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『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』
- 2008/03/13(木) 23:43:46
〔米〕CECIL B. DEMENTED (2000年)
監督:ジョン・ウォーターズ
脚本:ジョン・ウォーターズ
スティーヴン・ドーフ/メラニー・グリフィス/エイドリアン・グレニアー/アリシア・ウィット/ラリー・ギリアード・Jr/マギー・ギレンホール/ジャック・ノーズワージー/マイケル・シャノン/ケヴィン・ニーロン
ボルティモアで行われるプレミア上映会に訪れた、人気女優ハニー・ホイットロック。その会場で、彼女は映画好きのテロ・グループに誘拐されてしまう。セシル・B・ディメンテッドを筆頭としたそのグループは、資本主義に毒された大作映画と対決するべく、ある映画を製作する予定だった。制作費ゼロで究極のリアリティを追求したその作品の主役に、ハニーを迎えるための誘拐だった。かくして、誘拐犯として追われる傍ら、映画製作に取り掛かる一行。究極のリアリティのため、ゲリラ撮影に乗り出して行く。
『映画がそんなに好きなのか!?』、この作品のキャッチコピーのように、映画が無類に好き!映画に関わるあらゆる事に興味があって楽しめる、というのでもなければ、全くもってお薦めできない。いや、ハッキリ言うなら、とんだ駄作としか思えないだろう。
そんな私はどうだったのか、というと・・・?私がこの作品を借りたのには、れっきとした理由があるのだ!S・ドーフとA・グレニアーが観たかったから♪それ以外の理由は『一切無い!』と断言出来る(笑)。こんな風にでも、どんな風にでも『映画』を楽しめるなら良いが、B級映画好きなら更に楽しむ要素が多いだろうと思う。
というわけで、私は概ね満足。概ね?かなり満足!M・ギレンホールは可愛いし、またしても突飛な役だし(笑)。久し振りにM・グリフィスも観られたし♪しかもですよ、S・ドーフとA・グレニアーが1つの画面に収まって、台詞まで言い合っちゃうなんて(笑)。私にとっては1作で二度美味しい、お腹一杯状態なわけ。文句無く。
さて物語は?というと、単純には『B級vsA級』といった感じかな。拝金主義を打ち倒す!とか威勢は良いが、彼らが認める映画ジャンルとしては『カンフー・アクション』『ポルノ』あともう1つ・・・忘れた(笑)。何だったか、男臭い感じだったと思うのだが?男臭いというかオタク臭い感じ?万人には愛されないがマニアが根強いという、B級の世界観に対する短絡思考を見事ジャンルで表してる。
で結局、そんなある意味『報われない』映画達を味方につけたセシル達、彼等が忌み嫌って狙う作品のどれもが、現実の映画のパロディなのだが、、、ちょっと待ってよ?そもそも元映画自体も『大作A級』とは良い難い気が・・・?となると、B級対B級?確かにパクられている作品はどれもそれなりのヒット作で、『拝金主義』というならさもあらん。となると、そこに闘いを挑んだ辺り、深いといえば深い(笑)。
ネタにしている映画とかジャンルとか、セシル達の無茶苦茶な言い分とか行動とか、映画全体の無軌道振りとか、大概が紋切り型だし意味も無いのだが、切り刻んで考えれば、映画好きには結構楽しめるネタが隠されている。
B級愛好家の方は、セシルの撮った映画を観たい!と思う方も多いはず。もちろん私もその1人(笑)。思いっきりつまらなそうだが、観てみたい!こういうところから、カルト人気というのは発生するのかも?それにしても、結局最後に『儲け主義』が得をして終わっているようなエピソードが気になった。あれはちょっと、何が言いたいのか解らなかった。何も考えていないというなら、脚本としては最低だな。
余りにも型通りな展開や設定は頂けなかったけど、監督やりたい放題やったな〜と苦笑い。鑑賞後、なんだかの意味がある振りを装った特典映像で濁す事が最高の野暮、という気がしないでもないが、久し振りのS・ドーフを特典映像でもたっぷり堪能(笑)。
それにしても『Demented forever』の歌が、頭から離れなくて困っている・・・。
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ぽすれん『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』紹介
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