難しい言葉

  • 2007/12/23(日) 23:17:06

最近の読書感想、いささか現実離れした作品が多い。実はこれにはれっきとした訳がある。

先日読んだ『文学』の薫り高い作品で、『邂逅』という言葉が出てきた。読み方は『かいこう』。読む事は出来る、意味も何となくは解る。
私の悪い癖なのだが、意味が何となく解る程度だと、良く調べもせずにそのまま放置してしまうのだ。しかも私が良く読む小説には、比較的そうした『小難しい』言葉が多く出てくる。この作品を読んでいた時は、ことさらにそうした小難しい表現が多くていささかうんざりしていた。そしてこの『邂逅』という言葉を見た時に、気になって辞書で意味を調べてみた。

邂逅=〔名詞として〕思いがけなく出会うこと。めぐりあい。
:三省堂提供「大辞林 第二版」より:

してこの作品の文中における、『邂逅』が出てきた文章は、大体こんな感じ・・・
『先だっての邂逅からこちら・・・うんぬんかんぬん』
そこでこの『先だっての邂逅』はどんなだったか?とページを脳内でパラパラ戻してみるならば、全く邂逅でもなんでもなくて、完璧に計算されて、偶然を装ったのでもない、強引な『出会い』の事を言っているのだ。

・・・『邂逅』じゃないじゃん・・・と脳内でポツリ。

な〜んでわざわざこんな難しい言葉使うんだろ?原書においてそれに相当する単語で表現されていたからなのか?単に訳者の好みなのか?そんな事を考えていたら、いきなりそうした作品を読む事に疲れを感じてしまったのだ。それはもう思いっきり、ウンザリしてしまったのだ。
そうした文学作品を読むのは、今だって嫌いじゃない。でも当分はもう飽和状態だ!といきなり思った。もちっと解りやすくて楽しい作品を読もう!と思ったので、手持ちの楽しげな作品を掘り出している。

いきなりこんな疲れを感じたのは、そもそも私のお脳が、ちょっと弱いからなのだと思う。ちなみに最終学歴は高卒。専門学校は中退。大学に行かなかったのは、ウチが貧乏だったから・・・などでは全くなくて、単にこれ以上2年無いし4年間も『勉強』する事に耐えられなかったからなのだ。それで両親を説得した。両親はアッサリ了承したのだけど(笑)。
あの時のゾッとする感覚は、今でもはっきり憶えている。冗談じゃない!これ以上勉強なんてしていられるか!12年間も我慢したのに、これで綺麗さっぱり縁を切ってやる!という気持ちだったのだ。
しか〜〜し!実は今読んでみたい本は、高校の頃の世界史の教科書なんである(笑)。今思い返しても、なんであの時、教えてくれる人がいたのに真面目に聞いておかなかったのだろう?と後悔する気持ちがちょっとだけある。

いずれまた『文学』作品を読む日が再開されるだろうとは思うが、今しばらくは、気軽に楽しめる作品に埋没していたい。我ながら残念なヤツだなぁとは思うのだが、難しい言葉にお付き合いするのは、ここ暫くはお休みだ。

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