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『エバン・オールマイティ』
- 2008/03/05(水) 00:11:56
〔米〕EVAN ALMIGHTY (2007年)
監督:トム・シャドヤック
脚本:スティーヴ・オーデカーク
スティーヴ・カレル/モーガン・フリーマン/ローレン・グレアム/ジョン・グッドマン/ワンダ・サイクス/ジョン・マイケル・ヒギンズ/モリー・シャノン/ジョナ・ヒル/ジョニー・シモンズ/グレアム・フィリップス/ジミー・ベネット
テレビのキャスターから下院議員へ転身を果たしたエバン・バクスター。彼は家族を連れて新天地へ引越した。自分は勝者だと自信満々のエバンだったが、初登庁の前夜、ついつい神様にお願いしてしまう、『世界を変えられますように』と。そのおかげか何なのか、エバンは神に見出され、やがて来る災難に向けて『箱舟』を作るように言い渡される。初めは否定していたエバンだったが、神様のちょっとしたいたずらから、本腰を入れて『箱舟』作りに挑む事になる。
どうせまぁ、単純に笑えるおバカ映画なんだろうと思っていたら、ちょっと馬鹿にし過ぎていたみたい。意外にも(笑)、家族で一緒に楽しめそうな、ソフトなコメディだった。むしろお子様大喜びじゃないかな?動物もたくさん出てくるし、子供が好きそうなギャグも満載。物語の複雑さやそこに込められたメッセージ、それらを暗示させる展開など大人向け要素もあるのだが、その辺りはいささか弱い印象。
なのだが!これはもう、M・フリーマンの起用勝ち。何でこの方って、重すぎず軽すぎずどんな作品でも演技の度合いを合わせられて、そのくせちゃんと個性もあって、そのくせちゃんとキャラクターになれているのかしら(笑)。おちゃめな神様を好演しているのだが、とにかくM・フリーマンが言うと台詞に重みがある。実際中々良い事を言っているのだけど、M・フリーマンだからなお更良い。肩肘張らずにこういう映画にたくさん出てくれるのも、M・フリーマンが好きな理由の1つだ。
S・カレルも中々良くて、控え目な演技や他の役者との絡みなど、調和を取るのが上手い役者だなと思った。単に騒々しくて、それがまたウケているコメディ役者が多い中で、この人は結構貴重な演技をする人かも?シリアスな演技も抑え目で、実際本当に二枚目だったりするから(笑)、上手い事そんな画面にはまる。
物語自体は、ここで全てのあらすじを書いてしまっても、ネタバレと言われないのでは?と思えるほど想像通り。ただ展開や演出のリズム感はとても良く、さほど時間も長くないので飽きずに最後まで楽しめる。
笑える部分も程良い制御が利いていたし、個性的なキャラクター達が面白く、役者陣にも抜かりは無い。実に気持ち良いぐらい型通りで、それが逆に成功している。しかし余りに正攻法過ぎなので、毒気はかなり抜けている。コメディとしては逆効果ギリギリのラインかな〜?結果的に印象はかなり薄いが、お薦めしやすい作品になっている。
CGに力を入れたそうだが、、、そこはいまいち過ぎ。ラストのスペクタクル?部分は全くの子供騙しで興が殺がれるというか、なんと言うか。このレベルの映画では大作クラスのCGは望むべくも無く、だったら他にやりようがあったのじゃないか?とか思っちゃったり。ラストを変えるとかね(笑)。無理しなくても十分面白かったのに。
果たして、エバンの作った箱舟は何に役立つのか?その根拠は何なのか?という、物語の基盤も実はちょっと弱い。本来なら重要な部分が多少弱くても面白いと言えるんだから、これってある意味凄い事だ(笑)。
![]() | エバン・オールマイティ (2007/12/13) スティーヴ・カレル.モーガン・フリーマン.ローレン・グレアム.ジョン・グッドマン.ジョン・マイケル・ヒギンズ.ワンダ・サイクス.ジョナ・ヒル.ジミー・ベネット.グレアム・フィリップス.ジョニー・シモンズ 商品詳細を見る |
ぽすれん『エバン・オールマイティ』紹介
ジャンル:
- 映画
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