。実在したキャスターとその正義の戦いをモデルに、真実の報道を貫いた人達の姿を全編モノクロで描いた作品。
『赤狩り』と呼ばれる、『自由の国』アメリカでかつて起こった、理不尽な迫害の一端を取り上げた小説や映画は何度か触れた事はあるが、メインにこの話題を据えた作品を観たのは初めて。
自由経済、民主主義の代表格、『自由の国』を旗印に世界の大国となったアメリカからしたら、あり有べきではない迫害の過去だ。テレビ界の黎明期、純粋に実直に、正義を追及した人達の闘いの物語であり、その反駁の仕方も、実はアメリカらしいと言えるオープンなで力強いものだ。これが東のどっかの国だったら・・・言うも恐ろしい現実が待っていたろうにと。。。
実にシンプルで淡々とした運びの作品。個人的には大変好み。問題があって、物語があって、良い役者がいて、シンプルな演出がある。1本軸の上に理路整然と映画が作られているので、過去の出来事に詳しくなくても比較的楽しめるだろう。とにかく余計な素材も演出も無くて、問題点だけがしっかり据えられているの。
そしてなんと言ってもやはり、D・ストラザーンが良い、渋い、良い(笑)。タイトルにもなっているキメ台詞『Good night and good luck』の言い方、素敵過ぎるったらないのです♪
J・クルーニーの製作及び監督作品は、徐々に良くなっていると思うのね。やはりこの人映画人だわ。いつかアカデミー監督賞辺り獲りそうな気がする。
アメリカが、正義だなんだ!と声高に叫ぶと、どこか眉唾っぽい偽善者的な感じがしてしまうのだが(笑)、そこはグッと抑えて、純粋に『赤狩り』に対して戦ったという視点で観てみる(笑)。
実際にこのエド・マローという人は実に立派な経歴を収めた方なので、その辺は邪推しちゃいけないのです(してるのは私だけか(笑))。冒頭とラストにかけて語られるマローの意思、テレビ業界にかける憂慮と痛烈な批判。その先見の明には感服せざるを得ない。私自身感じている事であり、どこまで腐敗してしまうのだろう?という懸念もある。
身の薄いバカ騒ぎだけのテレビ番組も確かに必要だし楽しいが、世論を動かし、世の中に多大な影響を与えるメディア。その責任の重要性を真摯に捉えて、マローの意思を継ぐ側面を、忘れずに保っていただきたいもの。
この映画は、単に『赤狩り』の問題だけを提議しているのではなくて、そうした翳り行くテレビ業界に一石を、しかし謙虚に小さな一石をポチャンと投じたような気がした。しっかりとした小奇麗な作りに控えめな提議。この雰囲気が逆に、この映画の真直ぐな姿勢を表しているように思えて、鑑賞後、非常に清々しい気持ちになったのだ。
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ぽすれん『グッドナイト&グッドラック』紹介






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