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子役の成長と自虐行為
- 2008/03/10(月) 19:32:56
私は時折、『あの子役は今!?』というテーマで、気になる子役の『その後』を勝手に調査している。きっかけは純粋な興味からだったが、やってみると意外にも、かなり精神的に痛い行為である事が判明した。普段は蓋をして、心の片隅に厳重に保管しているある種の感情が解き放たれ、それによって、私の安寧していた感情共が挙って大暴れして逃げ惑う、と言った感じ(笑)。
子役達の成長の早さに驚くと同時に、彼らにこれほどの変化をもたらした期間、私は自身になんらの変化も与えられなかったという不甲斐なさに憤り、彼等の成長を如実に見知る事で、過ぎてしまった時間の長さと重さを痛いほどに感じる、と言う事だ。
彼等は可愛いらしい子供から、精悍で艶やかな大人に成長したのに、私といったら何一つ変わっていない。精神的にも行動でも、全くと言えるほど変化が無いのに、子役達の変化と同じように、外見の変化は確実に現れているはずだと思うと、これまた居ても立っても居られない思いに駆られる。
可愛い子役だった彼等の出演する映画を観たのは、つい先日という気分だったのに、今目の前に現れた彼等は立派な大人、こんなパラドクス的な感覚に戸惑いながらも、ひたすら沸き起こる焦燥や憐憫と戦い、そうして大抵は打ち負かされる(笑)。かなりサディスティックな感覚ではあるのだが、時折こうして自分を苛める事が辞められない。かと言って、この苛めから何かしら奮起する起爆剤が得られるか?というと実は殆ど無く、私の精神はこっぴどく痛めつけられるだけで終わる。こうしたところから考えるに、恐ろしくマゾ的な感覚も共存しているようで、我ながら自分が恐ろしい(笑)。
常々感じる事なのだが、子役には『子役免罪符』が有るように思う。。役者では無く『子役』と言うカテゴリーにいる特権とでも言おうか。これは別に悪い意味では無くて、『子供らしさ』を存分に持っていると言い換えても良い。『子役=子供』という当たり前の概念が、彼等の拙さを魅力に変えている。大方の天才子役も、この『子役免罪符』を所持していると思うが、『天才』という敬称がついてしまうぐらいだから、彼等はこれを最大限に適応する術をも知っている。
そしてそんな『子役免罪符』を極限まで引き伸ばして活用したのは、ハーレイ・ジョエル・オスメントかと思っている。そんな彼も今や良い大人。『子役免罪符』は否応無く手放す頃合を過ぎている。もちろん私の『あの子役は今!?』の俎上に載せた事もあり、結果は、余りにも切なく衝撃的な画像によって幕を閉じた・・・。
現状最も長くがっちりとこの免罪符をホールドして手放さない子役、それは紛れも無くダコタ・ファニングだろうと思う。私が女の子より男の子の方を良く調べるのは、別に変な趣味があるからとかではなく(笑)、女の子の方が圧倒的に成長が早いからなのだ。『大人っぽくなる』のは女の子の方が格段に早く、比較的変化が目に付き易い。また、想定され得る限り、ほぼブレる事無く美しく育っていく。逆に言うと型通りで面白味は余り無く、どの子も惚れ惚れするほど美しい、という結論意外は殆ど無い。
そんな成長の早い『女の子』であるダコタ・ファニング。今年で14歳。成長著しい年齢のはずなのに!あの引きずる子供っぽさは如何なものか?十分に美人で才能も有るのだし、そろそろ子役脱却に向けて本格始動して欲しいもの。
さて子役というのは、どれほど子供時代に人気があろうとも、大人になってもその人気が持続するとは限らない。むしろ、過酷な大人俳優の運命が待っている場合が多い。子役出身という役者はかなりいるはずなのだが、ぱっと思い浮かぶ俳優が少ないのもその証拠かも。コリン・フェルドマン、コリン・ハイムのWコリンはどこへ行った!?ショーン・アスティンは、かなり微妙だが現在も健闘中。
しかし、ティーンの頃にしばしの冷却期間を設けた場合、軽く子役時代のイメージを払拭できる場合もある、ドリュー・バリモアの場合は環境が少し特殊だが、冷却期間は確かにあった。同じくE・Tのエリオットを演じたヘンリー・トーマスも、実は今でもしっかり活動しており、これが中々良い演技をしていたりもする。
むしろ逆に、『天才』などと騒がれずに子役時代を過ごした人の方が、長く役者として第一線で活躍していたりもする。実はレオナルド・ディカプリオのデビューも相当若い頃だし、クリスチャン・ベイルは『太陽の帝国』。イライジャ・ウッドは『わが心のボルチモア』、こちらは8歳くらいの頃だったかな?物凄く可愛いです♪
子役時代のイメージに付きまとわれながらも、頑張って一線で活躍する俳優もいる。ナタリー・ポートマンやクリスティーナ・リッチ等など。子役=純粋というイメージを払拭する為か、特にクリスティーナは頑張っている気がする(笑)。ナタリー・ポートマンも、捨て身の演技がこのところ続いているような・・・?
