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『恋人はゴースト』
- 2008/03/07(金) 00:13:50
〔仏〕JUST LIKE HEAVEN (2005年)
監督:マーク・ウォーターズ
原作:マルク・レヴィ
脚本:ピーター・トラン/レスリー・ディクソン
リース・ウィザースプーン/マーク・ラファロ/ドナル・ローグ/ディナ・スパイビー/ベン・シェンクマン/ジョン・ヘダー/イワナ・ミルセヴィッチ/キャロライン・アーロン/ロザリンド・チャオ/ロン・カナダ/ウィリー・ガーソン/ケリス・ドーシー
スタッフ・ドクターになるために、仕事尽くしの毎日を送るエリザベス。26時間もの勤務を終えて姉の家に向かう途中、彼女は交通事故を起こしてしまう。一方、何やら深い悩みを抱えたらしいデヴィッドは、月極契約のマンションに越してきた。酒と共に自堕落な日々を送っていると、そこに現れたのはエリザベス。しかも彼女は、半分『幽霊』になっていた。おまけにそこが自分の部屋だという以外、生前の記憶が殆ど無いエリザベス。口うるさい彼女にせっつかれ、デヴィッドは彼女の真実を探し始める。
いや勿体無い、こういう面白い映画がDVDスルーなんて。良くあるロマ・コメと同じようでいて、原作ありきの強みか物語もしっかりしている。印象が地味に感じられるのは、相手役がM・ラファロだからだろうな・・・。個人的には好きな役者である。あの憂いを帯びた瞳も、考えたらこうしたロマンス映画には合っていると思う。コメディ俳優としても、まずまず良い感じで面白かった。
のだがぁ〜、知名度や固定されたイメージ等から考えると無理がある気がするし、日本に於いての認知度は言わずもがな。スルーされるのも頷ける。『愛に悩む』男を好演していたのだが、なにせこういう映画にありがちな『甘いマスク』ではないからね(笑)。いや重ねて言うが、私はM・ラファロが好きである。顔だって結構嫌いじゃない。
ちなみにM・ラファロの1人演技はかなり上手い。デヴィッドにしか見えないエリザベスを相手にする芝居は、ここ最近観た透明人間相手の演技としてはピカ1で自然だった。こういう小技が上手い役者って、名バイ・プレーヤーになりがちよねぇ。。。
と言う事でこの映画、『ロマンティック・コメディ』とこだわらずに、単なる『コメディ・ドラマ』だと思って観れば良い。それで十分楽しめる、物語の堅実さがあった。
映画冒頭でエリザベスとデヴィッドをそれぞれ紹介し、その後の展開は幾つかのパートに分かれる。ロマ・コメ的単純なドタバタあり、エリザベスの真実を探るミステリあり、運命の相手を巡るロマンス・パートあり、大切な相手を想う、本当の自分を見つめ直すというシリアス、そして少しだけアクション・パートもある。
こうした展開が、きちんと順序良く、余り混ざる事無く全体にバランス良く当てはめられている。こうして様々な要素を無理なく詰め込めるのは、小説ならではの手法だと思っている。それを上手く映画の脚本に転換している辺り脚本も上手いが、その後の構成も上手いと思う。だから総体的にリズミカルで、飽きる事も全く無かった。
ただラストはね、2者択一の展開だなと思っていたら、私的には間違った方に行っちゃったか!と。残り時間を考えたら、うまくまとめるのは至難の業・・・と思っていたら、案の定何だか詰まった感じで残念。
ロマ・コメは主演女優が命!という事でR・ウィザースプーンは相変わらずキュートだし、早口で良く喋る女の役は天下一品だし(笑)。個人的には『理想の恋人.com』で気になっていた俳優、B・シェンクマンがまた観られて良かった。いや〜、嫌味っぽい役がとにかくお似合いで、必要な役者よねぇ〜、こういうタイプ。実際は結構二枚目なんだけどね(笑)。誠実な役は、むしろやらないで欲しいわ。
ロマ・コメと言ってみたり、普通のドラマと言ってみたり落ち着かないが、要は、主人公が比較的落ち着いていてドタバタ感も余り無く、周囲に自分がどのように見られているか?人生において必要な楽しみって何だろう?とか、生きていく上で欠かせない愛情の重要性とか、そういったちょっと考えちゃう事なんかを多分に含んだ、見所満載の美味しい映画だった、という事。お薦めできます。
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ぽすれん『恋人はゴースト』紹介
ジャンル:
- 映画
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