『ダイ・ハード4.0』【ネタばれ注意!】

  • 2008/02/13(水) 23:56:35

〔米〕LIVE FREE OR DIE HARD (2007年)
監督:レン・ワイズマン
脚本:マーク・ボンバック
ブルース・ウィリス/ジャスティン・ロング/ティモシー・オリファント/クリフ・カーティス/マギー・Q/シリル・ラファエリ/メアリー・エリザベス・ウィンステッド/ケヴィン・スミス


妻とは離婚し、愛娘には嫌われているNYPDの刑事ジョン・マクレーン。彼はFBIの要請で、3流ハッカーであるマット・ファレルを本部に連行する事になった。しかしファレルは何物かに命を狙われており、ジョンも勢い逃走劇に巻き込まれる。実はファレルは同時期に起こったサイバー・テロに知らず加担しており、その口封じのために狙われていたのだ。あらゆる公的機関を麻痺させるネットによる攻撃は、アメリカ全土を機能停止に巻き込み始めていた。

やりすぎだってば!いくらテロの一味を捕らえる為でも、戦闘機が街中を飛び回って、公道を走っているトラックにミサイルを何発もぶっ放したりしないって!道路をあれだけ粉々にしたら、税金を幾ら巻き上げても修繕費には足りないんじゃない?近くを走っている車にも良い迷惑。かなりの車が横転してたけど、そんな危険を平然と犯す政府なんか全く信用できない。
適度なド派手さは楽しいのだが、上記のような『やりすぎ!』な部分が多くてちょっと引いた。それもいささか長さを感じ始めた後半にかけてどんどんエスカレートしていくから、余計気になってしまう。第一、ヘリで飛んでる大勢の政府関係者に見つけられなかった敵の隠れ家を、どうしてトラックを爆破されて徒歩になったジョンがあっさり見つけられるの?辻褄とか理屈とか度外視の展開に、次第に笑顔も引き攣った。勢い的にはジェリー・ブラッカイマーの息がかかっていそうな感じね。
一応カムバック作品だが、それ程の違和感は感じなかった。B・ウィリスもまだ若いし(笑)、他の映画でもアクションめいた事をしているしね。堅物でアナログなジョンが、技術の最先端のテロに挑むという構図が面白いと思ったが、それよりなにより、映画撮影の革新的な技術の進歩を現実的に感じた。この作品に比べたら、前作までの豪快アクションなんて可愛いものだったのね・・・。とは言え、CGや特撮レベルは、さほど目を見張るものでもなかったのだけど。前作までと比べると、という観点から。
物語は親子の愛とかサイバーオタクの若者と頑固オヤジのあれやこれやと言った、かなりステレオタイプな単純さと、ネットを駆使してアメリカの動きを止めるという、およそ凡人には図りがたい内容の混じったもの。漠然と犯人側の指向は解っていても、その裏に隠された真意、過程の説明など、深い部分では全くついて行けない私がいる。とは言え、単純な部分には『ありきたり』と言ういささか冷めた見方もあったので、映画自体に複雑な感想が残った。
さてこの新作の監督は、R・ワイズマンか!この『やりすぎ感』も、吸血鬼メインならしっくりくるのにね。ただ、度肝を抜く内容をまとめあげる手腕は大したものだと思う、上手い事見せるなぁとは思えるのだ。
ドッジボール』を観て『なんだコイツ!微妙!!』と思い、意外にも『ハニーVS.ダーリン』で見てこれは良い!と気がついたJ・ロング。明らかに奇妙な役しか見ていなかったので、今回は初めてまともな・・・と言ってもオタク君だが(笑)、それでもかなりまともな役だった。私はどうもこういう、一見すると微妙な感じの役者が好みらしい。
そしてそして、『ガール・ネクスト・ドア』を観て気になっていたT・オリファント!新作『ヒットマン』はどうあがいても観る気になれないので、ここでたっぷり堪能。いや〜、素敵だったわ〜。
前作までは、『不死身の男』ジョンが死なないのは、その機転と運によるものだとすんなり思えたが、今回はもう『運』以外の何物でもないなと。機転もそりゃあったのだろうが、それ以上に恐ろしいほどの強運の持ち主だ。運だけでテロリストとの戦いに勝った男(笑)。宝くじでも買えば、100発100中で当たりそう・・・、あ、悪運が強いだけなのか?

ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組)ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組)
(2007/11/07)
ブルース・ウィリス

商品詳細を見る


ぽすれん『ダイ・ハード4.0』紹介

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

コメント投稿

管理者にだけ表示を許可する