さてここで、子役からスタートして最も成功したと個人的に思う俳優。それはやはり、ジョディ・フォスターでしょうね。しかもこの方の場合、子役俳優が抱えるステレオタイプな悩みを全て克服して今がある。理知的で美しく、本当に素敵な女優さんです。
とまぁここまで、特殊なジャンル、しかし映画に欠かす事の出来ない『子役』について、日頃思っていた事をつらつら書いてみたが、『あの子役は今!?』で最後には欠かさず調べてしまう、個人的に注目株の“元”子役を紹介しよう。というか各人、調べた時にかなりの衝撃を私に与えた子役達でもあるのだ。。。
Harry Eden 1989生まれ
『オリバー・ツイスト』でオリバーを助けるドジャー役が記憶に新しいだろうか?私はこの時、明らかに『子役免罪符』を活用しているオリバーの傍らで、早くも『免罪符』を捨ててしまったような姿のハリー・イーデンに興味深々だったのだ。彼の存在感や演技は、既に大人の俳優として、プロとしてのそれだった。
映画を観終わって、主役オリバーそっちのけで彼の事を追跡調査したのを覚えている。これは子役として良い活躍を見せるはずだ!という妙な自信により(笑)。
その後『PURE ピュア』で偶然再見。『オリバー・ツイスト』より前の作品だが、この時でも既に、彼はプロとしての存在感があったのだ。自分勝手な大人達に振り回される、健気で、だけど大人びている複雑な少年像を実に自然体で演じていて、これはすわ恐ろしい役者になるぞ!と更なる自信を持つに至った。誠に勝手ながら人事ながら(笑)。
大きな瞳が非常に可愛らしい印象の少年なので、間違いなく美青年になるぞ!という危ない自信も膨らみつつ、、、意気揚々と調べてみたのだが・・・。う〜んこれどうも、確実に間違えた方向に邁進中。野暮ったくなってる〜〜〜!!!
せっかくショウビズ界にいるんだから、誰か軌道修正、してあげて。明らかに間違った指示に従って細い小道の奥まで入ろうとしてる!今叫べば間に合う、誰か呼び戻して!
しかしまぁ、レイフ・ファインズやダニエル・クレイグなどとも共演し続けているので、、役者としては順調という事か。まだ19歳、これからこれから、、、って事ね!?
Aaron Johnson 1990生まれ
『トムとトーマス』で1人二役を演じきったアーロン・ジョンソン。確かに可愛い顔をしていたが、これと言って特徴は無く。欧米だったら、当たり前にいそうな可愛い少年。成長したらより普通になって、2度とお目にかかる事も無かろう・・・と、大して記憶にすら残らなかったのに、、、突然目の前に現れた時は度肝を抜かれた。
確かに見覚えはあるものの、あの印象の薄い子役とは思えないほどの美青年ぷりに驚いたと同時に、上記した焦燥にどっぷり漬かった(笑)。あ〜、いやだいやだ、あんなアヒルちゃんがこんな白鳥に変身していく年月、私は一体何をやっていたんだろう・・・と、かなり落ち込んだのを覚えている。筋違いなのは解っているのだが(笑)。
ちなみ彼も、低予算ながら昨年アメリカで以外なヒットを飛ばした映画『The Illusionist』で、エドワード・ノートンの子供時代を演じているらしい。こちらも今夏、日本で公開されるのでぜひご確認を。イギリスのドラマ界ではすっかりティーンのアイドルになっているらしく、人気の程も上々。どうやらこちらも、今後お目にかかる機会が増えそうな役者に成長していたのである。
Nicholas Hoult 1989生まれ
これが一番びっくりした。人間ってこんなに変化するのか!と(笑)。
『アバウト・ア・ボーイ』で、妙な毛糸の帽子を被っていた少年を覚えているだろうか?なんだかムチムチで、漫画みたいな顔した少年だなぁと私は思っていた。コイツの未来は見えたね、絶対おデブ俳優だと、主人公の親友が関の山だと、いやいや、そんな役者こそ長い息で頑張れるのよ!と・・・。
いや〜、毛虫って蝶になるんだなぁ〜と、つくづく(笑)。もう本当にびっくりしちゃって、思わず『はぁ?』と叫んでしまった。こういう子供を見る目の無さが、母になれない欠点を浮かび上がらせているよな気すらする。
今現状で、奇しくも全てイギリス出身の今回紹介した3人の中で、本国での人気はこのニコラス・ホルトが一番高いものと思われる。何せ情報が豊富に拾える。先に紹介したハリー・イーデンと同い年ではあるが、なんだか既に男の色気すら匂わせているような、、、ああ、あんなおぼこい少年だったのに、、、これもまた、私の激しい焦燥を喚起させられ、かなり長い間落ち込んだ要因を作ってくれた。彼が毛虫から蝶へと成長した期間、私はた無駄に老いたのねと、とにかく再起不能というぐらい凹んだ(笑)。
こちらも今後の活躍は期待できそうで、得にアメリカ映画への進出が進んでいるらしい。手早くは『ニコラス・ケイジのウェザーマン』あたり。私も近々確認してみる予定だ。果たして、役者としても蝶に変身しているのか?期待したいものである。
ジャンル:
- 日記
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