『プリンセス・アンド・ウォリアー』

  • 2008/03/15(土) 11:44:41

〔独〕DER KRIEGER UND DIE KAISERIN (2000年)
監督:トム・ティクヴァ
脚本:トム・ティクヴァ
フランカ・ポテンテ/ベンノ・フユルマン/ヨアヒム・クロール/ラルス・ルドルフ/メルキオール・ベスロン/ルドガー・ピストール/ジョニー・クリメック


精神病院の看護師シシーは、町に出かけて交通事故に遭ってしまう。大型トラックの下に入って身動きが取れなくなっていた時、ガソリンスタンドを襲って逃走中の男、ボドに命を助けられた。それ以来ボドの事が忘れられないシシーは彼を探し出すのだが、素気無くされて傷つけられただけだった。しかし、ある事件をきっかけにボドとシシーは急接近し、それがきっかけで2人の運命も大きく回り始める。

今では最愛のティム・バートンを抜きそうなほど・・・、いや違うな、ティム・バートンはその作品世界の全てが好き、とにかく愛してしまうのが彼の作品。トム・ティクヴァの監督作品は、『信頼が置ける』という表現がぴったりかも。
私の感性における完成度の高さは(ギャグじゃない)ピカ1で、とにかく観ていて安心すらしてしまう。かつ、緻密に練り上げられた脚本を完璧に映像化する卓越した技術、これもまた、観ていて嬉しくなる監督である。物語の持つメッセージの巧みさ、楽しませるエンターテイメント性、双方の質が高く隙が無い、実に素晴らしい監督なのだ。
でこちらは、その監督の未公開作品。未公開・・・それにはちゃんと訳がある・・・?のかも知れないねぇ・・・。
とにかく、話の規模の割には長い!長いと感じてしまったのには、私の側の手落ちもある。時間が無い中で、勝手に『90分くらいだろう?』と決め付けて観始めたら中々終わらず、時間が無い焦りも手伝って、きちんと映画に集中できなかった。
それにしても、ディレクターズ・カット版じゃないよね?と疑問に思うほど、色々な手法、展開、要素がてんこ盛り。詰め込んだねぇ〜、とにかくギッチリ溢れそう。もう少しスリムになろうとも思うのだが、あの監督がこれで良しとしたなら、従おうじゃないの。
一言でこの映画を表すなら『トム・ティクヴァ見本市』、全てを観た訳ではないが、私がこれまで観た監督のあらゆる要素が垣間見られた。トム・ティクヴァってこんな映画撮りますよと、そのままプロフィールに付けられそうな・・・。
物語においては・・・格別な感想はないねぇ・・・。特に真新しくも無く、長い時間に流されて感慨も薄れたというか。なるほどねぇ、納得、納得、と言うぐらい。
さて、ドイツ映画では良く見かける(私が観る部類では)F・ポンテ。個人的にはこの方のはまり役は『ラン・ローラ・ラン』のローラであったと思っているので、役者自体に持つイメージもあの雰囲気に近いのだが、今回は『可愛らしい女性』を・・・熱演、しているから、なんだか微妙に、、、合わない。ドイツ風美女はあんな感じなのかな?今回見ていて思ったが、ハーレイ・ジョエル・オスメントにちょっと似てる(笑)。
シシーのお相手、影のあるボドを演じた役者、美しい瞳が印象的な美形さんじゃないの!と思ってウキウキと。しかしどこかで観た事がある。この役、もう少し作品が古ければティル・シュヴァイガーが演じても良さそう?という印象を与える役者なのだが・・・。B・フユルマン、どこかで聞いたような、調べてみると、最近の画像も以前に見た様な?
・・・『戦場のアリア』出演・・・?あ、、、え!?(“え”に濁点が付いた勢いをご想像下さい)あのオペラ歌手?ウソ、、、酷すぎる、、、印象が違い過ぎ、おっさん臭くなって〜、と思ったが、この作品は8年も前のもの、実はこの役者、私と同じ年だった。同い年の人が妙に年を取ったなぁと感じると、それが自分にも当てはまるのだと痛感する。
全く映画に関係の無いオチが付いてしまって恐縮なのだが、私にとっては観る価値のある映画だった。この監督や役者陣が好きなら、観て差し支えないだろうと思う。それ以外の方は、似たお話でもっと短くて観易い作品が他にも沢山あるので〜、という感じかな。

プリンセス・アンド・ウォリアープリンセス・アンド・ウォリアー
(2007/09/07)
フランカ・ポテンテ.ベンノ・フユルマン.ヨアヒム・クロール.ラース・ロドルフ.ルドガー・ピストール

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ぽすれん『プリンセス・アンド・ウォリアー』紹介

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