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『赤ちゃんの逆襲』
- 2007/12/21(金) 19:58:21
〔仏/西〕MAUVAIS ESPRIT (2003)
監督:パトリック・アレサンドラン
脚本:パトリック・アレサンドラン/ロラン・シュシャン
ティエリー・レルミット/オフェリエ・ウィンテル/レオノール・ワトリング/ミシェル・ミューラー/フランソワ・レヴァンタル/マリア・パコム/クレマンティーヌ・セラリエ
建築家を志す35歳のシモンは・・・今はしがない路上の絵描き。ある時建設中の美術館を見つけたシモンは愕然とする。それは彼が学生時代に設計した建物だったのだ。自らの設計を盗まれたと思ったシモンは建設会社に乗り込む、社長のポレル氏と揉めた後、通りに飛び出してなんと車と激突死!しかも轢いたのはポレル氏だった。怨みを抱えたまま亡くなったシモンは、ポレル氏の息子として即生まれ変わる。そして赤ちゃんの立場から、父親に復讐しをしてやろうと目論むのだった。
はい、上のあらすじでちょっとおかしな箇所がありますかね。生まれ変わったシモンが復讐?そう、前世の記憶をしっかりと持ったまま、シモンは生まれ変わってしまうのだ。そして、最愛の息子を失った父ポレル氏は後を追って死ぬだろう、と予測したJr.(シモン)は、なんと生後間もなく自殺未遂を繰り返すのだ。
この・・・極端な発想がね、、、ちょっと痛々しい。確かに見た目は赤ちゃん、だけど胸のうちは立派な35歳の男、おまけに人生に何の楽しみもない奴の訳だが、何しろこの赤ちゃんが可愛いだけに、段々とげんなりしてくる。とにかくシモンがうざったい!余りにも被害妄想は過ぎるしネチネチしてるし、こんなうざい奴が傍にいたら心底堪らんなと。
復讐の基盤に余り正当性が無く、単にシモンの思い込みや、やり場の無い鬱憤を全てポレル氏にぶつけているよう。しかし思うのだが、ここまで卑屈なシモンのキャラクター、これはフランス流のコメディのセンスなんだろうなぁ〜。思うに、この卑屈さに、かの国の人たちは大笑いしそうだと(笑)。
コメディ要素としてはこの『復讐劇』だけなので、ある意味かなりブラックだと言えそう。だって、死のうとしている人・・・というか赤ちゃんを見て笑わそうとしてるんだものねぇ。この部分をあっさり受け入れてしまえば、ちょっとしたサブエピソードも含まれていて、ラストの閉め方もあっさりと面白く、まずまずの出来栄えだと思う。確かに・・・、フランスのコメディってどこか、痛い笑いが多いような気がするし、、、そんな中ではかなり、まともな部類なのかも?
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ぽすれん『赤ちゃんの逆襲』紹介
ジャンル:
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