『THE LAST DAY』

  • 2008/01/22(火) 23:10:47

〔仏〕LE DERNIER JOUR (2004年)
監督:ロドルファ・マルコーニ
脚本:ロドルファ・マルコーニ
ニコール・ガルシア/ギャスパー・ウリエル/ブリュノ・トデスキーニ/クリストフ・マラヴォワ/Melanie Laurent/Thibault Vincon/Alysson Paradis


クリスマス休暇で実家へ帰る途中のシモンは、列車でルイーズという少女と出会う。そのままルイーズを実家に連れて帰ったシモン。故郷で親友のマチューとも再会し、ルイーズと3人で出歩く内に、3人には奇妙な関係が出来てしまう。ルイーズに惹かれるシモンだが、ルイーズはマチューに感心があるようだ。そしてそのシモンの感情が、ある悲劇を招く事になる。

何かなぁ、私、切ないロマンス映画と勘違いして借りてしまった。この映画の少ない解説の『そこにはあまりにも悲しい結末が待ち受けていた。』という辺りから勝手に、ルイーズかサイモンのどちらかが不治の病かなんかだろうなと・・・(笑)。私も昨今の日本の感涙系恋愛映画にかなり影響されているみたいだ。
フランスはそんなに甘くない、そう、全く甘くないのだ。この映画のタイトル(ちなみにアメリカでのタイトルをそのまま日本でも使っている)、直訳すれば『最後の日』。観終わった時、『あ〜なるほど』とタイトルの意味を実感した。上手いのかどうかは良く解らない。そこまでは必要ないじゃない?という感じ。話の流れから考えると、ラストの比重が重過ぎる気がした。
『冗長』、私がこの映画を1言で表わすならまさにこの言葉がピッタリ!105分の映画なのだが、とにかくダラ〜っと長く感じた。印象的な風景や台詞の無いキャラクターの行動などで、深い精神性や芸術性を出そうとしていたのかも知れないが、正直逆効果?と思えた。無駄なアップがあるかと思えば、変に軽い雰囲気もあり、そのくせ無意味にシリアスにはまり込んでいたりする。バランス感が悪い。
ただし!G・ウリエルがまぁ綺麗!あら綺麗!とんでもなく綺麗(笑)。私この役者、美形だからというので好きなのではなく、むしろ気になる役者だったのだ。美形ではある、確かに綺麗だ。女装でもさせたら、ゴツイなりに綺麗だったガエル・ガルシア・ベルナルなんぞ目じゃないぐらい、いや、普通の女性より格段に綺麗になるだろう。そのままスーパーモデルにもなれるんじゃないか?と思えるほどなのだが、幼少の頃につけた傷が僅かに頬に残り、それが大きなエクボのようになっている顔が、印象深さを決定付けているようにも思っていたのだ。
彼が弱冠20歳の頃のこの映画、この監督(男だけど)、G・ウリエルが単に撮りたかっただけなんじゃないの?と思わせるほど、彼だけがやたらと美しく撮られている(笑)。
思えば彼の映画、変な役ばかりだもんなぁ(笑)。『ハンニバル・ライジング』で結実したか?と思えるほど、良くも悪くも妙な役が良く似合う。汚れ役というのでもないが、普通じゃないのが似合うのだ。『パリ、ジュテーム』ですら妙な役だったしね。『かげろう』はそうね・・・?影がある役で、決して普通の好青年じゃないのは確か。それがまた良いのです。
んで、たまには・・・いや、初めて、普通の青年の役でも見てみるか?と思ったらこれじゃない。その美しさばかりに目が行っちゃうのね(笑)。今までの役選び、かなり正解と思われる。単なる美形俳優で終わっちゃ勿体無いし。しかし今回の役も、決して普通ではない。影もあるが、あんな事やこんな事、あんな格好、色々やらされてます(笑)。
という事で、G・ウリエルがとにかく好き!彼だけを観ていたいの!という女性には徹底的にお薦め。それ以外の方は、感受性がすこぶる豊かな方にのみ、お薦めできそうな映画だ。

THE LAST DAYTHE LAST DAY
(2007/10/26)
ギャスパー・ウリエル

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ぽすれん『THE LAST DAY』紹介

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